かっぱのあしあと

雨のにおい 



この日は朝から薄曇りで柔らかい光が佳かったです。
しかし天気予報は午後遅くから「今年一番の豪雨」。
そんな様子を伺わせることもなく、隣の富士スピードウェイや
御殿場演習地からの轟音が遠くから時々聞こえるだけ。
とても暖か、というより少し暑いくらいの陽気に誘われた
多くの見物客が訪れ、満開の桜の放列に感嘆します。

最も奥にある高台にはさらに上へ登る階段があり、
息を切らせながら登って振り返った景色に
全ての人が声を上げる見事な作りになっています。
で、再び大爆笑する膝を抑えながら階段を降りると、
(恐らく)教授と学生らしき一団の会話が耳に入ります。

「お、雨のにおいがしてきたな」
「ホントですね、雨のにおいがします」

え? 雨のにおい?
私には近くの露天から流れる焼きそばの臭いしか感じませんが。
しかしこの2時間ほど後に、予報通りの豪雨がやってきました。
雨のにおいって何だったんだろう。
そして彼らは一体何物だったのだろうか。


冨士霊園
2017/4/17 9:34 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F.2.8 PRO
230mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/1250秒 +0.3EV) WB:5000K ISO:200 Natural 冨士霊園



冨士霊園
2017/4/17 14:10 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F.2.8 PRO
260mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/800秒 -0.7EV) WB:5000K ISO:200 Natural 冨士霊園



冨士霊園
2017/4/17 10:05 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F.2.8 PRO
300mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/800秒 +1.3EV) WB:4500K ISO:200 Vintage 冨士霊園



冨士霊園
2017/4/17 9:48 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 7-14mm F.2.8 PRO
14mm相当 絞り優先AE(f/5.6 1/2500秒 +0.0EV) WB:5000K ISO:200 Natural 冨士霊園



冨士霊園
2017/4/17 10:38 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F.2.8 PRO
128mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/1250秒 -0.3EV) WB:5000K ISO:200 Natural 冨士霊園


単純に「雨のにおい」で検索すると、二つの物質に当たります。
ひとつは「ペトリコール」、もうひとつは「ジオスミン」です。
ペトリコールは乾燥していた土壌に付着した、特定の植物が出す油が、
雨が降ることで蒸散しにおいとなって人に感じさせるもの。
ジオスミンは土中の細菌が作り出す物質で、やはり雨が降って
大気中に放散して雨上がりの独特なにおいの原因となっています。

しかしこれらは雨が降り始めた後、あるいは上がった時のものです。
私が聞いた「雨のにおいがする」というのは降りだす前でした。
ペトリコールは空気中の湿度が上がってくると鉄分を媒介として
生成され、雨が降ることで洗い流され消えていきます。
もしかしたらこのペトリコールを指して「雨のにおい」と言ったのでしょうか。

ペトリコールを人工的に作って芳香剤にならないか。
実際にはペトリコールの香水などもあるようですが、
もともとこの物質は土臭さの原因でもあるのでいい香りではないかも。
やはり雨は実際に降るものを感じるのが一番です。




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「雨のにおい」とは、グラウンドに水を撒いた時のような匂いのことでしょう。

通りすがり #- | URL | 2017/04/20 20:23 * edit *

Re: タイトルなし

> 「雨のにおい」とは、グラウンドに水を撒いた時のような匂いのことでしょう。
土や草が濡れた時にもにおいがしますが、このときは周囲で降っている様子はありません。
今度降りそうなときに気にしてみます。

はんべ #- | URL | 2017/04/20 21:45 * edit *
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