かっぱのあしあと

Pen Lite(E-PL1)レビュー その2 

フォーサーズが登場したのは2003年発売のオリンパス「E-1」でした。
当初はその小さな素子に対するネガティブなイメージが先行しました。
背景がぼけない、センサーの割りにカメラがコンパクトでない、ファインダーの視界が狭くて見づらいなどなど。
確かにセンサーの小ささによるデメリットは少なくありません。
一方で被写界深度が深くてマクロ撮影に向いている、望遠レンズの相当する焦点距離が長くできるので
野鳥などにも最適といったメリットもあります。
しかししばらくの間カメラのコンパクト化は期待にそぐわなかったのです。

そうしてミラーレスによるフランジバックの短縮という新たな「マイクロフォーサーズ」規格が誕生します。
ようやく小型センサーの良さを活かしたカメラが登場すると期待しました。
いち早く製品を投入したパナソニックでしたが、デジイチフォルムの「LUMIX DMC-G1」では
まだコンパクトさの実感が湧きません。
結局待ち焦がれたコンパクト&高画質を両立し、求めやすい価格の「E-PL1」を入手することになりました。

さて例年より開花が遅れ気味の桜を撮りに出かけます。
デジイチでもコンデジでもレタッチを前提にした設定を常用することから、
当初は仕上がり設定を「NATURAL」にしていました。
しかし思っていたほど彩度も出ず、天気のせいもありましたが何だか眠い画像になってしまいました。

そこで思い切って「i-FINISH」に変えてみます。
すると、EVFを覗いただけではっきりとわかるほどのくっきりとした視界に変わりました。
さらにシャッターを押した直後のポストビュー(確認用画像)では、
目の前の霧が晴れたかのようなすっきりくっきりの画像に驚きました。

「i-FINISH」は人間の脳の働きから解析して開発されたというオリンパス独自の画像処理技術です。
単にコントラストや彩度を上げただけの「VIVID」と違い、主要な被写体をより際立たせる処理を行っています。
もっとも顕著に感じられたのが青空の深みが一段と増したことです。
そのため桜や建物が引き立ち、そのままプリントできるほどの美しい画像が得られます。

ただしあんまり頼りすぎると空の色合いが不自然になったり、コントラストが強すぎて白とびが激しくなります。
設定で強弱を調整できるため、今では「効果=弱」にしています。

そしてフォーサーズの小さなセンサー(フルサイズの約半分)での1230万画素には
ちょっと無理がないかと心配していました。
しかし実際の画像を拡大するとAPS-Cクラスのデジイチにも比肩するほどの解像感を持ちます。

こちらは駿府城跡の駿府公園に咲く桜(2010/3/30 13:43)。
カメラ:オリンパス E-PL1
レンズ:オリンパス M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6
絞り優先AE/焦点距離35mm相当/絞りF3.9/シャッター速度1/1000秒
WB 太陽光/露出補正-0.3EV/マルチパターン測光/i-FINISH
E-PL1サンプル画像(駿府公園の桜)

中心部を100%に拡大してみます。
ネットの網目やマフラーの模様もくっきりと写っています。
意外と橋の白いところも白飛びせず、空の青さも際立ちます。
100%相当の拡大画像

「これはひょっとしてD90の出番が無くなるかも」
と思うほどの解像感と発色の良さにすっかり気に入ってしまいました。

レンズ交換を要するダブルズームキットには、ストラップで本体を提げたほうが使いやすいと思いストラップを探します。
しかしなかなか適度におしゃれで適度にシックなものがありません。
レザーストラップは幅が狭くてすぐ捩れるし色合いが好きではありません。
そこで以前から気になっていたネットショップの商品から選ぶことにしました。
本来は「カメラ女子」向けのおしゃれなアクセサリーを提供する「mi-na」というお店があります。
mi-naのネットショップ

コンパクトなカメラ向けのストラップも数々取り揃えていますが、どれも女の子でないと似合わないか、
男子(というかヲッサン)にはちょっと恥ずかしいデザインです。
そんな中でどちらかというと落ち着いた雰囲気のものを選んで注文。
斜めがけでも使いやすい長さにもなる使いやすいストラップです。

それからはメッセンジャーバッグにカメラを入れて自転車で移動し、
現地に着いたらストラップで肩から提げて歩くスタイルが定着しました。
D90でも十分コンパクトですが、E-PL1はほとんど負担にならないくらい軽量コンパクトです。
それでいてD90に負けないくらいの高画質ですから、
目的がなくてもE-PL1を持って出かけたくなるほどの楽しみを覚えます。

しかしE-PL1といえども満点ではありません。


              つづく
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