かっぱのあしあと

ありのままと「自然」 

山中湖のコブハクチョウは他の地域から連れてこられたそうです。
そのまま居ついて、四季を問わず湖面を賑わせています。
今では50羽以上にもなり、大きなスワン観光船とともに
山中湖を代表するシンボル・代名詞になってきました。
一方オオハクチョウやコハクチョウは越冬のために飛来しますが、
山中湖は飛来地の中ではもっとも南に位置し、標高も高い場所です。

ところで2008年に東北で白鳥の死骸から鳥インフルエンザが検出されました。
渡り鳥によるインフルエンザの感染が騒がれ、白鳥への餌やりを
自粛しようといった呼びかけにもなって広がりつつあります。
ただ、鳥インフルエンザに対する知識の混乱や給餌に集まる野鳥の
生態系への影響などの問題も混同してしまう面も見られます。

一部の地域では、あまりにも多くの野鳥が集まるために、
食べ残したエサや大量の糞で湖水が汚染されたり、
本来水草やマコモなどを食する白鳥が、人工的な食品を食べて
体調を崩したり消化器や生態に影響を及ぼす懸念が叫ばれています。

こういった事情から白鳥への餌やりを控えるような呼びかけも行われています。
もっとも山中湖に住む野鳥の数は多くはなく、東京ドームの130倍もある
大きな湖なので、今のところ環境への影響は見られないようです。

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2014/1/21 9:55 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
24mm相当 絞り優先AE(f/9.0 1/250秒 -0.3EV) WB:5300 ISO:200 Natural

この子達、普段は愛想がないのですが、ちょっとエサをあげると
まるでチップをもらったかのように「いいモデル」になってくれます。
こちらの要求に応えるかのように時々羽根を広げて見せたりして。
居並ぶカメラマンの前をゆっくりを横切る辺りは「役者」ですな。

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2014/1/21 11:07 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 50-200mm F2.8-3.5 SWD
294mm相当 絞り優先AE(f/3.4 1/1600秒 +1.3EV) WB:5300 ISO:200 Natural

水の流れや輝きも美しいものですが、雪のそれも素敵ですね。
静岡はホントに雪が降らず、十数年に一度ぐらいしか積もりません。
それでも富士山麓の北側半分の地域では、少ないながらも
毎年のように積もるので手軽に雪景色を楽しむことができます。

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2014/1/21 9:40 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
80mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/800秒 -1.0EV) WB:6000 ISO:200 ToyPhotoII

凍てつく湖岸には氷に閉ざされた自然の欠片に出逢えます。
でもこの日は、水の結晶の様々な形状を楽しむには暖かすぎました。
時々湖面の氷が音を響かせて亀裂を生んでいる様子を感じます。
ただ、この翌日には湖面への立入が解除されワカサギの穴釣りも始まりました。

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2014/1/21 10:55 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 50-200mm F2.8-3.5 SWD
224mm相当 絞り優先AE(f/3.3 1/1600秒 +0.3EV) WB:5300 ISO:200 Natural

白い世界では、僅かな色彩でもたやすく見つけることができます。
何気ない枯れた花の痕跡や木の実ですら、思わずレンズを向けてしまいます。
色彩の持つ力に惹かれる一方で、なかなかモノクロに手を出す勇気が
持てない自分を何とかしたいと思うこともあります。

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2014/1/21 11:30 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 50-200mm F2.8-3.5 SWD
216mm相当 絞り優先AE(f/5.6 1/640秒 +0.7EV) WB:5300 ISO:200 Natural

暖かい日と寒い日が入れ替わり立ち替わりで訪れるこのごろ。
昨日は静岡市で梅の開花が観測され、桜の開花予報も3月21日と
例年より早めの見通しが伝えられました。
なるべくなら春は長いほうがいいよなぁ、でも花粉や黄砂は御免だし。


野鳥も人間の与える食べ物の味を覚え、苦労してエサを探しません。
日本の情景を代表する桜もそのほとんどは人の手が植えたものです。
富士山にも、よく見ると登山道が山肌を刻み夏には登山客の灯りが
日本一高い山に「人」文字を描いています。

あるがままこそ「自然」だったはずだけど、私たちが見ている自然は
銭湯の壁の絵のように人工物になりつつあります。
本当に天然のままの自然はかえって人を寄せ付けません。
自然と人の共存って、実は幻想でしかないのかもしれません。

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