かっぱのあしあと

1000円でお釣り~その1 

とうとうストックが切れそうです^^;
まだすぐには撮影に出られそうにないので、「冬休みの宿題」をば。

星のキレイな冬ですが(雪国の方には申し訳ない)、デジタルカメラになって
星の写真を撮るハードルが無いに等しいほど低くなっています。
ひとえにフィルムの「相反則不軌(そうはんそくふき)」のせいなのですが、
そらなんじゃという方はググってみて下さいな(他力本願寺)。
デジタルカメラには相反則不軌がなく、ISO3200といった高感度での
撮影も可能なので非常に短い露出時間で星が写ります。

2015010501.jpg


星は地球の自転のために北極星を中心に(北半球では)反時計回りに
動いていくのですが、30秒程度を超える露出では星が流れて写ります。
短い露出で写るといっても、意外と早く星は動いていってしまいます。
もっと長い露出をかけて暗い星までたくさん写りたい場合には、
星の動きに合わせてカメラを追尾させる「赤道儀(せきどうぎ)」が必要です。

2015010502.jpg

赤道儀は、地球の自転をキャンセルするように回転する「極軸」に
望遠鏡やカメラを据えて、手動または自動的に24時間で一回転させます。
理屈は簡単ですが、まだまだ特殊な観測(撮影)装置でもあり、
比較的小規模な会社や工房で作られています。
(ビクセン辺りでも、1ロット15台程度だそうです)

今では前述の通り露出時間がフィルム時代の15~30分といった長さは必要でなく、
デジタルでは数十秒~数分程度でかなり良く写ります。
そのため赤道儀に要求されるレベルもかなり下げられるに至って、
最近では↑このようなポータブルタイプが人気になっています。
(ビクセン「ポラリエ」~真ん中の白い四角い部分)

とはいえ、ちょっと本格的なものでは10万円前後、この「ポラリエ」でも
3万5千円程度ですから、たまに星を撮る程度の出費には大きい。
でも、星を点に止めて天の川とかキレイに撮ってみたい。
そこで、昔から「天キチ」(今はこう言わないだろうね)に伝わる秘伝があります。
(そんな大袈裟なものではない!)

2015010503.jpg


いわゆる「簡易赤道儀」などと呼ばれる自作赤道儀です。
雲台と雲台の間に挟んで、ゆっくりとカメラを動かして星を追尾します。
見ての通りの手作りで、材料費はなんと1台分当たり972円!
板をどっかで拾ってくればもっと安上がりです。
これでも立派に数分間の追尾が可能で、一枚目のような写真も撮れます。

いきなり数万円の既製品赤道儀は無理だけど、たまに星を撮ってみたい
出先でキレイな星空に遭った時などに、手軽に星空を撮影できます。
この手の自作簡易赤道儀は私が中学生の頃からあったのですが、
フィルムでは「相反則不軌」(しつこい)のために5分程度でもなかなか写りません。
このような簡易な赤道儀では、標準~広角レンズでせいぜい3~5分程度しか
追尾できないので、フィルム時代は市民権が得られませんでした。

一転してデジタル時代です。
先述のようにわずか数十秒の露出でも天の川が写る時代なので
再びこのような簡易赤道儀が対応可能になってきました。
普段DIYなどやらない私が1時間以内で作れたのですから
いかに簡単に作れて実用的なのかお分かりいただけるでしょうか。

次回以降に製作記などをば。
あ、どーでもいーですか?こんなの(^^ゞ


【フォトマスター検定 準1級:共通問題】より 第7問

次の文章を読んで、(   )に入る正しい言葉の組み合わせを(1)~(3)の中から選べ。
「最近の一部のAF一眼レフカメラに搭載されている多分割測光(評価測光、
インテリジェント測光、マルチパターン測光、デジタルEPS測光などともいう)は、
機種ごとの( ア )によって露出を決定している。その決定要因としては
ピントを合わせた主要被写体の画面内の輝度分布、( イ )、さらには( ウ )などがある。」

(1) ア:測光素子 イ:青空の有無や割合 ウ:ストロボ発行の有無
(2) ア:ロジック回路 イ:背景までの距離 ウ:手持ちか三脚固定撮影かどうか
(3) ア:露出決定アルゴリズム イ:レンズの焦点距離や撮影距離
    ウ:縦位置か横位置撮影かどうか

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あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします^^

先日はパール富士の情報をありがとございました。
場所もわからず慌てて行ってきましたが、
なんとかお初パール富士ゲットできました!

自作赤道儀おもしろいですね。
そんなに簡単なら挑戦してみたいです。
製作記も楽しみにしています。

手打ちそば蕎友館井出明久 #- | URL | 2015/01/06 10:52 * edit *

今年も

はんべさん、こんばんわ。
今年も、いろいろと勉強させてください。
写真勉強コラム、楽しみにしております。

一枚目の星写真、素敵ですね。
赤道儀という代物。実は、そんなに高価な者だとは、
思いもしなかったので、やはり専門道具というのは、
どんなジャンルでも高いのですね。(驚)
しかし、それを自作してしまうというのが、
もっと、驚きで、しかも安価にできてしまうというのに、
もっと驚きました。(笑)

次回の記事、興味深く拝見します。

kenek #auNsPbtE | URL | 2015/01/06 23:01 * edit *

Re: タイトルなし

井出さん 今年もよろしくお願いします。
近いうちにまたお邪魔しますね。

> なんとかお初パール富士ゲットできました!
ゴルフ場の間の道路上なので、あんまり気が進まず、今回はパスでした。
以前同じ場所で待っていた時にはキャンプカーが列を成して路上駐車し、
道路上で炊事を始められてしまう始末であまりいい気がしなかったのです。

ちなみに2月2日は午後5時2分にミルクランドの北側で見られます。
この日は休みだし平日なので行ってみようかな。

> 自作赤道儀おもしろいですね。
高校生の時に一度作ったことがありましたが、
本文に書いたように、フィルムでは実用になりませんでした。
デジカメなら2分程度でかなり写るので、十分役に立ちます。
簡単に作れるので是非お試しあれ(^^♪

はんべ #- | URL | 2015/01/06 23:17 * edit *

Re: 今年も

kenekさん あけおめ♪
いいレンズ手にしましたね、私もオリンパスの望遠で遊んでます。

> 赤道儀という代物。実は、そんなに高価な者だとは、
モーター駆動の本格的なドイツ式赤道儀は軽く10万円を超えます。
望遠鏡や望遠レンズで小さな星雲などを撮影するには必要ですが、
広角レンズで気軽に星空を撮るにはオーバースペックです。
今回作った簡易赤道儀でも、十分天の川が写せます。

昔は多くのアマチュア天文ファン(「天キチ」と呼んでました)が
こういったポータブル赤道儀や望遠鏡を自作していました。
カメラがデジタルになって、一層星景写真が楽しみやすくなってきました。
是非簡易赤道儀で星空を撮ってみてください。


> 思いもしなかったので、やはり専門道具というのは、
> どんなジャンルでも高いのですね。(驚)
> しかし、それを自作してしまうというのが、
> もっと、驚きで、しかも安価にできてしまうというのに、
> もっと驚きました。(笑)
>
> 次回の記事、興味深く拝見します。

はんべ #- | URL | 2015/01/06 23:27 * edit *
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