かっぱのあしあと

シグマ DNレンズ 試写~其の八 

GANREFでのシグマDNレンズのレビューは半月を迎えました。
明日以降で撮影のできる休日は5回しかありません。
今日は火曜日に雨にたたられた百合園へ行きましたが、
花は盛りを過ぎ、大混雑と蒸し暑さに疲れて散々でした。

まだ撮って見たいものは少なくありません。
ともかく星景は一度でもいいからやってみたいのに
関東~静岡はずっと梅雨空続きで週間天気予報を見てはため息です。

今回はシグマ DNレンズの30mm F2.8での作品です。
60mm相当となる画角は、いわゆる標準レンズとされる50mmから
ほんの少し狭いものの、不自然さを感じさせないものです。
被写体との距離感も会話を始めた人同士のような感じで、
近すぎず遠すぎない、親しみや温もりすら感じられます。

2013061601.jpg
【画像クリックで拡大】2013/6/11 13:41 OLYMPUS E-M5 + SIGMA 30mm F2.8 DN
60mm 絞り優先AE(f/2.8 1/800秒 -1.0EV) WB:5000K ISO:200 i-Finish

百合園に彩を添えるクレマチスを主役に、百合を脇役に。
鮮やかな色彩の百合を暈すことでクレマチスの存在感を潰しません。
比較的自由に動けるので構図が取りやすく、早いAFでリズミカルな撮影が楽しめます。

2013061602.jpg
【画像クリックで拡大】2013/6/11 10:34 OLYMPUS E-M5 + SIGMA 30mm F2.8 DN
60mm 絞り優先AE(f/2.8 1/4000秒 +0.0EV) WB:5300K ISO:200 FantasicFocus

19mmでも最短撮影距離まで近づけばそこそこ暈せるものの、
やはり30mmの方がボケの演出に関しては分があります。
60mmが50cmまでしか近づけないのに対し、30mmは30cmまで
近づけるのもマクロ的な撮影がしやすくいです。
紫陽花は花房が大きいので尚更向いているのですね。

2013061603.jpg
【画像クリックで拡大】2013/6/11 12:21 OLYMPUS E-M5 + SIGMA 30mm F2.8 DN
60mm 絞り優先AE(f/2.8 1/400秒 -1.3EV) WB:4800K ISO:200 i-Finish

中庭にさりげなく置かれた手桶に差された紫陽花。
薄暗い場所に花だけが艶やかに輝いて見えました。
60mmで離れて撮るより、30mmで寄った方が好印象でした。
背景のボケ具合もとても自然な雰囲気です。

2013061604.jpg
【画像クリックで拡大】2013/6/11 10:24 OLYMPUS E-M5 + SIGMA 30mm F2.8 DN
60mm 絞り優先AE(f/2.8 1/400秒 +1.0EV) WB:5300K ISO:200 i-Finish

江戸時代中期に建てられた庄屋に残る古い蔵。
重厚な瓦や漆喰の白さで創られる白黒の世界なのに、
微妙な色彩や陰影をも描いてくれる画質に驚きです。

2013061605.jpg
【画像クリックで拡大】2013/6/11 12:58 OLYMPUS E-M5 + SIGMA 30mm F2.8 DN
60mm 絞り優先AE(f/2.8 1/1250秒 -0.7EV) WB:4700K ISO:200 i-Finish

元々発色が良くコントラストの高い画質ですが、
さらに強調してみても破綻しにくい懐の深い画像を見せてくれます。
このくらいの明るさを持つレンズでは、EVFであってもはっきりと
ピントやボケ具合が分かるのもさすがです。

2013061606.jpg
【画像クリックで拡大】2013/6/9 15:03 OLYMPUS E-M5 + SIGMA 30mm F2.8 DN
60mm 絞り優先AE(f/2.8 1/1250秒 -0.3EV) WB:5000K ISO:200 Natural

お地蔵さんと触れ合えそうな距離、そして石の質感の描写力は見事です。
今回の作品は全て開放絞りで撮りましたが、絞って高画質なのは当たり前、
開けたらどんな写りなのかを試してみました。

