かっぱのあしあと

美しい生命力 




繰り返すようですが、今年の桜は本当に早い。
咲くのも早かったけど、散り始めも早い。
一週間の間に景色が一変してしまいます。
今週も見頃を期待した場所で、何度も桜吹雪を見ました。
目の前で花びらが舞う光景に、どうしようもない焦燥感と
切ない気持ちで春が行過ぎるのを見送るだけです。

植物は葉に陽を受けて光合成を行って養分を作ります。
しかし染井吉野などの植物は、葉を出す前に花を咲かせます。
しかも視界を白く染めるほどの大量の花で埋め尽くします。
これほど多くの花を開かせるエネルギーはどこから来るのでしょう。
チューリップなどのような球根はなく、冬の間は枯れたような
幹と枝だけなのに、どうして桜は葉より先に花を咲かせるのでしょう。
そして短い花の命を散らせてから葉を出して夏を迎えます。

桜の多くは受粉で実を付けて種で繁殖することはありません。
枝を接木して出来た苗を植えて増えてゆきます。
ならば、どうしてそこまでして花を咲かせるのか。
そのためのエネルギーをどこかに溜めておいて、
一気に放出させる理由は何なのか、桜に聞いてみたい気もします。



身延町
2018/3/26 10:19 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
104mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/400秒 +0.3EV) WB:5300K ISO:200 Natural 身延町



身延町
2018/3/26 10:13 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 7-14mm F2.8 PRO
14mm相当 絞り優先AE(f/8.0 1/1000秒 +0.0EV) WB:6000K ISO:200 Natural 身延町



身延町
2018/3/26 8:24 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 7-14mm F2.8 PRO
14mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/5000秒 +0.0EV) WB:5300K ISO:200 Natural 身延町



身延町
2018/3/26 8:34 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
300mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/2000秒 +0.7EV) WB:5300K ISO:200 Natural 身延町



身延町
2018/3/26 9:53 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
114mm相当 絞り優先AE(f/5.6 1/250秒 +0.0EV) WB:5300K ISO:200 Natural 身延町



この身延町久遠寺界隈には、樹齢200年から400年と言う
古い枝垂桜がたくさん花を咲かせています。
400年前といえば日本は江戸時代初頭です。
それから約400回も花を咲かせ続けているわけです。

毎年花を咲かせ、散ったら葉を出し、来年の開花に備えます。
自然は黙々とそれを繰り返し、人類より遥かに永く
生長しつつ生きながらえることができてきました。
でも人類は毎年違うものを求めてはいるものの
欲望や感情に突き動かされては一向に進歩しません。
自然に学ぶ姿勢と心を捨てた人類に未来は無いでしょう。



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満開一万回 




今日、ようやく静岡にも染井吉野の満開が宣言されました。
平年に比べ7日早く、昨年比では15日も早まりました。
TV番組でも「記録的な暖かさ」「異常高温情報」などと
伝えられ、一気に満開の景色が広がりつつあります。
開花宣言が18日でしたので、満開まで10日、
思っていたより日数がかかったかなという印象です。

しかしここからは葉桜になって散り始めるまで早そうです。
各気象情報サイトの予想でも、この週末には満開か
場所によっては見頃を過ぎるかもしれないようです。
これほど高温の状態が連続すれば当然ともいえますが、
連日の決算業務で深夜帰宅が続くので、
ようやく4月になったのならゆっくりと楽しみたいものです。



はままつフラワーパーク
2018/3/25 11:02 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
180mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/800秒 +0.7EV) WB:5300K ISO:200 Natural はままつフラワーパーク



はままつフラワーパーク
2018/3/25 11:33 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 7-14mm F2.8 PRO
14mm相当 絞り優先AE(f/5.6 1/640秒 +0.7EV) WB:5300K ISO:200 Natural はままつフラワーパーク



はままつフラワーパーク
2018/3/25 11:47 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
24mm相当 絞り優先AE(f/6.3 1/160秒 +0.0EV) WB:5600K ISO:200 Natural はままつフラワーパーク



はままつフラワーパーク
2018/3/25 12:16 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 7-14mm F2.8 PRO
14mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/2000秒 +0.7EV) WB:5300K ISO:200 Natural はままつフラワーパーク



はままつフラワーパーク
2018/3/25 9:43 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
170mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/800秒 +0.3EV) WB:5000K ISO:200 Natural はままつフラワーパーク


昨日3月27日は「さくらの日」なんだそうです。
日本さくらの会が1992年に制定、七十二候のひとつ「桜始開」の
時期でもあり、「3x9(さくら)=27」との語呂合わせとか。
確かに桜が見頃の時期に重なるとはいえイマイチ
知名度が低いというか、私も当日まで知りませんでした。

