E-M1 MarkII 星景編
本年も引き続きよろしくお願いします♪
早速ですが、E-M1 MarkII 試写の続きです。
今回は星景スペシャル。
なのですが、E-M1 MarkIIの超強力な手ぶれ補正をご覧ください。

2016/12/30 21:20 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 12-100mm F4 PRO
24mm相当 マニュアル露出(f/4 15秒) WB:4200K ISO:5000 Natural 御前崎
手持ちです。15秒です。止まってます!
オリンパスの開発者が、「手持ちで天の川を写すのが目標」と言っていました。
それならばと星が写るように感度を上げてチャレンジしました。
4秒、8秒、まだ止まる、15秒ならどうだ。
被写体はほぼ真上、カメラを持って真上に向けて構えたまま
じっと息を殺して15秒間、真っ暗なEVFを覗きながら祈ります。
ノイズ除去処理が終わって見たモニターには、この星空が残されました。
冬なので天の川が薄いのですが、夏なら銀河が写っていたでしょう。
ちなみに15秒露出を10枚ほど撮影してそこそこ成功したのは3カット。
何にも寄りかからず、純粋に両手でカメラを保持しただけで撮れました。
息を止めても、鼓動でカメラが揺れるのを感じましたがちゃんと補正しています。
これからは手ぶれ補正ではなく鼓動補正の時代か?!

2016/12/29 21:39 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
96mm相当 マニュアル露出(f/2.8 120秒) WB:4200K ISO:1600 Natural 朝霧アリーナ
M45(プレアデス星団:すばる)とヒアデス星団 おまけでNGC1647
E-M1 MarkIIを手にして、とにかく撮ってみたかったのが星景でした。
幸い連休に入ってから晴天続きなので、この日は西富士へ。
星撮りのメッカだけに、明るいうちから多くの「天キチ」が集います。
そのほとんどは大型赤道儀に望遠鏡をセットしての拡大撮影組。
せっかくそこに富士山があるのに、富士山そっちのけなんですね(笑

2016/12/29 20:29 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
300mm相当 マニュアル露出(f/2.8 90秒) WB:4200K ISO:1600 Natural 朝霧アリーナ
ご存知アンドロメダ銀河(M31)と伴星雲(M31・M110)

2016/12/29 23:43 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
300mm相当 マニュアル露出(f/2.8 120秒) WB:4200K ISO:1600 Natural 朝霧アリーナ
こちらもご存知オリオン座主要部(M42・馬頭星雲など)

2016/12/29 23:54 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
300mm相当 マニュアル露出(f/2.8 90秒) WB:4200K ISO:1600 Natural 朝霧アリーナ
天狼星(シリウス)とM41
おおむねE-M1 MarkIIの星景適合性は高いといえます。
・バリアングルモニターになったので空にレンズを向けても操作しやすい。
・画素数が上がってノイズが小さくなったので見た目もキレイ。
・初代機に比べノイズそのものが少なく高感度にも強い。
・バッテリーが大容量になり残量も分かりやすくて撮影中も不安がない。
・リモートケーブルの挿し口がグリップ側になって使いやすい。
・ノイズ除去処理中、残り時間のカウントダウンが表示される。
一方でちょっと残念だった点も。
・「ライブバルブ」の感度の上限がISO1600のまま(3200ぐらいまで上げて欲しかった)
・LVブースト2の「重さ」が改善されていない(新画像エンジンに期待したのですが)
これらはファームアップで対応できそうなので今後に期待しましょう。
ところで、この望遠レンズは一般の対象には大変シャープで
高画質なのですが、完全な点光源である星にはまだ厳しい。
それと300mm相当ではもう少し大きく撮りたいこともあるので、
今後Borgなどの単焦点望遠鏡も検討中です。
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