かっぱのあしあと

長寿と繁栄を 

先月の27日(米国時間)、俳優・映画監督などで活躍した
「レナード・ニモイ」氏が肺疾患で83歳の生涯を終えました。

ニモイ氏といえば「スタートレック」(邦題:宇宙大作戦)での「スポック」役が有名です。
スポックは「バルカン人」の父と地球人の母の間に生まれた混血でした。
そのことを子供の頃から仲間のバルカン人らからなじられ、
大人になってもなお最大の悩みとして自己と戦っています。

バルカン人は元来強烈な感情を持つため、強い自己抑制を学んでいます。
スタートレックでのスポックは、むしろ無感情で冷徹に描かれています。
そのため、感情を隠さない地球人(カーク船長など)としばしば衝突もします。
バルカン人は日本人をモチーフにしていたとされているのもうなずけます。

しかし半分は地球人の血を受け継いでいることもあって、
次第に地球人らとも打ち解け、さらに深い友情を築くことになります。
当初は地球人を「非論理的だ」と見下したところもありましたが、
後にはむしろ地球人からさまざまなことを学び、自らを犠牲にすることもありました。
ニモイ氏の抑えた演技は素晴らしく、新たな異星人像を作り出しました。


スタートレックが放送されたのは1966年から。
当時はまだ人種に対する偏見や差別も強く、スポックが混血であることを
悩み続ける設定にも大きな反響と議論を呼びました。
一方で、エンタープライズ号の船内には様々な人種が共存し信頼しあい、
国境や人種差別のない世界を描いていることも大いに話題になりました。
当時はまだ黒人の立場が低かったにもかかわらず、黒人それも女性が
ブリッジで通信仕官(ウフーラ大尉)としてレギュラー出演するのも異例でした。

スタートレックの世界では、少なくとも自陣営の中では人種や国境や
貨幣経済といった現代の世界観を形作る基礎的な価値がなく、
信頼や話し合いといった融和路線が描かれています。
ただし異なる勢力や異性人同士の対立といった図式が残るのは
アメリカのドラマならではなのではないかと思われます。

そんな中でバルカン人は故郷の星を失い、スポックも母を失い、
親友であるカーク船長を(一時的に)失うに至って感情を爆発させます。
しかし長いTVシリーズや数々の劇場版において、スポックは異端として
描かれながらも、仲間との信頼や共栄を伝える重要な役を務めました。
スタートレックのような境のない世界はいつになったら実現できるのでしょうか。


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2015/2/23 10:41 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
240mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/1250秒 -0.7EV) WB:5800K ISO:200 Natural 洞慶院


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2015/2/23 9:23 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
80mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/160秒 -1.0EV) WB:5300K ISO:200 Vintage 洞慶院


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2015/2/23 10:16 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO + MC-14
420mm相当 絞り優先AE(f/4 1/640秒 +1.0EV) WB:5500K ISO:200 Natural 洞慶院


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2015/2/23 9:29 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
80mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/125秒 -0.3EV) WB:5500K ISO:200 Natural 洞慶院


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2015/2/23 11:22 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
284mm相当 絞り優先AE(f/3.2 1/500秒 +0.0EV) WB:6000K ISO:200 Natural 洞慶院


スタートレックは数々の人気キャラクターを生み出しました。
惑星連邦側のキャラクターでは、やはり異性人の描き方が特異です。
その中でもスポックはTVシリーズ、劇場版を通じて最も多く出演しています。
クルーが一新された最近の劇場版でも、サプライズとしてニモイ氏が配役され、
新旧(新スポックはザッカリー・クイント)スポックの競演も実現しました。

オリジナルのTVシリーズでは、既にドクター・マッコイ役のデフォレスト・ケリー、
機関士スコット役のジェームズ・ドゥーアンが亡くなっています。
しかしこれほど長くシリーズが続き、多くの作品が作られている物語はありません。
「宇宙、それは最後のフロンティア。。。」から始まる各ストーリーは、
アメリカ人のフロンティア精神をくすぐり、無理難題を次々と英知で
乗り越えるスペクタクルはドラマ史上に残る名作です。

ミスター・スポック、そしてレナード・ニモイ氏にご冥福を。


【フォトマスター検定 準1級:共通問題】より 第33問

次の文章を読んで、(  )に入る正しい言葉を(1)~(3)の中から選べ。
「光を分類する場合には、いくつかの分類法がある。『定常光』と『閃光』に分けた場合、
『定常光』は、太陽光や一般的な照明のようにその場にあって明るさの変化がない
(変化の度合いが少ない)光のことであるが、『閃光』とは、(  )のことである。」

(1)花火やストロボ(スピードライト、フラッシュなどともいう)光など瞬間的な光
(2)懐中電灯や車のヘッドライトなどの限られた方向だけ向いている光
(3)蛍光灯やLEDなど高速で点滅を繰り返している光

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はんべさん

一枚目のお写真
フォーカスされた梅の花が背景暈けで造られた梅の花の中
溶け込んでいくかのようです

二枚目のお写真
滴の中 蕊が映りこんでいます
それは美しいです

最後のお写真
一輪ゆえの 愛らしさなおさら感じます
背景との色調の同化 素晴らしいです

りら #sSHoJftA | URL | 2015/03/02 06:19 * edit *

Re: はんべさん

> 一枚目のお写真
画面全体を同じ色で埋めてみるのは結構好きでよくやります。
あんまり光が強いとコントラストがきつくなるので、
光の和らいだ時を狙って撮りました。

> 二枚目のお写真
今にも落ちてしまいそうな滴に注意しながら沢山撮りました。
ホントに雨上がりってテンションが上がってしまいます。
雨が上がってから時間が経ったり風が吹くと撮れないチャンスでした。

> 最後のお写真
こちらもお得意の前ボケです。
梅や櫻はどう撮ればいい写真になるのかいつも悩みます。
いろんな少ない引き出しをひっくり返してみるのですが、
かといってテクニックに走ったりフォトコン向けみたいな
撮り方も好きではないので常に挑戦の日々です。

はんべ #- | URL | 2015/03/02 21:36 * edit *
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