かっぱのあしあと

KカーはKYか? 

昨日のネットニュースでこんなことを目にしました。

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アメリカの通商代表部(USTR)がTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)に
日本が参加することに対する意見を募ったところ、米ビックスリーで
構成する「米自動車政策会議(AAPC)」が日本の軽自動車を「参入障壁」
と見なし、廃止すべきとの意見を寄せた。

AAPCは「軽は日本市場の30%を占めているが、もはや合理的な政策ではない」
と主張している。米側の意見に沿えば「軽規格があるせいでアメリカ車を
筆頭とするアメリカ車が売れない」という理屈になるが、日本の軽は
地方のセカンドカー、あるいは”1人に1台”の生活の足としての
使われ方が主流。軽規格がなくなったところでアメリカ車が売れるとは限らない。

AAPCの主張は言いがかりに近いが、実は「軽を優遇しすぎる」という
意見はもともと日本の自動車業界内にもある。
トヨタが軽自動車市場へ参入したことで日本側が一枚岩に
なるとの楽観的な見方もあるが、本音を言えば、需要が国内に限られる
軽自動車事業はスズキやダイハツなどをのぞいて採算が厳しく、
富士重工業などの撤退組も出た。各社はリッターカー以上への
移行を促したいところ。TPPの2カ国間協議で、米政府がAAPCの
主張をそのまま持ち出すとは限らないが、今後の展開が注目されそうだ。

ちなみに日本の日本自動車工業会もUSTRに対し「米国車のシェアの低さを
理由に市場が閉鎖的だとするのは間違い」などとする意見書を提出した。

(日刊自動車新聞 1月16日付より)
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TPP自体が米国内の選挙向けの失業者対策の色合いが少なくありません。
特に大統領選挙のある今年はより強硬な圧力が予想されます。
それにしても軽自動車があるからアメリカ車が売れないというのは
呆れるほどの言いがかりでしかありません。

最も、私個人も軽自動車規格は近い将来には撤廃すべきと思っています。

2012011701.jpg
【画像クリックで拡大】

私自身は軽自動車に乗っています。
これで3台目になりますが、軽自動車の良さはよく分かっているつもりです。
最近の軽自動車は狭苦しさも質感の悪さもありません。
このムーヴも非常に快適で気に入っています。

軽自動車は全長3.4m、全幅1.48m、全高2m以下で
排気量660cc、定員4名以下という制限があります。
この条件内なら自動車税などの様々な「優遇措置」を受けられます。
日本の自動車普及を促し、自動車産業の育成を狙ったものとされます。

ところが今日ではその目的は十分達成しています。
となれば「優遇措置」はまず撤廃すべきでしょう。
しかし相変わらず税金は安いし車庫証明も要りません。

特に地方に於いては2台目、3台目として、また生活の足だけでなく
農作業や運送業の担い手として、重要な地位を確保しています。
それは何より維持費の安さと小回りの利く小さな車体によるものです。
これほどまでに安定した地位を持つ以上、今更軽規格や
優遇措置を一気に撤廃すると影響は相当なものになるでしょう。

私自身軽自動車に乗っていて感じたのは、今日の日本の
道路事情にあまりにも似つかわしくないことです。
周りの登録車はどんどん大型化しハイパワーになっています。
道路を走る平均スピードも明らかに上がっています。

そんな中で小さなボディにたったの660ccのエンジンで
流れに付いて行くには危険すら感じます。
無理やりターボを付けて加速をよくすれば、当然燃費は悪化します。
実際にターボ付きのハイトワゴンでは1300ccクラスの
コンパクトカーよりはるかに燃費が悪くなります。
価格だって逆転現象があるのは知られています。

これでは軽自動車であることのメリットが薄れます。
維持費の安さだけが選択の理由でしょうか。
その前に優遇措置を緩和し、いずれは登録車に含むように。
そして軽自動車はもう少しサイズアップし、エンジンも
大きくしてスムーズに流れに乗れるようにすべきです。

軽自動車が無くなることによる影響は少なくありません。
維持費が増えて車庫証明の必要性により保有台数は激減。
自動車業界の再編も必至だしそれによる雇用問題も。
それでも軽自動車には未来が見えない。
今後数十年先もこのガラパゴスカーは生き残れるのか。
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