かっぱのあしあと

前日に吉あり 

ペルセウス座流星群の極大は夕べ12~13日でした。
みなさんは流星群を見ることが出来たでしょうか。
こちら静岡は曇りで、条件が良かったのに残念でした。
あらかじめ調べていた週間天気予報でも12日以降曇りだったので、
前日の11日を前倒しの予備日として11日から長野へ入りました。

明るくなってから走りたいので(暗闇を走るのは相当疲れる)、
出発は午前4時、安曇野へ着いたのが午前8時でしたが
朝早くからあちこちで混雑していました。
昼間の顛末は後回しにして、肝心の星景撮影です。

当初身延から中央道へ乗った頃は曇り空、
こりゃやっぱり天気予報(曇り時々晴れ)通りになりそうだなと
思いながら半ば諦めかけていました。
それでも何か撮るものはあるだろうとクルマを進めると、
長野へ入った辺りから晴れ間が広がり始めます。

夕方開田高原入りして、主な観測予定場所にしていた
「木曽馬の里」「九蔵峠」などを再度ロケハン。
以前極大日の13日に訪れた時は相当数の来客がいましたが、
前日(12日)とはいえなぜかほとんど人がいません。
そして近くの日帰り浴場から出てみると、空に雲がほとんどありません!

一気にテンションを上げながら「木曽馬の里」へ行くと、
やはりほとんど来客の姿がありませんでした。
これはひょっとして「貸切」で楽しめるかも!
そうして日が暮れて、思いも寄らぬ星空に恵まれました。


2016081301.jpg
2016/8/12 3:23 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 7-14mm F2.8 PRO(Lee Soft No.3)
14mm相当 マニュアル露出(f/2.8 60秒) WB:3500K ISO:1600 開田高原

これは薄明が始まる直後の一発。
実際には肉眼で相当数の流星を確認できましたが、
ペルセ群流星は流れるのが早いので、かなり明るい
ものでないとなかなか写真に写ってくれません。


2016081302.jpg
2016/8/12 1:37 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 7-14mm F2.8 PRO(Lee Soft No.3)
14mm相当 マニュアル露出(f/2.8 60秒) WB:3500K ISO:1600 開田高原

写った中では最も明るいのがこちら。
右下へ流れているのがペルセ群流星で、
そのそばのは群流星でない散在流星かと思われます。

一年で最も数多く見られるといっても、極大日でせいぜい
1時間に60~80個程度ですから、花火大会のようはいきません。
流星がたくさん写った合成写真やイラストを見ては
同じようなイメージをもたれがちなので、実際の流星群を見ると
多少期待はずれの声を聞くことがあります。

でももともと星を見てきた人間とすれば、1時間に60個も
流れてくれるなんて「お祭り」でしかありませんて!


2016081303.jpg
2016/8/12 0:02 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 7-14mm F2.8 PRO(Lee Soft No.3)
14mm相当 マニュアル露出(f/2.8 180秒) WB:3500K ISO:1600 開田高原(右下は御嶽山)

夜の初めは月明かりがありましたが、午後10時半ごろ
御嶽山の向こうに沈んでからはまさにスター・パラダイス!
実はこの日、TP-2とポラリエの2台を同時に稼動していたので、
撮影&ノイズ除去を交互にやりながらで大変忙しかったです。
なかなかゆっくり双眼鏡で眺める時間がなかったのが残念。


2016081304.jpg
2016/8/12 1:09 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 7-14mm F2.8 PRO(Lee Soft No.3)
14mm相当 マニュアル露出(f/2.8 240秒) WB:3500K ISO:1600 開田高原

いつもならせいぜい2分程度の露出で留めていますが、このときは
120秒露出では明るさが足りず、結局4分もかかってヒストグラムの
ピークを左側から1/3辺りまで持って行くことができました。
つまりは空が暗いからで、標高1200mの開田高原ではここまで
たっぷりと露出をかけることができるほど宙のコントラストが高いんです。


2016081305.jpg
2016/8/11 21:39 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 7-14mm F2.8 PRO(Lee Soft No.3)
14mm相当 マニュアル露出(f/2.8 60秒) WB:3800K ISO:800 開田高原

月明かりがあっては星空を楽しめない、というのが一般的。
でも月があればあったで、これもいい被写体になりえます。
木曽馬の里のシンボルでもある「コナラ」の木立で明るさを抑えました。
しかしこの木の周りは異常に虫が多くて、以前も「ブヨ」で手足が
月面のようになったため、虫除けスプレーと電子蚊取りで武装したものの
全く効果もなく30分ほどで退散せざるを得ませんでした(泣


次回に続きます。




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はんべ様

これは薄明が始まる直後の一発。・・・・

写った中では最も明るいのがこちら・・・・

夜の初めは月明かりがありましたが、午後10時半ごろ・・・・

つまりは空が暗いからで、標高1200mの開田高原ではここまで
たっぷりと露出をかけることができるほど宙のコントラストが高いんです・・・

木曽馬の里のシンボルでもある「コナラ」の木立で明るさを抑えました・・・

リアルタイムでお聞きしているかのようです

遠方まで撮影に行かれた甲斐がありましたね

自宅にいながらにしてこの素晴らしい星の世界 拝見することが出来ました

有難う御座います

次回に続きます・・・お待ちしていますね

りら #sSHoJftA | URL | 2016/08/13 19:39 * edit *

Re: はんべ様

> 遠方まで撮影に行かれた甲斐がありましたね
星を見るにはちょっと雲が流れるだけでダメなので
今回は本当に好天に恵まれてラッキーでした。
でも何時間もかけて出かけてもハズレなこともあるしで、
なかなか遠征にはリスクが伴います。
夏の夜の短さを恨みながらも、宙が暗いというのは
こんなにシアワセなことなんだと何度も感謝しました。

はんべ #- | URL | 2016/08/13 22:10 * edit *

こんばんは。さすがに信州まで行くと、美しい星空を見ることが
できますね。ピーク前日でも結構結構な数が見えるんですね。
私も11日深夜に自宅を出発、12日まで長野へ行ってきました。
今回の目的は、一度は行ってみたかった高ボッチ高原のロケハン
が主目的、ついでに初の車中泊も経験してきました。なかなか
楽しい2日間でした。

GON #HKJnITgI | URL | 2016/08/13 23:45 * edit *

GONさん

> こんばんは。さすがに信州まで行くと、美しい星空を見ることが
> できますね。
御前崎辺りでも肉眼で天の川が見えて感激できますが、
長野の高原では月明かりに負けないほど星星の存在感が強いです。
宙が暗いので小さな流星も見えるし、たっぷりと長時間露出して
暗い星まで浮き上がらせることが出来るのは本当に凄いことでした。
手近な場所での撮影もいいけど、やっぱり宙の暗い場所は
替え難い素晴らしい感動をもたらしてくれます。

> 今回の目的は、一度は行ってみたかった高ボッチ高原のロケハン
高ボッチは、富士山写真家のメッカでもありますが、
諏訪湖越しの眺めは素晴らしい場所ですね。
ビーナスラインは空き駐車場探しに苦労するらしいので、
連休期間は避けていますが、早い時間帯なら良さそうですね。

私の場合は夜間に活動するので、ホテルも取れず
車中泊といっても朝になってからの仮眠の連続になります。
最近は車中泊を狙った犯罪も横行しているので気をつけてくださいね。


はんべ #- | URL | 2016/08/14 08:19 * edit *
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