かっぱのあしあと

Mが好き 

17世紀以降天文学の発達とともに、新彗星が発見されるようになります。
しかし空に望遠鏡を向けた際、彗星と紛らわしい天体に困った
フランスの天文台助手「シャルル・メシエ」(1730-1817)は
それらの天体をカタログ化して発表し、後に数々の新彗星を発見します。
このカタログに載せられた100あまりの天体を「メシエ天体」と呼んでいます。

それらの内容は、主に星雲(系外星雲も含む)でしたが、星団も含まれます。
比較的小型の望遠鏡で観測された天体であることから、
現在でも星空観測の入門向け天体として採り上げられています。
中には肉眼で見えるものもありますが、多くは比較的空の暗い場所で
観望するとより一層美しい眺めを楽しめます。

冬は空気が澄んで夜も長いので、メシエ天体を見るのに最適です。
双眼鏡でも十分楽しめるので、ぜひ星座早見などで探してみるのがおススメです。


2015011901.jpg
2015/1/17 23:58 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
170mm相当 マニュアル露出(f/2.8 40秒) WB:4000K ISO:1600

上に見えているのは日本名を「すばる」と知られるM45(プレアデス星団)。
肉眼でも視力がよければ5~7個程度の星が見えることがあります。
若く激しく燃える青白い星の集まりで、星の回りに広がる星雲を
照らして、薄いヴェールをまとったようにも写せます。
望遠鏡では倍率が高すぎるので、8倍程度の双眼鏡が一番向いています。

そして下に見えるボンヤリとして緑色を放つのは先日来見頃になっている
「ラブジョイ彗星(C/2014 Q2)」で、M45に最も接近したところです。
今後次第に明るさを落とし、2月に入ると双眼鏡でも見にくくなるかも。


2015011902.jpg
2015/1/18 0:12 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
200mm相当 マニュアル露出(f/2.8 30秒) WB:4000K ISO:2500

恒星の中では太陽に次ぐ(見かけ上の)明るさを持つおおいぬ座「シリウス」
冷たい冬の空にひときわ青白く輝く様が「天狼」などとも呼ばれます。
白色矮星を伴星に持つ連星ですが、明るさの差が激しく観測は困難です。
そして双眼鏡の同一視野に見えるのが散開星団M41です。
条件がよければ肉眼でも、しかしやはり双眼鏡での眺めが素晴らしい。


2015011903.jpg
2015/1/18 0:18 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
200mm相当 マニュアル露出(f/2.8 25秒) WB:4000K ISO:2500

冬の星座といえばオリオン座。
その中心部には望遠鏡や双眼鏡を持てば必ず向ける天体があります。
「オリオン大星雲」などとも呼ばれるM42とM43。
鳥が羽根を広げたような姿は比較的明るいのでよく写ります。
新しい星が生まれては巣立っていく「宇宙のゆりかご」です。

上に見える三ツ星の左端の星の周りにも「馬頭星雲」などがあります。
そして画像の左上の端の方には小さな星雲M78があります。
ウルトラマンの故郷と言われますが、実はM87(おとめ座の系外星雲)を誤植したとか。


2015011904.jpg
2015/1/18 0:31 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
104mm相当 マニュアル露出(f/2.8 30秒) WB:4000K ISO:2500

冬の星座が西へ傾く頃、東の空に春の星座が昇ってきます。
ふたご座としし座の間には、かに座があります。
神話ではヘラクレスに踏み潰されてしまいましたが、
吹き出した泡のようにみえるものはガリレオによって星団と確認されます。
プレセペ星団とも呼ばれるM44で、肉眼でも見えるし
双眼鏡ならその星々の輝きが見事に見えます。

左に見えるのは太陽系で最も大きな惑星である木星です。
やはりガリレオが発見した「ガリレオ衛星」は双眼鏡でも楽しめます。
よく見ると、画像の右下のほうに小さな星団があります。
こちらもメシエ天体のM67散開星団です。
双眼鏡では難しいものの、大き目の望遠鏡で美しい姿を見ることができます。


メシエ天体はこのような明るく大きな天体が多く、撮影もしやすい対象です。
本格的な反射望遠鏡での直焦点撮影でなくても、デジタルカメラなら
短い露出で撮影できるので、ポラリエで十分に役に立ちます。


【フォトマスター検定 準1級:共通問題】より 第15問

次の文章を読んで、正しい記述を(1)~(3)の中から選べ。
「AF一眼レフカメラのレンズマウント部は、メーカーあるいはブランドなどによって
異なるので、基本的にメーカーやブランドなどが異なる交換レンズとカメラ
ボディを結合することができない。これを解消するのが『マウントアダプター』と
呼ばれるものであるが、この『マウントアダプター』を使って、異なるメーカーや
ブランドの交換レンズとカメラを結合して使用する場合の注意点などは
どのようなものであるか、最も適切なものを次の中から選べ。」
※ただし、本問題におけるAEは、プログラムAE、シャッター速度優先AE、
  絞り優先AE全てを指すものとします。

(1)マウントアダプターを介して装着すると、AFは作動させることはできないものの
  AEは良好に作動させることができる。しかしながら、画像にケラレを生じることもある。
(2)マウントアダプターを介して装着しても、AFやAEを作動させることができないものの
  メインミラーの動作に支障を与えることはない。しかしながら、画像にケラレを
  生じることもある。
(3)マウントアダプターを介して装着しても、AFやAEを作動させることができないだけでなく
  メインミラーの動作に支障を与える場合もある。また、画像にケラレを生じることもある。


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