かっぱのあしあと

はれましておめでとう 

「梅雨の晴れ間」って、溜まっていた洗濯物を一気に干すとか
せっかくだから目的がなくてもどっかへ遊びに行くとか、
とにかく今度いつ晴れるかわかんないからと
テンションが跳ね上がってしまうのは分かります。

先週末、ちょっと晴れるかもの予報を信じて
星景撮影一式をクルマに持ち込んだはいいけど
結局上空を流れる雲は途切れることはなかった。
そして7月3日、気まぐれなGPVが珍しく「晴れまっせ」な
予報を続けていたし、4日は新月だから月明かりもないし。
前回積んだ機材はそのままなので手間要らずだし。

現地に着いたのは午後4時過ぎ、と言っても先週も来た。
薄明が終わるのは午後8時50分なのでまだかなり時間はある。
先週もやったけど再度撮影ポイントの確認で一回り。
昼間とんでもなく強かった風は収まりつつあり、
目的の撮影の手順を考えながらちょっとだけ仮眠。

そう、星景撮影は手際が大切。
星空はどんどん動いていく(実際はチタマが回っている)。
だから「しょろしょろ」(静岡でグズグズの意)してると夜が明ける。
ただでさえ夏は夜が異常に短く、わけわかな徘徊者もいる。
いかに短い夜の間に数多くのショットをモノにするためには、
複数台の撮影セット【三脚・架台・カメラ】を同時に稼動させるか。
そしていつまでも同じ場所で粘らず、素早く移動しセッティングするか。

空が暗くなるにつれて「天キチ」のスイッチが入ります。


2016070401.jpg
2016/7/3 21:58 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 7-14mm F2.8 PRO
14mm相当 マニュアル露出(f/2.8 90秒) WB:4200K ISO:1600 LeeSoft No.3 御前崎

梅雨の合間、ただでさえ高い湿度は気温が下がるとほぼ100%。
決して透明度は良くはなく、灯台の光も散乱してしまうけど、
風に巻き上がる波しぶきでいつの間にかメガネが雲っても、
とにかく久々の天の川に双眼鏡を向ける感激に浸るばかり。


2016070402.jpg
2016/7/3 23:51 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 7-14mm F2.8 PRO
14mm相当 マニュアル露出(f/2.8 120秒) WB:4000K ISO:1600 LeeSoft No.3 御前崎

ちょっと強く高い波の音が響く静岡県最南端の岬。
波のせいで岩場へは降りられなかったけど、水平線から
真上まで広がる星星、時折飛び交う飛行機を双眼鏡で追うと、
星空を背景に飛び去るSpace Shipのような幻想的な眺め。


2016070403.jpg
2016/7/4 0:02-2:05 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 9-18mm F4-5.6
18mm相当 マニュアル露出(f/4 60秒x124コマ) WB:4000K ISO:1600 Kenko ProsoftonA 御前崎

灯台のある敷地は夜間は入れないけど、低い塀越しにカメラをセット。
誰も来ないだろうと2時間放置した後カメラを回収に向かう。
すると、この画像が映るモニターを塀の上に乗ったネコが眺める。
途中でネコパンチされなくて良かった^^;


2016070404.jpg
2016/7/4 1:23 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 7-14mm F2.8 PRO
14mm相当 マニュアル露出(f/2.8 90秒) WB:4000K ISO:1600 LeeSoft No.3 御前崎

地平上の銀河中心部から、真上の夏の大三角まで一気にカバー。
どれほどの数の星が写っているのか、そしてこの中に知性を持つ
生命体はどれだけいるのか、生まれ来る星、死に行く星、
宇宙そのものが生き物であることを私たちは知る。


2016070405.jpg
2016/7/3 22:16 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
28mm相当 マニュアル露出(f/2.8 30秒) WB:4200K ISO:2500 Kenko ProSoftonA 御前崎

星空には魔力があるのだと思うのです。
星空の下にいると、「眠くならない」「腹がへらない」「疲れない」
通常夜通し起きていればこれらの苦難に見舞われます。
でもこの夜も、薄明が始まる午前2時40分まで全く感じませんでした。
「星が好きな人だけだろ、どうせ」
まぁ、正解でしょうね。

星景撮影は、どんどん動いていってしまう星を追いかけながら
できるだけたくさんのショットを残すために大変忙しいものです。
疲れた、腹へった、寒いなどと言っているヒマはありません。
その代わり、朝が来るとそれらが一気に襲ってきます。
朝の混雑の前に帰りたいけど、とりあえず灯台の下で仮眠。
気が付いたら、土曜の夜以降結局丸2日間何も食べていませんでした。

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はんべ様

気が付いたら、土曜の夜以降結局丸2日間何も食べていませんでした。

それだけ熱情を持って撮影された星空のお写真
感動を持って拝見させて頂きました
4枚目のお写真
ロマンチックで一際印象に残ります

りら #sSHoJftA | URL | 2016/07/04 19:37 * edit *

こんばんは
おぉ〜どれも力作ですね。潮騒の像は設定が難しかったのでは?
天の川撮影は全部、赤道儀撮影ですか?
っと、私も一日一食始めていまして、ようやく軌道にのったかどうか
微妙な感じです。(;´д` )

月見里 #A8BJpryA | URL | 2016/07/04 20:49 * edit *

Re: はんべ様

> それだけ熱情を持って撮影された星空のお写真
最近は、時間が来たから食事をしなきゃという感覚がなくなりました。
かといって空腹感もほとんどないので、うっかりするとこんなことになるんですね。
都会ではなかなか星空に遭えませんが、少しだけ星のことを知るととても楽しいですよ。

はんべ #- | URL | 2016/07/04 21:20 * edit *

Re: タイトルなし

> おぉ〜どれも力作ですね。潮騒の像は設定が難しかったのでは?
ここには足下に明るい照明があるので、あからじめ厚手の黒い大きいめのビニール袋を持参し、照明に被せています。
一枚目の場所も同様で、御前崎では必須アイテム(?)になります。

> 天の川撮影は全部、赤道儀撮影ですか?
灯台グルグル以外は赤道儀撮影です。
前景の有無で「星景モード」との切り替えを選んでいます。
超広角なので極軸合わせはかなりアバウトでもOKです。
御前崎は撮影ポイントのすぐそばまでクルマで行けるので快適です。

> っと、私も一日一食始めていまして、ようやく軌道にのったかどうか
数日経つと空腹感自体が薄らいで苦痛がなくなります。
体重は気になってしまうのであえて測りません。
ただし水分だけは十分に取ることが大切ですね。

はんべ #- | URL | 2016/07/04 21:28 * edit *
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