かっぱのあしあと

損して得は取れるのか 

5日の築地市場初競りで大間産のクロマグロ(269キロ)が
史上最高値の5649万円(キロ当たり21万円)で落札されました。
この日は午後以降報道ニュースでも伝えられていました。
驚いたのはあのNHKの9時のニュースまで報道していたのです。
翌日のワイドショーでも持ちきりでした。

「たかが」と言ってしまうべきか、あるいは最高値なんだから
全国ネットでの報道も当然と考えるべきなのか。
中には香港の買い付け人から最高値を奪還したと
日本人寿司チェーン店を持ち上げるかのような番組も。

一つで15000円相当の寿司を400円で提供したため
(何人分だったのかは分かりませんが)大赤字でしょうね。
しかし経営者の言葉ではこれからお客さんに沢山来てもらって
元を取るように頑張りますとのことでした。

いわゆる「損して得取れ」の典型例とも言えます。
しかし果たして損をした後で得が取れるものでしょうか。
それには様々な形態があって、むしろ元が取れるのは例外だそうです。

コンビニでおにぎりを100円で売ったとします。
これだけ売れたのでは赤字でしょうが、おにぎりを買ったお客さんは
飲み物やお菓子など他のものも一緒に買うものです。
おにぎりを有効な集客ツールとして活用した好例です。

一方、セールと称して普段より大幅に安くした商品やサービスを
売りだすのは一見すると良さそうですが難しいものです。
結局その安売り品だけが売れて赤字が残ってしまいます。
ではその安売り品を買ったお客さんがまた引き続いて
その店を利用するかと言うと、リピート率はかなり低いそうです。

むしろ業態によっては、セールをやるよりも普段から
きめ細かいサービスをする方が固定客を作れるものです。
今回の寿司チェーン店に400円のマグロを食べに来たお客さんは
果たして新規客か、そして固定客になりうるのか。

そして店頭での解体ショーをメディアに公開したことで
(あくまで憶測ですが、寿司店側からメディアに何らかの
「サービス」があったのではと私は思いますが)
高額なCM放映より効果的なPRが出来たとも言われます。
それとて全国ニュースで流されたところで、日本中から
食べに来るなどとは到底思えませんしね。

あれほどまでにTVニュースで熱狂的に取り上げた意図が分かりません。
ちなみに買いそびれた香港のチェーン店主は、
買いつけたマグロを東日本大震災の被災者にふるまうつもりだったそうです。
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