かっぱのあしあと

徳川家にまみえる 

静岡県静岡市にある日本平は、世界遺産の登録資産となった
「三保の松原」から程近く、山頂からの眺めも素晴らしい名所です。
その南側にある久能山(くのうざん)には、2010年12月に国宝指定された
「久能山東照宮」があり、日光の東照宮に先立つこと19年前に建立。

徳川家康が亡くなった後、遺命によりご遺体は久能山に祀られました。
そして二代目将軍秀忠の命により、わずか1年7ヶ月で建てられました。
日光の東照宮に比べると規模はかなり小さいものの、
今日も残る1000段を超える階段の上まで宮大工らが往復を繰り返し
日光などの東照宮のモデルにもなった立派な建物は見応え満点です。

毎月17日は家康公の命日とされ、特に2月17日は
旧暦の年初め命日ということで春季大祭を執り行われています。
この日曜日はその前日2月16日ということで、歴代将軍の甲冑を
社殿の中で供物とともに飾る「具足祭」が行われました。

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2014/2/16 9:56 OLYMPUS E-M1 + ZUIKO 50-200mm F2.8-3.5 SWD
158mm相当 絞り優先AE(f/3.1 1/200秒 -0.7EV) WB:6500K ISO:500 Natural

楼門を潜ると、寒桜の美しい花が迎えてくれます。
色が濃くてピンクの色合いは暖かな春を予感させてくれます。
他にも家康公ゆかりの白梅など境内は華やかさに満ちていました。

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2014/2/16 10:57 OLYMPUS E-M1 + ZUIKO 50-200mm F2.8-3.5 SWD
144mm相当 絞り優先AE(f/3.2 1/160秒 -1.3EV) WB:4500K ISO:2000 Natural

本殿には第十三代将軍徳川家定公、第十二代将軍徳川家慶公、
その奥にももう一体の甲冑が独特の形をした餅などとともに祀られます。
家定公は病弱で不遇な生涯を送りましたが、甲冑は大変立派なものです。
おごそかな空気の中神事は執り行われました。

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2014/2/16 11:02 OLYMPUS E-M1 + ZUIKO 50-200mm F2.8-3.5 SWD
338mm相当 絞り優先AE(f/3.4 1/320秒 -1.3EV) WB:5300K ISO:640 Natural

祭りの間、神職が本殿前に集まった観客に「小声」で解説します。
美しく磨き上げられた社殿は、光を反射して奥まで光を導く意味合いがあるそうです。
無数に飾られた金具なども輝きを放ち、荘厳な権現作りの社殿を引き立てています。

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2014/2/16 11:07 OLYMPUS E-M1 + ZUIKO 50-200mm F2.8-3.5 SWD
400mm相当 絞り優先AE(f/3.5 1/640秒 -1.3EV) WB:4200K ISO:200 Natural

社殿の至る所に飾られる装飾は思わず見入ってしまう見事なものばかり。
その一つ一つに、今に生きる私たちに対する伝言が込められているそうです。
文化、芸術、信仰など様々な人の思いが交錯する神秘の空間です。

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2014/2/16 10:34 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
80mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/1000秒 -2.0EV) WB:5300K ISO:200 Natural

家康公の埋葬地「神廟(しんびょう)」に向かう参道から見た社殿を
美しい寒緋桜の大木が覆い、独特な光景に感動させられます。
この寒緋桜と大島桜の交配種が河津桜と言われています。
大変色が濃く、下を向いて咲く様は河津桜に受け継がれています。

この日はよく晴れた暖かな休日とあって、日本平山頂の駐車場は
観光バスで満杯、久能山と結ぶロープウェイもピストン輸送状態でした。
若い人たちはイチゴ狩りのできる海側から階段を登って来ますが、
体力のある人でも相当きついので参拝前には既に疲労困憊。
でも東照宮の素晴らしい景観に感動しきりです。

来年は家康公鎮座400年記念の様々な行事も予定されています。
国宝としてだけでなく、パワースポットや聖地としても
近年注目を集める素晴らしい場所です。
静岡に来たら富士山だけじゃなく久能山もおススメします!

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