スナップ撮影によく使われる28mmではかなりの寄りが必要だったり
意図しないものまで写りこんでしまう、35mmくらいなら比較的
自然な距離感と画角、でもまだもう一歩近づいた見え方が欲しい。
そんな意味では60mm相当のこのレンズは主題と副題を一緒に捉えながら
副題をいい感じで暈せる器用さを持ち合わせているようです。

さて後半は何を撮ろうか、どんなテーマでレビューしようか
ネタがはっきりしてこないのが困りますよね。

等倍で周辺の流れ方がどうとか、F1.8クラスと比べてのボケはどうとか
いわゆるテスト的な、重箱隅つつき的なものは好きではありません。
そんな違いは実際の作品の上ではほとんど問題にならないレベルだからです。
カメラ本体とは違い、レンズ単体でのレビューの難しさを感じています。

次回は60mm F2.8での作品をお送りします。
リクエストやこんなものも撮ってくれといったご要望も受付中です(^^♪
あ~ いい加減一回ぐらいは晴れてくれ!


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[edit]

おはようございます。レポート後半も頑張って下さい。写真の感想じゃ無くて申し訳ないです。今日は、何をとって欲しいか?で。星は天候的に難しいとの事なので、地元ならではの料理(グルメ)はどうでしょう?最近、地元のカメラ屋では、カフェ撮りツアーの募集をしています。また、水族館なんかも明るい単焦点の力が発揮できそう。あくまで提案なので、考えてみて下さい。

nanaga2 #mYbggkm6 | URL | 2013/06/17 07:37 * edit *

こんにちは

レビューシリーズ!いつも楽しく拝見させて頂いております。
GANREFの特集ページもとても楽しいです!
「単焦点レンズの存在意義」
とても興味深いレビューでした。
私もシグマさんの単焦点を一つ持ってみることにしたのも
同様に思ったからでした^^

単焦点を使ってみて思うことは「不自由」です。
ズームくらべれば当たり前ですよね^^

でもですね
その不自由さのなかであれこれ工夫することが楽しく
新しい発見や再認識させられることも多いです。
特に撮影における基本動作において
自分がいかにダメなのかを思い知らされて嬉しくなります。
単焦点を使いこなせるようになれば・・・
基本を大切にした撮影が少しは身に付くのかも?と
思ってしまいます^^

テーマのネタになるかどうかわかりませんが^^
純正レンズとの比較の中で
色や画の違いを場面に応じて楽しみ分ける
なんていかがでしょうか?
 
そもそもE-M5の場合は色や画の違いはあるのでしょうか?

手打ちそば蕎友館 井出明久 #- | URL | 2013/06/17 16:39 * edit *

ご提案ありがとうございます

女子ブログの題材で最も多いのがグルメ系らしいですね。
いかに美味しそうに、綺麗に撮るかは誰でも知りたがっている、
だからカメラ店でも撮り方を教えてカメラを買ってもらいたいわけでしょう。
グルメ系もいいのですが、撮影する前に食べてしまいそう(^^ゞ

水族館も考えましたが、県内には3箇所しかありません。
そのうち2箇所はかなり遠いし、近いところも自分と同じ火曜定休です。
日曜日にでも時間ができたら行ってみたいと思います。

はんべ #- | URL | 2013/06/17 20:03 * edit *

Re: こんにちは

同じ明るさのズームレンズや純正レンズが手元にないので
単純な比較にはなりませんが、恐らく単玉同士では
ほとんど見分けが付かないほど画質がいいだろうと思います。
具体的な表現ができませんが、ブログやレビューで繰り返しているように
透明感溢れるクリアでシャープな画像、歪みのないコントラストの
ハッキリとした力強い画質を感じました。

レビューが終わった段階で、今後単玉を増やしたいかといえば間違いなくYESです。
それがシグマになるか純正になるかは分かりません。
レビュー終盤での「まとめ」で最終的な気持ちを述べたいと思います。

はんべ #- | URL | 2013/06/17 20:09 * edit *
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