できることなら3月末の一番忙しい時ではないほうが
さくらの日だからお花見しよう的なムードが高まる気もします。
ところで染井吉野の開花について、気になる記事を目にしました。
詳しくは次回にて。



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地球と言う名の宇宙 




3月14日、「車椅子の物理学者」として知られる
スティーヴン・ホーキング博士が亡くなりました(76歳)。
ALSを発症しながら、急速に進行が弱まり長きに渡って
理論物理学で数々の功績を残したとされています。

あくまで「理論」を進める役割で、実証されるのは
何十年先か何百年先か分かりません。
また「車椅子の~」だからと特別視されがちですが、
数多くの同様な物理学者の中の一人であって、
その意味でもノーベル賞のような大きな受賞には恵まれていません。

氏の有名な言葉には、「人類は100年以内に宇宙へ移住する」とあります。
現在人類は人口爆発、核戦争、新種ウイルス、気象変動、AIの暴走、
そして小惑星の衝突など様々な危険に晒されていると言います。
そのため近い将来までに他の惑星への移住をしなければ絶滅すると。
しかし人類はまだ月以外の天体へすら到達できていません。
火星への移住どころか探査もまだ遠い未来でしょう。

何より、それらの危機があったとしても、避けられる可能性は残されています。
さらに危険とコストをかけてまで宇宙へ飛び出すのは得策とはいえないと思います。
むしろ近未来には、AIを搭載したロボットが、人間に代わって
宇宙探査や実験を行うために宇宙へ飛び出すだろうと思います。
その方が遥かにコストもリスクも軽減するし、ロボットなら
食料も睡眠も要らないし、無事に地球へ帰還させる必要もありません。

宇宙への旅というのはとてもロマンがありますが、
恐らくSFで描かれるように巨大な宇宙船に大勢の人が乗って
宇宙を駆け回るということは無いのではないかと私は考えます。



浜名湖ガーデンパーク
2018/3/12 10:15 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
300mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/1600秒 +0.0EV) WB:5300K ISO:200 Natural 浜名湖ガーデンパーク



浜名湖ガーデンパーク
2018/3/12 10:55 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
80mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/800秒 +1.3EV) WB:5000K ISO:200 Vintage 浜名湖ガーデンパーク



浜名湖ガーデンパーク
2018/3/12 11:14 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO + MC-14
420mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/400秒 +0.3EV) WB:5800K ISO:200 Natural 浜名湖ガーデンパーク



浜名湖ガーデンパーク
2018/3/12 10:47 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
260mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/1000秒 -0.7EV) WB:6000K ISO:200 Natural 浜名湖ガーデンパーク



浜名湖ガーデンパーク
2018/3/12 12:09 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 60mm F2.8 Macro
120mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/2000秒 +0.7EV) WB:4000K ISO:200 Vintage 浜名湖ガーデンパーク



もうひとつ、人類が宇宙へ飛び出さない方がいい理由。

個人的には、宇宙と富士山は似ていると感じます。
人間が土足で踏み込んではいけない神聖な領域だと思うのです。
私は、富士山へも調査や信仰以外での登山に反対だし、
同様に興味半分での宇宙探査もすべきでないと考えます。

何より宇宙は、人類にとってあまりにも過酷な世界です。
探査とか移住などという甘い挑戦は簡単に弾き飛ばされます。
そして人類は、過去の地球の歴史に見られるように
絶滅するか進化を遂げるかしながら結局地球でしか生きられないのです。




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きっと何か見つかる 




伊豆半島というのは、もともとグアムなどのような海底火山の集まりで、
フィリピン海プレートの活動で日本列島にぶつかり、今でも押し付けられています。
火山島ということで、全体が山地で構成されていて平地はほとんどありません。
そのため漁業や観光業ぐらいしか目だった産業がありません。

観光業は様々な外的要因で激しく業績が変わる問題があります。
過去には伊東沖での群発地震で客足が遠のきました。
最近なら東日本の震災に伴う計画停電などの影響や
自粛ムードもあって、7年前には大きな打撃を受けています。

それでなくとも昭和の観光ブームが去った後の対応に遅れ
なかなか回復しきれないまま活気が戻りきれずにいます。
どうしたら伊豆が元気になれるのか、大変難しい問題です。
昨今のインバウンドブームでも、伊豆は素通りされがちです。



河津桜
2018/3/4 10:31 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
300mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/1000秒 +0.3EV) WB:5300K ISO:200 Natural 河津町



河津桜
2018/3/4 9:58 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
212mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/1000秒 +0.3EV) WB:5000K ISO:200 Vintage 河津町



