かっぱのあしあと

STYLUS1インプレまとめ 

さてとりあえず僅か2日間の試用でしたが、一旦まとめてみます。
昨年辺りから、スマホに圧されてコンパクトデジカメをはじめ
デジタルカメラの販売が急速に低迷しています。
とりわけ1万円前後で販売されていた格安モデルはほぼスマホに
取って代わられてしまい、今年になってほとんど姿を消してしまったのです。

そして多くのカメラメーカーの採った手段は、高級化でした。
フルサイズセンサーを持つものもあれば、50倍もの超高倍率ズームレンズを
持つものもあれば、F値の小さな大口径レンズを持つものもあります。
このSTYLUS1はどうでしょうか。

センサーは1/1.7インチと、コンデジ界ではやや大きめ。
カメラをコンパクトにできる一方でそこそこの高画質も得られるあたりです。
レンズは28~300mm相当となる10.7倍のこれまたそこそこ高倍率ズーム。
F値は2.8通しで明るいとはいえ暈けを求めるほどでもない。
ボディサイズはコンデジというほど小さくはないけど、
ネオ一眼と言うほど大きくはない、これまたそこそこコンパクト。

つまりはSTYLUS1は一点突破じゃなく、バランスを重視したカメラと言うこと。
見ようによっては「中途半端」というそしりを免れませんが、
あらゆる用途や被写体にハイレベルで対応できるのは素晴らしいことです。
それだけじゃなく、上級機並みの操作性やEVFを奢るあたりは抜かりありません。

大型センサーモデルや、単焦点レンズモデルはいかにも「いい写真」が
撮れそうな気にさせてくれますが、一方で高倍率ズーム機はどうしても
そういった「作品造り」とは無縁なイメージを持たれがちです。
しかしそれぞれのカメラのいい所や際立った特徴を活かすことさえできれば
印象的な作品を残すことは十分可能だと思います。

2014072601.jpg
2014/7/21 12:01 OLYMPUS STYLUS1
112mm相当 絞り優先AE(f/4.5 1/640秒 -1.0EV) WB:5800K ISO:100 Natural

昨年GANREFの企画でシグマのDNレンズを試用する機会がありました。
その時も同じ場所から撮りましたが、画質的に全く遜色ありません。
1200万画素ではやや物足りなさを感じるものの、ごく一般の用途には十分です。


2014072602.jpg
2014/7/21 11:30 OLYMPUS STYLUS1
28mm相当 絞り優先AE(f/5.0 1/640秒 -1.0EV) WB:5500K ISO:100 Natural

28mm相当と言うと、今どきのカメラとしてはもう一息広角が欲しくなります。
でも被写体に近づくことでパースを得られるし、意外と便利だと思ったのは
電源を入れればそのまま28mmの画角で撮影できることです。
先代のGRデジタルと同様の使い勝手で撮影が可能になります。


2014072603.jpg
2014/7/21 12:19 OLYMPUS STYLUS1
76mm相当 絞り優先AE(f/4.5 1/2000秒 -0.7EV) WB:5300K ISO:100 LightTone

とにかく軽いです。
E-M5も軽量コンパクトですが、持ち比べるとその軽さが際立ちます。
右手に数時間ぶら下げていても全く苦にならず、しかも使いやすいので
気軽にどんどんシャッターを切って撮影を楽しめました。
その代わりボディの質感がやや劣るのは仕方のないところでしょうね。


2014072604.jpg
2014/7/21 12:54 OLYMPUS STYLUS1
62mm相当 絞り優先AE(f/4.5 1/640秒 -1.0EV) WB:6800K ISO:100 ToyPhotoII

1/2.3インチセンサーでは、ダイナミックレンジにやや無理があります。
しかしこの1/1.7インチセンサーはそこそこ「こなれて」いるし、
一般的な対象の撮影ならほとんど問題なく破綻を防ぐことができます。
あとは連写画像合成による「手持ち夜景」モードがあればよかったかな。


2014072605.jpg
2014/7/21 11:48 OLYMPUS STYLUS1
300mm相当 絞り優先AE(f/4.5 1/1600秒 -1.3EV) WB:6000K ISO:100 ToyPhotoII

