かっぱのあしあと

通にもII ~ オリンパス E-M5 MarkII 試写星景編 

オリンパスE-M5 MarkIIですが、ボディのみが
かなり売れているらしく、レンズキットなら即納状態のようです。
既存のOM-Dユーザーの買い替えや買い増し需要が伺えますね。

私は防塵防滴になった高倍率ズームレンズも欲しかったので
M.ZUIKO 14-150mm F4-5.6 II のキットで購入しました。
もっとも、E-M5IIのポテンシャルからすれば、ハイレゾショットでなくても
「PRO」レンズや単焦点の「PREMIUM」の方が似合うともいえます。

ボディ単体では前モデルのE-M5の軽快さを感じられるし、
バッテリーグリップを取り付ければE-M1と同様の
快適なグリップや大き目のレンズでの撮影がしやすくなります。
そういった意味では、活用範囲やスタイルが幅広いカメラです。
そんなわけで、今回は星空の撮影での画質や操作性を試しました。


2015022601.jpg
2015/2/23 21:15 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 12mm F2.0 + ProsoftonA
24mm相当 マニュアル露出(f/2.5 30秒) WB:5000K ISO:800 Natural


こちらが撮影した元の画像の一例です。
赤道儀に載せた雲台を固定し、カメラだけを載せ替えたのでほぼ同じ構図です。
この日は花粉&黄砂が激しくて透明度が良くない上に、
西の方(画面の右下)に月があったためあまりいい条件ではありません。
以下、オリオン座の下半身に当たる三ツ星&小三ツ星付近を200%拡大します。


2015022602.jpg


まずはISO感度を「800」に設定し、他はほぼ同じ条件で撮影したものです。
若干の色合いの違いはありますが、画質はいかがでしょうか。
実感としては、あまり大きな差異を見出せません。
長秒時ノイズ除去は「on」で、高感度ノイズ除去も「標準」設定。

2015022603.jpg


次はISO感度を「1600」に上げて露出時間を調整して撮ったものです。
ノイズの出方も同じような傾向ですが、全体にコントラストが低下し
微光星の写りも若干落ちてきています。


2015022604.jpg


さらに、滅多に実用することはないのですがISO「3200」でも試しました。
背景のノイズは増し、微光星も減って解像感も失われつつあります。
10秒というかなり短い露出時間で済むとはいえ追尾撮影には向かないようです。

このように見てみると、限られた条件とはいえこの3機種の間で
星景撮影時の画質の差は思ったほど大きくはなさそうです。
もっとも、以前テスト撮影した際の様に、E-M1ではノイズ除去処理を
行わないと著しくノイズが発生することがわかっているため、
カメラ機能の「ライブコンポジット」でなく撮影後にPCで合成するための
比較明合成用撮影ではE-M1のみ注意が必要になります。

今回は非常に限られた、しかもあまりいい条件でないテストなので
一概には言えませんが、少なくともE-M5とE-M5IIでは大きな差はないと思われます。
画像エンジンは「TruePic VI」から「TruePic VII」へと進化しています。
解像感を改善するファインディテール処理も「II」へバージョンアップです。
当然高感度&長時間撮影でのノイズ処理なども向上しているでしょうが、
元々E-M5の画質がいいことからも大差が感じられないのかもしれません。


しかし一方で、E-M5はさらに星景撮影に向けた進化を遂げています。
その最も如実に効果を実感できたのは、やはりバリアングルモニターです。


2015022605.jpg


今回の撮影もこのように縦位置でカメラを固定したものです。
レンズを上に向けると、これまでのチルトのみのモニターでは、
設定の確認やピント合わせ、構図の確認に至るまで大変難儀しました。
E-M1ではスマホでのリモート操作が可能になりましたが、
細かいピント合わせなどでは使い勝手に劣ります。

しかしE-M5IIではバリアングルモニターなので、自由に見やすい
方向へモニターを向けて確認できます。
タッチパネルでもあるため全ての撮影操作が格段によくなりました。

そして今回新たに導入されたのが「LVブースト2」です。
これまでも、ライブビューの明るさを上げて暗所での撮影に
対応する「LVブースト」はありましたが、「2」ではさらに5段分も
明るさをアップさせているため、直接モニター上で構図確認が可能です。

これまでは、面倒な試写を繰り返しながら構図を決めていました。
これですと、時間もかかるし無意識のうちにピントがずれたり
カメラの設定を間違えることも度々ありました。
でも「LVブースト2」なら一般の撮影と同様のフレーミングができます。
ただしフレームレートが下がるので、ゆっくりと動かす必要はあります。

ちなみに話題になっているハイレゾショットですが、残念ながら星景には向きません。
ISO感度は1600まで、露出時間が8秒までに限定されているためです。
たとえ明るいレンズを使っても、8秒では天の川をガッツリ写せません。
もっとも、望遠レンズでの月面撮影ぐらいなら使えそうではあります。



【フォトマスター検定 準1級:共通問題】より 第32問

次の文章を読んで、記述が正しい場合には(1)を、間違っている場合には(2)を選べ。
「最近のカメラでは、有線式のケーブルレリーズ(ケーブルスイッチ、リモートスイッチ、
リモートコード、リモートケーブルともいう)の代わりに、無線式のリモコンが
多く使われるようになった。このリモコンは、必ずカメラと1対1の対応になっているので、
紛失などして同じリモコンを使いたい場合には、カメラのシリアルナンバー(製造番号)を
メーカーに伝えて、そのカメラに対応するリモコンを作ってもらう必要がある。」

※こーゆー現象があるからケーブル式のリモートケーブルしか使わない>自分

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はんべさん

最後のお写真にある・・・バリアングルモニター
そこに写る星空
それが上部にあるお写真になるのかと思い
興味深く拝見させて頂きました

りら #sSHoJftA | URL | 2015/02/27 05:42 * edit *

はじめまして、いつもブログを拝見させて頂いてます

マーク2・・・気になってますが、先日ブラックのE-M1をシルバーにしてしまって手が出せないのです(涙)欲しいのですが・・・・

はんべさんのブログは細かく丁寧でいつも参考にしようと思ってますがなかなかマネで来ません、お写真も個性的でいつもすごいなと思ってます、

しばらくはE-M5ネタははんべさんのブログを見て指をくわえてます!

あ、あともし宜しければリンクを貼らせていただいて宜しいですか?

タニアン #- | URL | 2015/02/27 20:10 * edit *

Re: はんべさん

> そこに写る星空
おっしゃるように、モニターに写っているのが一枚目の画像です。
どうしても空に向けてカメラを構えることが多い星景撮影では、
モニターが動くのは使い勝手に大変有利です。
ただしボタンは本体で操作するので、暗闇でもボタンの位置と
役割を頭に入れておかないと現場で戸惑いますね。

はんべ #- | URL | 2015/02/27 22:04 * edit *

Re: タイトルなし

> マーク2・・・気になってますが、先日ブラックのE-M1をシルバーにしてしまって手が出せないのです(涙)欲しいのですが・・・・
私も昨年、シルバーを買い足そうかとかなり考えていました。
レンズを交換する手間が面倒だし、一方でMFTなら軽いので2台持ちもできそうだなと。
でもE-M5の後継機が気になっていたので待ちました。

> あ、あともし宜しければリンクを貼らせていただいて宜しいですか?
ありがとうございます、こちらもリンクさせていただきますね。

はんべ #- | URL | 2015/02/27 22:07 * edit *
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