白糸の滝は変わらず
個人的には、身障者やお年寄りも滝つぼへ降りられるように
小型のケーブルカーのようなものがあるといいかなとも
感じましたが、それは今後に期待しましょう。
一般に滝は川が流れ落ちるものですが、
この白糸の滝の上流には川がありません。
その秘密は富士山自体にも川が無いことに由来します。
広大な富士山麓に降り注いだ雨水は、地下の水脈を流れ
麓の平地のあちこちで湧水となって湧き出しています。
ここ白糸の滝も、良く見ると崖の岩肌の隙間から
染み出すように水が流れ落ちています。
ただその水量が莫大なため、馬蹄型の巨大な岩肌を洗うように
迫力満点の眺めを作り出しているのです。
ここへ来れば必ずと言うほどその光景に感動するでしょう。
富士山や富士五湖は勿論ですが、この白糸の滝にも
是非足を運んで壮大な水流に遭いに来て欲しいと思います。

2013/12/24 12:38 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
60mm相当 絞り優先AE(f/22 1/2秒 -1.0EV) WB:4800K ISO:100 Natural ND8併用
画像の上部を見ていただくと分かると思いますが、
水が岩肌から直接湧き出して流れ落ちています。
そして沢山の水流が白い糸のように見えることから名付けられました。

2013/12/24 12:19 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 14-150mm F4-5.6
300mm相当 絞り優先AE(f/5.6 1/2500秒 -1.0EV) WB:4800K ISO:800 Natural
お昼の時間帯前後には滝つぼに陽が射し込んでこのような虹が見られます。
(これには写っていませんが)向かって最も左側にある一番太く大きな滝が
巻き上げる霧は滝つぼ一体に漂い、風の流れ具合で虹の現れ方も変化します。

2013/12/24 12:01 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 14-150mm F4-5.6
140mm相当 絞り優先AE(f/5.6 1/1000秒 -2.0EV) WB:4500K ISO:400 Natural
大きな滝ばかりでなく、辺りには小さな流れも無数に見られます。
この時は日差しが強くてND8フィルター併用でも長秒露出が難しく、
逆に感度を上げて小さな水しぶきの一粒一粒を捉えてみました。

2013/12/24 12:31 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 14-150mm F4-5.6
150mm相当 絞り優先AE(f/5.4 1/640秒 -1.3EV) WB:5300K ISO:1250 Natural
一番大きな滝つぼに陽射しが当たり、見事な虹を作り出しました。
ちょっとした風でも変化してしまうため、ファインダーを覗きながら
数多くのシャッターを切った中の一枚です。
NDフィルターを使ってのスローシャッター撮影も試みましたが、
霧と虹の陰影が潰れてしまうので速めで狙いました。

2013/12/24 13:58 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
58mm相当 絞り優先AE(f/7.1 1/125秒 +0.0EV) WB:5300K ISO:200 Natural
その後久しぶりに本栖湖へ立ち寄ってみました。
何を待っているのか、湖岸の展望台には数台のクルマが停まっています。
ここは千円札の絵で有名ですが、あの絵のようなはっきりとした
逆さ富士が見られるのは万に一度とも言われます。
水深が深く風が入り込むためで、水深の浅い精進湖で頻繁に
逆さ富士が見られるのと対照的です。
ちなみにここでは初日の出が富士山の左側の稜線から昇ります。
そのため初日の出見物の人で、とんでもない大混雑になります。
大晦日の昼頃までに現地入りしないと、駐車すらできなくなります。
勿論私は一度で懲りました^^;
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