かっぱのあしあと

名月は何処へ 

今年の9月8日は「白露」と「仲秋の名月」が重なる珍しい年だそうです。
白露はこの頃から夜に冷え込み始め本格的に秋めいてくるとか。
確かにこの日はかなり涼しくて、出掛ける自宅でも
クルマの外気温計は22度、それが現地へ近づくにつれて下がり続け
山中湖畔では16度しかなく肌寒いほどでした。

手帳を見返すと、富士山麓へは4月中旬に終わりかけた櫻を見に
御殿場~富士宮へ行って以来、なんと5ヶ月ぶりです。
途中NHKのカメラマンに「よく来るんですか?」と聞かれても
「えぇ、まぁ^^;」ぐらいにしか答えられませんでした。

この日の富士山は、空一面を覆う真っ白な雲り空にもかかわらず
ほぼ一日中姿を見せていたので、海外からの観光客も含め
そこそこ満足していただけたのではないかと思います。
もっとも、真っ白な空に真っ黒な富士ではどうにも絵になりません。

当初から富士山を撮るつもりはありませんでしたが、
やはり結局一枚も撮らずに秋めいた富士五湖を回りました。


2014090901.jpg
2014/9/8 11:52 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
80mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/640秒 -0.3EV) WB:5300 ISO:200 Natural

「ヘブンリーブルー」とも呼ばれる西洋アサガオは、文字通り
青空のような色合いと数多くの花が群生するので見応えがあります。
一般のアサガオと違ってヒルガオの仲間なので昼間も咲いています。
しかも夏に種をまくと秋の間咲き続けてくれます。
雨上がりの雫を湛えた瑞々しい姿が印象的でした。


2014090902.jpg
2014/9/8 10:35 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
60mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/500秒 -1.0EV) WB:5000 ISO:200 ToyPhoto

豊富な湧水で有名な「忍野八海」でもあちこちで秋の花が咲いています。
平日でも多くの観光客が訪れていますが、そのほとんどが中華系のようです。
なのに立ち並ぶ売店などには中国語などの表記がないのは疑問です。
唯一公衆トイレ内に使い方を中国語と思われる表記がありました。
「世界遺産」になったんだから観光地も国際化しないとね。


2014090903.jpg
2014/9/8 11:01 OLYMPUS E-M1 + ZUIKO 50-200mm F2.8-3.5 SWD
234mm相当 絞り優先AE(f/3.3 1/250秒 +0.0EV) WB:5800 ISO:200 FantasicFocus

忍野八海の一角には藁葺き屋根の民家を残したスペース(有料!)があります。
中にはコスモスなどの花々が植えられていて、まだ色付きの少ない秋に
そこだけ華やいだ景色を楽しむことができます。


2014090904.jpg
2014/9/8 14:09 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
80mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/400秒 -0.7EV) WB:5300 ISO:200 Natural

河口湖北岸の「大石公園」は初夏のラベンダーで有名ですが、
富士山の眺めがいいポイントとして大変人気があります。
ほとんど花のないこの時期にもバスツアーで撮影隊が訪れていました。
数少ない花々には、マルハナバチなどの虫たちが盛んに飛び交っていました。
小さな花に顔を突っ込んで蜜を吸う姿はどこか愛らしいですね。


2014090905.jpg
2014/9/8 11:21 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
80mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/160秒 -2.3EV) WB:4500 ISO:200 ToyPhotoII

「白露」の日の富士山麓には確実に秋が来ていました。
さすがにこう涼しいと一時のブームだった氷水を被ることもできなさそうです。
久々に訪れた富士山麓はいつもどおり、でもちょっとだけ雰囲気が違う。
富士山は変わらないけど、私の方が少し「倦怠期」なのかも。
11月の紅葉の時期にはきっとまた来るだろうけど。。。来ないかも?
「世界遺産」ってなんなんだろうね。

ちなみにこちらでは「仲秋の名月」は雨雲の向こうでした。

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はんべさん

一枚目のお写真
西洋アサガオの色
何色と表現したらよいのか・・・
魅惑的な色彩であることに間違いはありません
雨上がりの雫
以前 仰っていたように確かに均等ではありませんよね
それだからこそ 楽しいのだと思います

二枚目のパンフォーカスされた黄色い花の群生
三枚目の被写界深度の浅いお写真
二枚並ぶと その対比に興味を覚えます

四枚目のお写真
花と蜂が同化しているかのようです
蜂も花びらの一部にさえ感じます

最後のお写真
白露・・・・美しい言葉ですよね
その言葉に相応しい 美しいお写真です
苔はこれほど美麗だったのですね
いつか描写出来たらどれほど嬉しいことでしょう

香月 りら #sSHoJftA | URL | 2014/09/09 20:07 * edit *

Re: はんべさん

> 西洋アサガオの色
ここでは風が強いため「地植え」されていて、アサガオといっても
足元でツルが絡み合いながら群生しています。
低い位置の撮影はちょっと苦しいけど近づきたいですからね。
前日の雨に打たれて傷んだものが多く、綺麗な花を探して
つい畝畝を歩き回りました。

> 花と蜂が同化しているかのようです
マルハナバチは蜜蜂より大きめで丸いお尻で可愛らしいけど、
クマバチなどと比べても動きが早いので追いかけるのが大変です。
ただこの日は涼しかったので大人しいのが幸いでした。
でも冬を控えて最後の仕事とばかりにどの虫たちも必死でした。

> 苔はこれほど美麗だったのですね
モスグリーンというのはコケならではの湿り気を帯びた緑色。
深みがあってとても好きです。
ずっと回り続けている水車だからこそこのコケの量なのですね。
ちなみにしっかりとそば粉を挽いていましたよ。

はんべ(hanbe) #- | URL | 2014/09/10 20:47 * edit *
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