かっぱのあしあと

GANREF 飯島裕先生の星景ゼミ その四 

ワークショップでの撮影の最後を、
八ヶ岳を臨む東向きの展望ポイントで迎えました。
ここからなら東から昇るアイソン彗星が見えるかと
期待しましたが、「これ?違うかな?」の繰り返し。
結局双眼鏡では視認できず、望遠レンズで撮影した人が
辛うじて捉えられるほど暗く小さい姿でした。

2013110101.jpg
2013/10/27 3:11 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 17mm F1.8
34mm相当 マニュアル露出(f/2.5 40秒) WB:4200K ISO:1600 Natural

これは34mm相当の広角レンズなので尚更分かりにくいです(^^ゞ
200%画像から切り出したものですが、上に写っている明るい星が火星、
その下のほうに「それらしきもの」がかすかに見えます(?)
11月29日には太陽に最接近し、その後もっと見やすくなるらしいのですが、
近年最大級の大彗星の呼び声が声だけに終わらないといいけどね。

2013110102.jpg
2013/10/27 4:47 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 12mm F2.0
24mm相当 マニュアル露出(f/2.5 30秒) WB:4200K ISO:1600 Natural

これまた分かりにくい画像なのですが、地上から右上のほうへ
ごく薄い明かりのようなものが空を横切っているのが分かりますか?
これは「黄道光(こうどこう)」と呼ばれるもので、
太陽系の惑星が公転する軌道面に沿って拡散している小さな塵などが
太陽の光を反射して光る現象です。

非常に空気が澄んでいて、光害の少ない場所で日没後あるいは
日の出前に太陽の通る道(黄道)に沿って見られます。
近年では光害や大気汚染が進んでしまい、日本では滅多に見られないそうです。
実は私もこの時初めて黄道光を見ることが出来ました。
(飯島先生のご指摘がなければ気が付きませんでした)

2013110103.jpg
2013/10/27 5:12 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 12cm F2.0
24mm相当 マニュアル露出(f/2.5 1/2秒) WB:4200K ISO:1600 Natural

すっかり東の空が明るくなり、星の光も上空に僅かしか見えません。
画面の右下の隅っこに富士山の円錐形が分かりますか?
寒さもピークの時間帯でしたが、夜が明けたとホッとする一方で
星空劇場が終わってしまったと脱力感を覚えました。

地平線の明るさと上空の暗さにこれだけ差があるのも、
大気中のチリや汚れが少ない証でもあります。
画像処理や様々な機材が進歩した今日でも、
やはり暗くてよく澄んだ空の場所へ行かないと
素晴らしい星空を見ることが出来ないんだと実感した次第です。

そして「一日の半分は夜なんだ」と言う事実。
昼間の明るい世界しか見ていなかった私たちにとって、
夜は深海のような未知の世界であるとともに、
深海へ潜る必要がない意味ではとても身近なものでもあります。

個人的な事情でいうと、なかなか連休が取れないので
こうした空の暗い場所へ往復する時間と体力が問題です。
でもこれから寒くなる一方で、空気が澄んで星が綺麗に見える
季節がやってくればもう少しだけでも活動したくもなりますね。

まだまだ続きます。
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