河津桜
2018/3/4 10:10 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
300mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/320秒 +0.0EV) WB:5000K ISO:200 BleachBypass 河津町



河津桜
2018/3/4 11:15 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
80mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/320秒 +1.3EV) WB:4500K ISO:200 Vintage 河津町



河津桜
2018/3/4 8:30 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
212mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/1250秒 -0.3EV) WB:5300K ISO:200 Natural 河津町



問題点のひとつに交通の便があるでしょう。
高速道路は勿論無く、山の中を走るクネクネ道しかありません。
現在伊豆縦貫道が建設中ですが、下田まで開通するのは
恐らくまだ10年ほど先になると思われます。
これが開通しないと観光バスも走りにくく、今回の
河津桜まつりのような時には大渋滞が起きてしまいます。

また平地が少なく道路も狭いためにそれぞれの集落や港同士の
交流が希薄で、個々の観光地が単独でイベントなどを行っています。
しかし観光客からすれば、伊豆全体を大きなひとつの観光地として
捉えて様々なポイントを楽しみたいのではないでしょうか。
そうしないと宿泊客も増えないし、新たな魅力も増えないかと。

まだまだ伊豆には素晴らしいコンテンツがあります。
温泉や鮮魚は勿論、独特な生態系の自然や素晴らしい景観、
また温暖で静かな環境を求めて移住する人もいるようです。
案外「宙」もいいので星空ポイントとしても人気が出ています。
いきなり急には昔のように戻れないかもしれませんが、
ゆっくりと着実に元気を取り戻して欲しいと思います。


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時計仕掛けの桜 




河津桜は昭和30年頃に偶然住民の飯田氏が
見つけて現在の場所に植えたのが始まりです。
昭和40年代から一気に増殖させ町内各地に植えられました。
まだその「原木」は存在するため樹齢は不明ですが、
およそ70年程度と予想されています。
つまり現在川沿いに咲く河津桜の並木はあと20年ほどで樹齢を迎えます。

さらに間隔を詰めて植えられたため、風などで
枝同士が擦れ傷んだり病気に感染する被害も見られます。
それなら新しい苗木に植え替えればいいのですが
ここで大きな壁にぶつかります。

1997年に改正された河川法では、堤防や護岸に
あたらな樹木を植えることが禁止されています。
枯れ木の根から浸水し堤防の決壊を起こす可能性があるためです。
そのため樹勢の衰えた桜を植え替えることが出来ず、
川沿いの並木はこのまま枯れてしまうのを待つしかありません。

それでは河津町の観光に大きく影響してしまいます。
そこで川沿いでない市街地や駅周辺などに植樹し
町全体を桜色に染める計画も検討されています。
しかし河津桜といえば川と並木のイメージが強く
また今から植樹しても大きくなるには数十年かかります。
今ある木を生き延びさせる対策とともに、タイムリミットの
迫る問題への喫緊の対応が望まれています。



河津桜
2018/3/4 9:01 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
24mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/250秒 +1.7EV) WB:4500K ISO:200 Vintage 河津町



河津桜
2018/3/4 9:08 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
300mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/400秒 +0.3EV) WB:6000K ISO:200 Natural 河津町



河津桜
2018/3/4 9:59 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
300mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/320秒 +0.3EV) WB:5800K ISO:200 Natural 河津町



河津桜
2018/3/4 11:29 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 60mm F2.8 Macro
120mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/125秒 +1.7EV) WB:5800K ISO:200 Natural 河津町



河津桜
2018/3/4 10:42 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
300mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/1600秒 +1.0EV) WB:5000K ISO:200 Vintage 河津町



実際に行って見るとわかりますが、川沿いの遊歩道はかなり狭く、
この日のような混雑では擦れ違うのもやっと、スマホで撮影のために
立ち止まれば渋滞が起きるほどの酷い混雑振りです。
平日はそれほどでもないものの、ゆったりと楽しむには
もう少し広い場所や遊歩道が欲しくなるのは確かです。

あくまで個人的な考えなのですが、
川沿いに固執することなく、町の至る所に咲かせた方が
見物客も歩きやすいし、今後さらに先のことも含めれば
植え替えも管理もしやすいのではないかと思います。

河津町はこれといった産業はなく、観光に依存しています。
しかもこの時期で年間の観光収入の7割を超えます。
これまでも花の町を謳い文句にPRしてきたものの、
花菖蒲園は昨年閉園し、バラ園も経営難です。
「脱桜」を目指すとはいえ打開策もなく先行きが不安です。

それだけに急いで河津桜を永く咲かせる方策を講じて
行動を始める必要に迫られています。




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