かっぱのあしあと

来たる日を前に~Nikon D600予想編 

さて、いざニコンD600が発表されてみると、
ある程度のスペックがあらかじめ予想されていたにもかかわらず
様々な意見がネット上で交わされています。
ニコンのHPにサンプル画像がアップされていますが、
それに対しても喧々諤々の議論が出ています。

実際に現物を手にしたわけでもなく、
また撮影したサンプル以外の画像が公開されているのでもないので、
今の段階でD600の性能などを断言するのは早いと言えるでしょう。

D800が発表されたときにも、スペックから予想される範囲でのみ
画質などを「想像」しての議論がありました。
でも実際に撮影すると、想像以上にノイズ耐性が高いとか
使用感の良さに感心する声が増えていきました。
ですから今はまだ画質などを論じるのはもう少し先にすることにして、
まずは発表されているスペックから分かる範囲での予習を始めてみます。

もっとも、1月16日の発表から延期後の3月15日の発売まで
2ヶ月もかかったD4に対して、順調に発売されればわずか2週間で手にできるので、
あっという間に実機を使えそうです。
現在カメラのキタムラで予約中ですが、ヨドバシのサイトでも「発売日にお届け」と
表示されているのでD800のような入手困難な状況にはならない可能性が高いですね。

まずは最大の特徴とも言える大きさ、重さです。
D600のサイズは幅141mm、高さ113mm、奥行き82mmで、本体のみの重さは760g。
比較するのも変ですが、手許のD4との比較では幅▲19mm、高さ▲43.5mm、
奥行き▲8.5mmで重さは420gも軽い。
以前使っていたD700とでは幅▲6mm、高さ▲10mm、奥行き+5mmで225g軽い。
比較されることの多そうなD800比では、幅▲5mm、高さ▲10mm、奥行き+0.5mm
で重さは140g軽減されています。

ではDX機であるD7000に対しては、幅+9mmで高さ+8mm、奥行き+5mm
重さは+70gとフルサイズ機にしてはあまり大きくなっていません。
むしろD300s比ともなるとD600の方が80gも軽くなっているのです。
つまりD600はFX機であるのにかかわらず、DX機並みの小型軽量なのです。

さてよく言われているシャッター速度が1/4000秒までについてです。
D200やD700など中級機以上ではこれまで1/8000秒を採用してきました。
しかしD600はFX機であるのに1/4000秒なので見劣りがすると言います。
ただし基本感度はISO100なので、ISO200であったD700が1/8000秒であるのと
ほぼ同条件の明るさでの使用が可能になるはずです。

F値が2未満のかなり明るい大口径レンズで相当明るい場所での
撮影などでもない限り、1/4000秒で困ることはないと思われます。
さすがに1/2000秒までだったオリンパスのE-PL1では絞らざるを得ない
ケースが頻発しましたが、もし明るい場合でもISOを50まで減感可能なので
(ダイナミックレンジが悪化するが)撮影は可能です。

シャッター最高速が1/4000秒になったのは、軽量化とコスト削減の
ためにシャッターユニットの小型化が必要だったためとされます。
もし1/8000秒を要求する場合には、D600らしさが大きく損なわれた可能性もあります。
その意味では今回のシャッター速度の選択は正解だったと思います。

他に気になる点です。
D300やD700、勿論D4にも備わる10ピンターミナルがありません。
そのため、リモートシャッターにはMC-D2というボタンのみで
タイマー機能などのないシンプルタイプしか使えません。
恐らくインターバル撮影機能は搭載されるでしょうから
実際上の問題はないかと思われるのですが。

逆に左横にあるインターフェースカバーは、
D800が一枚しかないのに対しD600は3枚あり、それぞれの端子ごとに
個別にフタをすることができます。
これは防塵防滴仕様を実現する上ではむしろD800より優れています。

一方で、2400万画素と言う大きな画像を得られ、さらにエントリークラス
というポジションからでしょうか、ロスレス圧縮14bitRAW画像での
連続撮影枚数が16枚しかありません。
3600万画素もの巨大な画像を生み出すD800ではさすがに17枚と少ないのは分かります。
またスピードキングでもあるD4が75枚なのはある意味で当然です。
しかしD600ならもう少し頑張って35枚くらいは欲しかったところです。

毎秒5.5コマで連写すると、たったの3秒足らずでスタックしてしまいます。
ほとんどの撮影では困らないかもしれませんが、鉄道や飛行機などを
連写する際にはもう少し長い連写時間が必要なケースもあるでしょう。
もし連続枚数を増やすのならjpegで撮るしかないのですが、
一発勝負のような場合に後から修整しにくいjpegは不安があります。

またD4やD800の51点フォーカスエリアに比べるとD600の39点のは
撮影範囲全体から比べやや面積が小さく感じます。
多くの場合中央のフォーカスエリアで捉えることが多いものの、
三脚で固定しての撮影時には中央以外のを使うこともしばしばあります。
そんな場合には仕方なくライブビューにしてフォーカスポイントを
画像の端のほうへ持っていくしかありません。

このように不安や期待する点があるものの、その価格と手軽さは
新たなフルサイズカメラの時代を切り開くことは間違いないと思います。
もうしばらくすると取扱説明書がメーカーHPからダウンロードできます。
そうしたらまた詳しい使い方や仕様が分かるので、実機を手にするまでの
ポイントをある程度把握できるでしょう。

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