かっぱのあしあと

ワイン・ジーンズ・オリンパス 

「ヴィンテージ」というのは、本来ワインの原料になるブドウの
収穫された年、とりわけ希少だったり名品の原料が収穫された
特定の年を指してヴィンテージワインと称されるようです。
それが転じて、ワインに限らずジーンズなどの古着や
名器といわれるクルマやカメラ、楽器などの生産された年も指します。

アンティークと違うのは、アンティークが100年ほどの年月を経たものに対し、
ヴィンテージがそれ以下の期間を経たものという定義もあるそうです。
一般にヴィンテージといえば古くて懐かしいイメージでしょう。
16日にオリンパスから配布されたE-M1用の新ファームウェアVer.2.0では、
「ヴィンテージ」と「パートカラー」という新しいアートフィルターの
適用を可能にしています。

メーカーのHPでは「フィルムプリントで起こる経年変化による変色や褐色を
再現することで、何気ない日常の瞬間をノスタルジックに表現します」とあります。
これまでも似たようなレトロ調の画像処理フィルターはありましたが、
これほど手軽に簡単に「ヴィンテージ」な画像に加工できるのは面白いです。

今回はE-M1のモードダイヤルを「ART」に設定し、アートフィルターメニューから
「ヴィンテージ」を選択しておいて撮影しました。
普段は「A」(絞り優先AE)にし、撮影後RAWファイルを現像する際に
OLYMPUS Viewer3でアートフィルターをかけていました。
撮影時から設定すると、EVFの画面にもフィルターを通じた映像が映ります。

もう既にその段階で「こりゃ反則技だよなぁ」と感嘆するほど
異次元な世界がEVFの向こうに広がって見えます。
単なるレトロ調にとどまらず、タイムマシンで1970年代に来たような、
押入れの奥から引っ張り出したアルバムをめくるような感覚です。

残念ながら今のところこのアートフィルターを使えるのは
先日発売されたE-PL7とVer.2.0ファームを備えたE-M1のみです。
既存のRAWファイルには、昨日アップデートされたOLYMPUS Viewer3でも
効果をかけることができないので、撮影時にこの二機種を使わざるを得ません。


2014092501.jpg
2014/9/23 9:51 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
24mm相当プログラムオート(f/2.8 1/80秒 +0.0EV) WB:6000 ISO:1250 Vintage 旧マッケンジー住宅


2014092502.jpg
2014/9/23 10:12 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
30mm相当プログラムオート(f/3.5 1/1600秒 +0.7EV) WB:6000 ISO:200 Vintage 旧マッケンジー住宅


2014092503.jpg
2014/9/23 9:29 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
80mm相当プログラムオート(f/5.0 1/640秒 +0.0EV) WB:6000 ISO:200 Vintage 旧マッケンジー住宅


2014092504.jpg
2014/9/23 9:51 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
56mm相当プログラムオート(f/2.8 1/60秒 +0.0EV) WB:6300 ISO:500 Vintage 旧マッケンジー住宅


2014092505.jpg
2014/9/23 9:31 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
24mm相当プログラムオート(f/2.8 1/60秒 +0.0EV) WB:4500 ISO:320 Vintage 旧マッケンジー住宅


効果がわかりやすいようにシンプルな対象を選びました。
これだけ見ても、とてもいい味出してますよね。
でも無効果のRAW画像を見ると、笑っちゃうくらいアッサリしてます^^;
画面の端から徐々に朱色→緑っぽい感じに変化しているようです。:
これは「Ⅰ」で、「Ⅱ」では彩度が浅く全体に朱色がかります。
「Ⅲ」になると今度は全体に緑がかり冷えたイメージになります。

さらにそれぞれにピンホール効果やソフトフィルター効果などが重ねられます。
実に楽しいアートフィルターで、これを使うためだけにE-PL7を買ってもいいかも。
ぜひE-M5などの他の機種や、STYLUS1でも使えたらと思います。
ちょうどSTYLUS1ユーザー向けにオリンパスから届いたアンケートに
強くその旨を訴えるメッセージを添えましたが聞こえたかな?


このアートフィルターに向いた対象ですが、やはり昭和の香りが残る
懐かしい風景や建造物、当時のオモチャなどの小物や家電などがよさそうです。
さらに日常の何気ない風景でも、庭の花々でも、たとえスカイツリーでも
「三丁目の夕日」の世界に変えてしまう魔力があります。
しばらくはこのフィルターにハマりそうな予感がします(^^♪


懐かしい写真と言うとモノクロが浮かびます。
ただ、私はこれまでモノクロ写真を一度も撮ったことがありません。
(学生時代にネオパンやトライXで星野を撮ったのは別ですが)
このブログでも一枚もモノクロ写真の掲載はないのですが、
ある個人的な理由によるモノクロ写真に対する意識のせいで
これまでずっと距離を置いています。

一方でこの「ヴィンテージ」のような画像効果は大歓迎です。
画像加工系に拒絶反応を示す方もいますが、今やデジタルの時代ですから
このような特殊効果を手軽に楽しめるのは大変佳いことだと思います。

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はんべさん

「しばらくはこのフィルターにハマりそうな予感がします(^^♪」
はんべさんの記事を読んでいて・・・
急に可愛く思えました
小さな子が おきにいりのおもちゃを手に入れた時のようだからです
ごめんなさいね・・・・・怒らないで下さいね ・・・・お願いね・・・
素直な感想です

香月 りら #sSHoJftA | URL | 2014/09/25 20:12 * edit *

Re: はんべさん

> 小さな子が おきにいりのおもちゃを手に入れた時のようだからです
今回新たに登場したアートフィルターも大変面白くて、
本当にしばらくはこのオモチャで遊んでいたくなるほどです。
このアートフィルターが似合う被写体は何がいいかななんて考えるのも楽しい。
次の休みもちょっとレトロな場所を探してみようと思います。

はんべ(hanbe) #- | URL | 2014/09/25 21:13 * edit *
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