かっぱのあしあと

光と色 

今月13日、経産省と環境省が「省エネあかりフォーラム」に対し、
消費電力の大きい白熱電球から消費電力の少ない
LED電球や蛍光灯ランプへの転換をはかるよう要請しました。
同フォーラムは家電メーカーや販売店などで組織するもので、
近い将来白熱電球の製造販売が休止される予定です。

しかしLED電球は白熱電球に比べ20倍を超える価格のため、
今のところ一気に普及する可能性は低そうです。
長い目で見れば、20倍をはるかに超える長寿命と
低い消費電力で元を取るのは簡単です。
それでも事業所や家庭内で使われる照明を
LED電球に入れ替えるには相当なコストがかかります。

今ある電球が切れてから徐々に入れ替えるのなら
それほど大きな負担にならないかと思うのですが、
なかなか安くならないLED電球を差し置いて
白熱電球に手が伸びてしまいそうです。

2012062901.jpg

私たちが目にしている色と言うのは、光の反射によって決まります。
緑の葉が緑色に見えるのは緑色を反射しているためです。
しかし光の中に緑色がないと緑色に見えるはずの葉が
違った色見に見えるかまたは暗く見えてしまうでしょう。

太陽の光の中には赤から紫までの様々な色の光が混じっています。
だから大抵のものの色は太陽の光でよく見えるようになります。
もしも太陽の光から赤い光がなくなったら、
地上の赤いものが見えなくなってしまいます。

光によって見えるものの色が変わる。
基準になるのは人間の目なのですが、それも個人差があります。
同じ人でも右目と左目でも色が違うことがあります。
とはいえある程度は共通化しているので、
色温度と言われる客観的な基準も成り立ちます。

デジタルカメラには必ずと言うほど「ホワイトバランス」
という機能が搭載されています。
これは様々な光の種類で、白いものが正確に白く
写るようにカメラ側の画像処理を調整します。
晴れた日なら「太陽光」「晴天」に合わせます。
曇った日なら「曇天」、電球の灯りなら「電球」を選びます。

光の波長を打ち消すようにカメラ内で色合いを調整します。
赤い照明の時には青くして打ち消します。
時にはその特性を逆に活かして、晴天下で電球に合わせると
見た目以上に青く写って面白い画像が得られます。

さて現在のカメラに備えられた選択肢には、
「晴天」「曇天」「日陰」「電球」「蛍光灯」
「フラッシュ」「オート」といったものがあります。
しかし近い将来、私たちの暮らしには「電球」は無くなり、
「LED」が多くを占めるようになれば、
デジタルカメラのホワイトバランス設定にも
「LED」の項目が増えるのでしょうか。

現在販売されているLED照明には、「昼光色」「昼白色」の他に
「電球色」に設定できるものが多いです。
これは白色だけでなく赤や黄色の発光色のLEDの色を混ぜた形です。
LED照明の「電球色」は正確には電球の色とは違うと言われています。

光が変わると色も変わる。
私たちの見る世界の色も次第に変わっていくのでしょうか。

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