かっぱのあしあと

使えるヤツか 

携帯電話にカメラが付くようになったのは、2000年ごろ
J-PHONE(現ソフトバンク)が出したカメラ付き携帯だとされています。
「写メ」という言葉も生まれ、現在に至るまで定着するようになり、
今日では携帯電話やスマートフォンで撮影した画像や映像が
報道でも活躍するほどの影響力を持っています。

しかし私はというと、当初から携帯電話のカメラ機能には懐疑的で
スマートフォンに換えた後でもカメラ機能はほとんど使いませんでした。
たとえ旅先でのメモ代わりであっても必ず持参したコンデジで撮ります。
理由は、当初のカメラの画質が実用的でなかったこと、
撮影した画像をパソコンで利用するために転送するのが面倒だったこと、
撮影操作(露出補正やズームなど)がやりにくかったなどがあります。

「写メ」が流行りだした頃にはズームレンズを備えたコンデジも登場し、
200万画素を超える画素数などで圧倒的に携帯電話より高性能です。
カードリーダーやUSB接続で簡単に画像転送もできます。
しかし昨今ではエントリークラスのコンデジは完全に
スマートフォンに凌駕され、各メーカーも開発の見直しを迫られます。

さすがにこうなると、電話のカメラ機能を無視することもできなくなります。
今頃何をやってるんだと言われそうですが、今更ながらスマホの
カメラ機能がどの程度使えるか試してみようと思いました。
もし十分な性能や機能があるのなら、コンデジを別に持ち歩く必要もなくなります。

2014011401.jpg

このスマートフォン(au AQUOS PHONE SERIE SHL23:SHARP製)で撮影した画像です。
一般のデジタルカメラとアスペクト比が異なり、16:9で記録されます。
一見すると近景の質感や遠景の解像感も十分ありそうですね。
中心部分を200%程度に拡大して切り出してみました。

2014011402.jpg

元の画像データは3840x2160ピクセルで焦点距離は4.1mm、絞り(?)はf/1.9固定、
シャッター速度が1/681秒、中央部重点測光のようです。
横方向はフルサイズで28mm相当ぐらい、縦方向は35mm相当ぐらいの広角で
比較的使いやすい焦点距離だと思います。
ズーミングは可能ですがいわゆる電子ズームなので望遠撮影ではありません。

遠くに見える建物はまずまず解像しているし、大きくプリントする使い方は
想定されていないと考えると、単独で見れば実用になるかと思われます。
黎明期の携帯電話のカメラとはまさしく雲泥の差といえます。
これならコンデジの代わりになるのだろうか?
そこで同じ1600万画素を持つデジタル一眼カメラでも撮影してみました。

2014011403.jpg

こちらはオリンパスE-M1にM.ZUIKO 12-40mm F2.8 PROレンズを使い
同程度の範囲を撮影した画像から切り出したものです。
さすがにマイクロフォーサーズとはいえ本格撮影に対応するカメラです。
解像感は勿論、遠近感や発色に至るまで別格といっていいでしょうね。
スマホのカメラは曇り空が白とびを起こしてしまいましたが、
E-M1ではちゃんと諧調を残すし、ダイナミックレンジでも大変有利です。

2014011404.jpg

そしてこちらがニコンD4にAF-S 24-70mm F2.8を使って撮影した画像です。
それぞれ純正のソフトでRAW画像からJPEG現像したので画像補正も効いています。
仔細に見ると、遠景の建物ではE-M1の方がくっきりしていて解像感が高く感じます。
しかし高いビル(NTT docomoビル)の向こうにある山の描写では
D4の方が解像感は豊かで、docomoビルの上の鉄塔も同様です。

もっともここまで拡大しなければマイクロフォーサーズでも十分ですね。
またスマホの画像も、小指の爪の半分ほどしかないセンサーにもかかわらず
2Lサイズ程度のプリントなら綺麗に見えるくらいの画質はありそうです。
問題はダイナミックレンジが狭く諧調性が狭いので画像に奥行きが出ないため、
被写体の選び方や撮影の仕方に注意が必要になりそうです。

ではコンデジの代わりに使えそうか?
答えは次回にて...

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