かっぱのあしあと

川を赤く染めるもの 

さてまた続きです。

小国神社を後にしたものの、島田のバラの丘公園へ行くか、
静岡まで出て買い物に行くか迷いながら大井川に差し掛かります。
以前から何度か大井川を渡りながら気になってたのは、その川原です。
急きょ行き先を変えて、島田市歴史博物館前の川原へクルマを置きます。

そこでシコシコと自転車を組み立てて走り出しました。
河川敷にはマラソン&サイクリングコースがあってとても快適です。
土曜日なのでグランドでは野球やサッカー、コースでは
サイクリングやジョギングの市民が集います。
でも目的は運動ではありません。

ムシトリナデシコ1
【画像クリックで拡大】
2010/6/5 14:51 OLYMPUS E-PL1 + ZUIKO DIGITAL 40-150mm F4-5.6
300mm相当 F7.1 1/400秒 -0.7EV ISO200 i-FINISH

遠くに見えるのは「蓬莱橋」
世界一長い木造歩道橋としてギネスブックに載る全長900mほどの橋です。
渡るのに有料だったりしますが、一度渡ってみると高所恐怖症には難儀です。
かつては時代劇のロケにも使われたものの、繰り返す洪水で橋げたが流され、
今ではほとんどの橋げたがコンクリートになりました。

手前の川原がなにやら真っ赤です。
ここだけでなく、大井川の流域では川原が赤く染まる光景を見られます。
その正体というのがこちらです。

ムシトリナデシコ2
【画像クリックで拡大】
2010/6/5 16:26 OLYMPUS E-PL1 + ZUIKO DIGITAL 40-150mm F4-5.6
180mm相当 F5 1/400秒 +0.3EV ISO200 i-FINISH

この日は広い川原の両サイドに流れがあって、中洲まで行けません。
河岸を走り回って川原へ降りられる場所を探し、ようやく金谷側に見つけました。
高さが40センチ前後ある草の赤い花が一面に咲いていたのです。

ムシトリナデシコ3
【画像クリックで拡大】
2010/6/5 16:29 OLYMPUS E-PL1 + ZUIKO DIGITAL 40-150mm F4-5.6
300mm相当 F5.6 1/250秒 +0.3EV ISO200 i-FINISH

この花は「ムシトリナデシコ(虫取撫子)」などと呼ばれる野草です。
濃い目のピンクの小さな花が密集していて、近くでよく見るととても可愛らしい姿です。
名前の由来はその茎で、手で触ってみると「ぺたぺた」した感触です。
蟻などが昇ってきて蜜を取られないようにと粘液が分泌されているらしい。

ムシトリナデシコ4
【画像クリックで拡大】
2010/6/5 16:23 OLYMPUS E-PL1 + ZUIKO DIGITAL 40-150mm F4-5.6
204mm相当 F5.1 1/320秒 +0.3EV ISO200 i-FINISH

そのため、茎や花の周りには蟻などの小さな虫がくっついてしまいます。
またこの場所にはちょうど綿帽子の種子を飛ばす野草も生えていて
その綿帽子もこのムシトリナデシコに捕まってしまいました。

橋の上からは容易に眺められるのに、実際の花に近づくのに時間がかかってしまいました。
すでに太陽は西の彼方に傾いて、遅い初夏の夕暮れを迎えようとしています。
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