かっぱのあしあと

明るい希望は待っている 

静岡県中部の大井川沿いを走る「大井川鐵道(*)」は
昭和51年以来毎日のように走り続ける蒸気機関車で有名です。
沿線に今だに残る木造の駅舎などの懐かしい建物や
茶畑・鉄橋などの懐かしい風景とのコラボでも大変人気があります。
数々の映画やドラマでロケにも使われています。

(*)元来は「鉄道」と表記していましたが、「鉄」が「金を失う」から
 縁起が悪いと旧字体の「鐵」に改めたと言われています。

私もSLが開通した直後に乗った記憶があります。
トンネルに入った時に巻き込む煙の匂いや鳴り響く汽笛の音。
中学生ながら木造の古い駅舎などの雰囲気が好きになりました。
友人の影響もあって、本気で鉄道のジオラマ制作を目論んだものの、
ジオラマ専用部屋(!)が必要ということで諦めました^^;


2014100101.jpg
2014/9/29 13:09 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
58mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/160秒 -1.0EV) WB:4500K ISO:200 Vintage 青部駅


2014100102.jpg
2014/9/29 13:54 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
42mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/6400秒 -1.0EV) WB:5300K ISO:200 Vintage 田野口駅


2014100103.jpg
2014/9/29 14:02 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
68mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/80秒 -1.7EV) WB:5600K ISO:250 Vintage 田野口駅


2014100104.jpg
2014/9/29 13:57 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
60mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/1250秒 -1.7EV) WB:5300K ISO:200 Vintage 田野口駅


2014100105.jpg
2014/9/29 12:03 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 14-150mm F4-5.6
300mm相当 絞り優先AE(f/5.6 1/2500秒 -2.0EV) WB:5600K ISO:200 Vintage 千頭駅


長らくSL人気で、普通路線の赤字を補填してきましたが、
長距離バス事業の規制に伴い、主に首都圏からの観光客が6割も減ったそうです。
そのため巨額の赤字を抱えて困っていたところで「きかんしゃトーマス」の
コラボ列車のイベントが企画されこの夏大賑わいを見せました。
早々に乗車予約は埋まってしまい、何本かの増便も行われます。
2016年まで契約があるため、来年も再来年も運行が予定されています。

この列車に乗るのは、多くが小さな子供連れの若い親子です。
でも子供も親も蒸気機関車は乗るのも見るものほぼ初めてです。
それでも到着する客車は満杯で、ホームに降りてからも記念撮影ラッシュです。
千頭駅には、一足お先に待っていた日本生まれの「ヒロ」も状態展示されています。

一旦終点となる千頭駅に入ると、機関車だけが切り離され転車台へ向かいます。
転車台では駅員の手でゆっくりと一回転半してお客さんに見せてくれます。
向きを変えたトーマスは「ヒロ」が待つ隣へ並んで揃い踏み。
ちなみにこのトーマス、なんと目が動きます(ただし手動)


一旦今週末を最後に今年の運行を終えますが、これほどの人気があっても
赤字の補填はままならず、ようやく300万円ほどの黒字の見込みです。
トーマスの人気は驚きに値しますが、それでもローカル線の
カンフル剤には足りないほど、地方の「足」は疲弊しています。
この大井川鐵道も、大幅なダイヤ改正で昼間の本数が半減しました。

かといって簡単に廃止することもできないのがローカル線の泣き所。
この沿線の集落を結ぶ道路はまだ狭い場所が多く、バス路線も非常に少ないです。
人口は少ないとはいえ、鉄道は欠かすことのできない生活の足です。
第三セクターの多い中、民間企業の運営する大井川鐵道にとって
SLの収益は文字通りの屋台骨でもあり、このイベントをきっかけに
再びSL人気の観光客が増えてくれることを期待しています。


童謡「汽車ポッポ」は御殿場線がモデルの歌なのですが、
この大井川鐵道の風景にもよく似合います。
三番の歌詞に「ゆこうよ ゆこうよ どこまでも 明るい 希望が 待っている」
とあるように、トーマス列車も明るい未来へ連れて行って欲しいですね。


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はんべさん

大井川鐵道C56 44
国内動態保存されいる唯一のものですよね
そして戦中泰緬鉄道で走行されていたものの中で
今現在日本に残るのは・・・
大井川鐵道の動態保存と靖国神社内の遊就館静態保存のみです
靖国神社見学撮影の際遊就館で蒸気機関車C56 44を撮りました
我が国のみならず 近隣国で問題とされることが多い
靖国神社を自分の目で見てそして自分の感想を記事に書いてみました
その折蒸気機関車C56 44を調べて・・・・
大井川鐵道 蒸気機関車C56 44の動態保存のことも知りました
大井川鐵道は単に蒸気機関車マニアの方のためにあらず・・・
地元の方々の貴重な足となっています
赤字は相当なものと予想されます
地方の赤字路線が次々と廃線となる中
大井川鐵道の姿勢は高く評価したいと思っています
機関車トーマスを心良く思わない方も多いです
昔ながらの蒸気機関車を愛する方には 悲しい現実のようです
でもこの夏のお子さんたちの人気は それは大きなものであり
それが結果 大井川鐵道存続に繋がっていくのであれば
それもよしかと思います
静態保存されている靖国神社内の遊就館の「C56 44」を
見学 撮影してから・・・泰緬鉄道から帰還し動態保存されている
大井川鐵道C56 44撮影は 私の願いとなりましたが・・・
交通手段が厳しく 撮影計画は頓挫したままです
撮影アップして下さり有難う 嬉しかったです




香月 りら #sSHoJftA | URL | 2014/10/01 07:23 * edit *

Re: はんべさん

> 大井川鐵道C56 44
汽車ポッポにお詳しいんですね(^^♪
私にはどの汽車も同じに見えてしまいますが、機関車を採り上げた
ファンのサイトなどを見てもその仔細な記述には感心してしまいます。
ちなみに「トーマス」になったのはC11で、C56もスッピンで活躍中です。

> 大井川鐵道の姿勢は高く評価したいと思っています
鉄道やバスは過疎と戦いながら、必死で住民の足となっていますね。
実際にも新幹線や都電などを除けば、ほとんどの鉄道は赤字です。
黒字の路線が赤字路線を支える構造が続いたものの、
分割民営化と急速な過疎化で多くの鉄道・バスが立ち行かなくなりました。
今回のトーマス導入には、長らくローカル線を経営してきた
大井川鐵道のスキルと存続への気力の賜物だったと言われます。

> 機関車トーマスを心良く思わない方も多いです
2年前には、青く塗った車体に大きな目をつけた「SLくん」を運行しました。
子供たちには大変人気が出ましたが、やはり鉄道ファンには「邪道」だと。
銀河鉄道999を模した飾りつけでのイベントも不評でしたね。
日本の汽車は真っ黒でなくちゃダメなんでしょうか。

大井川鐵道のSLは千頭か新金谷にいるので、探せば見つけられると思います。
機会がありましたら汽車に会いに来てくださいね。

はんべ #- | URL | 2014/10/01 20:26 * edit *
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