かっぱのあしあと

助っ人どころか 

今日は台風4号が直撃です。
現在雨戸に当たる雨の音がうるさいのでTVが見られません。
被害のないことを祈ります。

ところでこちらの花はご存知でしょうか。

2012061901.jpg

恐らく近隣で盛んに咲いていたのを見たと思います。
もう今の時期はほとんどが枯れて花も終わっています。
これは「オオキンケイギク」というキク科の植物です。
5~7月に黄色いコスモスに似た大輪の花を咲かせます。

2012061902.jpg

一方こちらは「ヒメジョオン」と呼ばれるやはりキク科の植物。
道端や空き地など様々な場所で見かける雑草のひとつです。
これらに共通するのは「外来種」ということです。

オオキンケイギクは1880年ごろ北米から観賞用として持ち込まれました。
その後自生し、日本中で雑草として急速に広がります。
しかし強力な繁殖力などから既存の生態系を侵しました。
そのため特定外来生物及び侵略的外来種ワースト100に認定されています。
鑑賞目的などで植えたり持ち帰ったり、販売や移動も禁止です。
見つけたらその場で刈り取って枯らし、焼却処分が勧められています。

ヒメジョオンも要注意外来生物及び侵略的外来種ワースト100のひとつです。
一株あたり50000程の種を作り、しかも35年もの寿命があるため
圧倒的な繁殖力で生態系に影響を及ぼします。
こちらも1865年ごろ観賞用に持ち込まれました。

また私の住む地域の水田では、ピンク色をした塊を見かけることがあります。
大きさは3x2cm程度で小さな粒の塊でできています。
用水路の壁や稲の苗にまでくっついていて、大変目立ちます。
これは通称「ジャンボタニシ」と呼ばれるスクミリンゴガイの卵です。
1980年ごろ食用に持ち込まれたものの、味が悪く売れなかったため
放置され養殖場から用水路を伝って水田に広がりました。

旺盛な食欲で稲の苗を食べてしまうため大変問題になりました。
しかし生態系や駆除方法が分かってきたため最近では
徐々に数が減っているそうです。
それでも用水路の壁にビッシリと張り付いている卵は気味が悪いです。

これ以外にも日本には様々な外来種が生息しています。
持ち込まれた経緯にはいろいろあって、渡り鳥が運んできたり、
外国から入港する船舶の貨物や冷却水に混じっていたケースもあります。
しかし意図的に人間の手によって持ち込まれたものも少なくありません。

上記の植物や貝も観賞用とか食用として持ち込まれました。
他にも多くの生物が人間の都合で輸入され、役に立たなくなると
放置されて広がり、自生の生態系を侵しています。
ペット用に持ち込まれた亀なども野生化して問題になっていますね。
つまりは人間のために勝手に移動させられた先で
生存本能から住み着いたのに、今度は駆除の対象にされています。

地球の生態系が危ないとか、自然を大切にと言っている裏では
こういった人間の勝手な都合が生態系を壊しているのです。

そうして人間たちも今になって困って駆除に奔走しています。

何を保護し、何を駆除すべきかは本来の自然のありように
従うべきはずなのですが、ここでも人間の都合が優先します。
以前ここでも述べましたが、雑草か商品かの認識の区別に似ています。
人間はいつになったら自然を尊ぶ心を持てるのでしょうね。

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まとめwoネタ速neo | 2012/06/21 05:05