かっぱのあしあと

あちらとこちら 

デジタルカメラ情報では最も詳細で多様性があるインプレスの
「デジカメWatch」ですが、毎週アンケート企画を行っています。
そして前回のアンケートの結果を同時に掲載していて、
先日の記事では「写真を撮っていて周囲に怪しまれたことがありますか?」
というテーマで意見を募集した結果が数々掲載されました。

総計846件の投票の結果、怪しまれたことがある人は
52.8%の447件、ないというのは47.2%の399件でした。
このサイトの利用者の一部によるというある意味で特殊な
層が対象になっているため、一般的な数字とは違うかもしれません。
とはいえ約半数の人は何らかの「経験」を持っているわけです。

その内容はというと、人物や建物を撮影していたら被写体以外の
(向こう側にいる)人物や管理者などから警告を受けたというものが目に付きます。
これは「こちら」が撮ろうとしたものと、撮られたのではないかと
疑う「あちら」の人との意識の相違が生み出すもので、
事情を話すとか謝る、その場で画像を消すといった対応が多いようです。

また建物や施設などでは、防犯対策上基本的に内部の撮影は不可で、
外観の撮影でも場合によっては警備員が飛んでくることもあります。
これらはある意味で想定できることで、もし想定外で警告を受けた場合には、
管理者や委託された警備員などに従うしかなく、これに文句を言ったところで
問題の解決にも気分の解消にもなりません。

群集などでカメラを構えたとき、逆にカメラの向こう側の人物の
気持ちになって考えてみることも必要になってきました。
最近では撮影された写真が個人のアルバムや限定された
出版物だけに限らず、ネットを通じて意図しない対象にまで
「拡散」されたりといった「被害」の恐れが高まっています。

その意味では「今撮っただろ!」と指差されることだってあるだろうし、
そういったケースをあらかじめ想定しながら写真を楽しむしかありません。
とはいえ時代も時代であることからして、街角スナップや住居地での
野鳥撮影などがやりにくくなってきているのは事実です。
その上「撮り鉄」の行動や先日ここで触れたイベントでのアマカメの態度など
カメラマンと言うだけでいい印象を持たれない風潮は何とかしたいですね。

また大きなカメラを持ったアマカメばかりでなく、一般の人がスマホを
何にでも向けてはシャッターを切ったり動画を撮影したり、
中には自撮り棒を振り回すなどといったマナー違反も無くならないでしょう。
そして徐々に「撮影禁止」の看板が増えさらに「立ち入り禁止」にまで
なってしまうようなギスギスした社会が蔓延するのは避けたいものです。


2016030201.jpg
2016/2/29 10:38 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
200mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/250秒 +0.7EV) WB:5000K ISO:2000 Natural 龍尾神社


2016030202.jpg
2016/2/29 11:33 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
190mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/250秒 -0.3EV) WB:5300K ISO:320 Natural 龍尾神社


2016030203.jpg
2016/2/29 10:23 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
300mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/320秒 +0.0EV) WB:4500K ISO:320 Vintage 龍尾神社


2016030204.jpg
2016/2/29 10:06 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
300mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/320秒 +0.0EV) WB:4500K ISO:250 Natural 龍尾神社


2016030205.jpg
2016/2/29 9:58 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
300mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/400秒 +0.0EV) WB:6000K ISO:200 Vintage 龍尾神社


かくいう私はというと、イベントや祭りのような場所以外において
群衆の中でカメラを構えることはほとんどなく、トラブルもありません。
街角で見かけた面白い対象であっても、相手が嫌がりそうだったり
そもそも禁止しそうな対象は出来るだけ避けるようにしています。
人が横切りそうな時にはサッとカメラを上に向けてしまいます。

先のアンケートで「怪しまれない」と言っていた残り約半数の人の場合でも、
もしかしたら声こそかけられていなくても疑念を抱かれた可能性があります。
そんなことが繰り返されるうちに、ある日突然カメラ禁止令発布なんてことも
ないとは言い切れないと思ってしまうのです。
たとえこちらが間違っていない、正しいことをしているんだと思っていても、
いきなりカメラを向けられシャッターを切られた人の気持ちを考えたならば
カメラマンの一方的な理屈は必ずしも正しいことだと言い切れないわけです。

一億総カメラマンとなった現代では、誰もが被害者にも加害者にもなりえます。
その一方でネットの影響は肖像権や著作権、個人情報など様々な問題を
抱えており、スマホを含めてカメラを持つ人みんなに意識が必要ですね。



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