かっぱのあしあと

8000年生きよう 

彗星(ほうき星・コメット)と聞いて、
今だに流星(流れ星)と混同されることが多いのですが、全くの別物。
流星は地球の大気圏内での現象に対して、彗星は太陽系の他の
惑星と同じように太陽の周りを回る天体の一つなわけです。
(太陽に近づいてから遠ざかったきり帰ってこないのも多いけど)

昔のアニメには、彗星が尾を引きながら尾の反対方向へ
すんごいスピードで流れる描写があったりしたので誤解されたのかも。
「尾」は太陽の近くまで来ないと現れないのに、土星軌道より外から
長い尾を引いては宇宙戦艦ヤマトに吹っ飛ばされてみたり。
「尾」は太陽の反対側にたなびくので、太陽から遠ざかる時には
進行方向の方へ流れるのにお構い無しだったり。

「天キチ」はSF映画とかアニメが好きな人が多いけど、
最近に至るまでSF映画は「デタラメ」だらけでツッコミっぱなし。
そもそも「ワープ」なんて絶対不可能なんだから
サイエンス・フィクションなことは忘れないでね。
時空を折り曲げて長距離を瞬時に移動するには、
全宇宙のエネルギー2個分が必要になるらしい。

そんなことはともかく、今彗星が見頃なんです。
「C/2014 Q2」通称「ラブジョイ彗星」が大変見やすくなっています。
現在おうし座の足元からおひつじ座に向かって移動中。
日に日に見える位置が変わるので、ネットなどで調べてください。

2015011301.jpg

これは一日ごとに見える場所をシミュレーションしたもの(StellaNavigator使用)。
おうし座は、有名なオリオン座の西側にあり、V字型に並んだヒアデス星団や
「すばる」の異名を持つプレアデス星団が知られています。
徐々に月明かりの影響がなくなっていますので、20日の新月前後まではチャンスです。

実は1月7日に地球に最も近づいていて、現在は少しずつ遠ざかっています。
しかし次に地球に近づいてくるのはなんと8000年後!
しかも空が暗ければ双眼鏡でよく見えるのでお見逃しなく。
目印はヒアデス星団で、そこから南の方へ双眼鏡を動かすとすぐに分かります。


2015011302.jpg
2015/1/10 22:08 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 40-150mm F.2.8 PRO
200mm相当 マニュアル露出(f/2.8 25秒) WB:4600K ISO:2500

彗星の見た目はこのようにボンヤリとした輪郭なので見つけやすいです。
炭素系の元素が光るグリーンの色は、写真に撮影しないと分からないと思いますが、
前の記事でご紹介したような簡易な赤道儀でのガイド撮影でも、
おうし座付近を標準レンズで撮影すればその存在が判別できます。

固定撮影でも、普通の星が細い線になるのに対して、
彗星はボンヤリとした緑色をした線になるので意外とはっきり分かります。
普段なかなか彗星に出会える機会は少ないと思います。
今回のラブジョイ彗星は2月初旬まで見頃になりそうです。
まだまだ寒い夜が続きますが、このチャンスを捉えてください。

双眼鏡はできるだけ倍率の低い、口径が大きめのものがおススメです。
私はニコンのモナーク7(8倍42mm)を使っていますが、広く明るい視界が絶品。
大変軽くて、一晩中首から提げていても全く疲れません。
いい双眼鏡は長く使えるので少し高くても必携アイテムです。

               ☆彡

ところで上の画像、初めてオリンパスの新型ズームで撮影してみました。
赤道儀ポラリエに載せ、200mm相当での自動ガイド撮影です。
デジタルは露出時間を短くできるできるので、ポラリエでも使えますね。
しかもこの時は極軸望遠鏡も使わない簡単な極軸合わせでした。
300mm相当までズームできますが、ポラリエには酷かと200mm相当で抑えました。
もう少し極軸合わせをしっかりやれば星雲星団の撮影も実用になるかもしれません。

一方で超広角~対角線魚眼が欲しくなります。
今年7-14mm F2.8 PROが出る予定なので楽しみですね。
一部では8mm FISHEYEの噂もあって実現すればまた星景に使いたくなります。

                ☆彡

さて星空を眺める時には、「星座早見」が一般的です。
でも時代はスマホ、便利に使えるアプリもあります。
ステラナビゲーターなどで知られるアストロアーツからは、
i-Phone用に「iステラ」、Android用に「スマートステラ」が発売されています。
有料ですが安価だし、使ってみると非常に便利なのでおススメです。
現場でラブジョイ彗星の位置を確認したい時にも役立ちました。


【フォトマスター検定 準1級:共通問題】より 第11問

次の文章を読んで、(   )に入る正しい言葉の組み合わせを(1)~(3)の中から選べ。
「昨今の多くのカメラの撮影モード(露出モード)には、『M、A、S、P』などの
アルファベットで表記されているものと、『シーンモード』(シーンセレクション、
かんたん撮影、ピクチャーモードなどともいう)などと呼ばれるものがある。
同じ被写体を同じ明るさのもとで撮影する場合、P(プログラムAE)で表記されるものと
『ポートレートモード』まどと呼ばれるもののシャッター速度と絞り値を比較した場合、
一般的に、『ポートレートモード』などと呼ばれる撮影モードの方が( ア )。
しかしながら、明るさによっては、そのようなことができない場合や、( イ )。」
※ただし、カメラは、ストロボ(スピードライト、フラッシュともいう)を内蔵しているものとします。

(1)ア:被写界深度を深くするために絞り値が大きいものとなる、
   イ:+1段程度の露出補正がかかる場合がある
(2)ア:背景を暗く写すために絞り値が小さいものとなる、
   イ:-1段程度の露出補正がかかる場合がある
(3)ア:背景をボカすために絞り値は小さなものとなる、
   イ:ストロボが発光する場合もある

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