とりあえずこれまで気が付いた点を箇条書きにします。

《「いいね!」なところ》
・とにかく軽い、小さい。これほどの明るく高倍率なレンズを持ちながら
  未使用時にはすっきりと薄くなってしまうのは素晴らしいです。
・コンデジでは当たり前かもしれませんが、フラッシュを内蔵していること。
・RAWデータで撮れば、OM-Dと同様にOLYMPUS Viewer3で
  アートフィルターなど多彩な画像処理が可能なこと。
・同梱される自動開閉キャップがいい。
  いちいち着脱の手間が要らず、無くす可能性も低い。
  (ただしねじ込んで装着しても真っすぐにならずずれてしまう)
・電源スイッチの位置(軍艦部の右肩)がOM-Dより適切。
  ここなら片手でオンオフができ、撮影のリズムも乱すことがありません。
・EVFには周囲の明るさに連動するキャッツアイコントロール採用。
・同等スペックのライバル機がなく、でも安心して選択できる内容であること。
  カシオのEX-100とレンズを共用しますが、あちらはかなりデカイです。
・電源、ズーム、シャッターとほとんどの操作が右手だけでできるので、
  ワンハンドオペレーションでお手軽スナップも楽しめます。

《「あじゃぱぁ」なところ》
・充電器が大きく、長いケーブルも必要とする。
  直接コンセントにさせるとか、一部のコンデジのようにUSB充電も欲しい。
・テレ端でもう少し寄れたらよかった。
  せめて80cmと言わず50cmぐらいまで寄れれば、暈けを活かせます。
・分かっちゃいるけど「防塵防滴」でない。
  せめて簡易防滴でもいいので、雨の日も楽しめると素晴らしいです。
・購入したのが7月なのに、5月にアップデートされた最新ファームでない。
  しかもオリンパスはファームウェアのアップデート方法が面倒。
・メニューなどの設定内容が、デフォルトではやや不適切な項目がある。
  例えばファイル名の付け方が「リセット」方式だったりと確認が必要。
・シャッター速度の最高値が1/2000秒まで、1/4000が欲しかった。
  内蔵NDフィルターがあるので何とか凌げるけどね。
・EVFやモニター画面上での焦点距離表示がズーム倍率になっている。
  OM-Dなどではレンズの焦点距離が表示されるので、2倍にすれば
  大まかな画角が把握できるが、「X3.4」とかでは分かりにくい。
・シルバーやホワイトなどのカラーバリエーションがあればよかった。
・7段階ぐらいで切り替えられるステップズーム機能が欲しかった。
  スナップショットではズーミングの時間も速い方がリズミカルに撮れます。
・1200万画素でも実用になるが、トリミングに耐えないので1600~2000万画素
  ぐらいあれば「デジタルテレコン」も実用的になります。
・細かいことだけど、三脚穴が光軸の真下になくずれている。
  レンズがでかいのでずらさざるを得ないことはわかりますけどね。


「最強の旅カメラ」と言う人もいます。
確かに的を射た表現ですが、旅行に限らずスナップからネイチャーまで
幅広い対象の撮影が楽しめる点でも多くの方におススメできます。
8月20日までキャンペーン中なので買うなら今ですよ(^^)

関連記事
スポンサーサイト

[edit]

はんべさん

一枚目のお写真
左手に僅かなスペースながら 観覧車
建物の個性
まるでお台場のようです
楽しさが弾けています

二枚目のアングルの新鮮さ・・
はんべさん センス最高です
写真の感性 若さ夏の爆発ですよ

香月 りら #sSHoJftA | URL | 2014/07/27 23:13 * edit *

Re: はんべさん

> 一枚目のお写真
ここはいわば「清水エスパルス」テーマパーク的な場所で、
シネコンやゲーセンからフードコートに海水浴場やイベント広場があります。
気軽に遊べるスポットとしては近隣に少ないので賑わいますね。
実質クルマでしか来られないので、ビヤガーデン的なものが
少ないのがちょっと物足りないかな。

> 二枚目のアングルの新鮮さ・・
若くはないのですが、写真をやってるおかげでなるべく
体が動かせるのは良かったと思います。
ただ、以前ほど無理が利かないので深夜行や徹夜撮影が難しいです。
熱中症よりそちらのほうが辛いですね^^;

はんべ(hanbe) #- | URL | 2014/07/28 09:15 * edit *
Secret

トラックバックURL
→http://kappahanbesuki.blog94.fc2.com/tb.php/893-945a6848
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)