かっぱのあしあと

ヒカリの射す方へ 

オリオン座流星群の極大日が22日未明にせまります。
オリオン座流星群はあの「ハレー彗星」が撒き散らした
ダストが地球に降り注ぐという「由緒」ある流星群です。
ただし発生数はあまり多くはなく、せいぜい時間当たり数個程度。
もっとも突発的な大発生も過去にはあり、ここ数年はピークに集中せず
極大日前後数日間でも見られる「高原的」な活動だということですが。

それはともかく、限られた休日と晴天と月齢さえ合えば
星空を撮りに出かけたいので、この日もGPVとにらめっこ。
結局富士山麓は避けて南へ向かいました。
現地へ着いた当初は波が高く堤防から降りられないので
時折通るクルマを避けながらの道端星景なのです。


2015101901.jpg
2015/10/19 0:15 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 7-14mm F2.8 PRO(LEE Soft No.3)
14mm相当 マニュアル露出(f/2.8 75秒) WB:3800K ISO:1600

前回の朝霧高原と違って気温は19度もあるので寒さはありません。
ただ波が高く時折吹く風に舞い上がる飛沫でレンズが心配です。
幸い夜露はあったものの撮影中にレンズが曇ることはありませんでしたが。


2015101902.jpg
2015/10/19 1:24 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 9-18mm F4-5.6(PROSOFTON-A)
18mm相当 マニュアル露出(f/4.5 60秒x120コマ) WB:4200K ISO:1000 ライブコンポジット

しばらく経って潮が引いてきたので堤防を降りて岩場へ。
とにかく滑りやすく足場が悪いため終始へっぴり腰。
まずは「ほしぐる」専用E-M1を設置して一服。
水平線直上は星が全く見えず、この後も「カノープス」は拝めませんでした。


2015101903.jpg
2015/10/19 3:00 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 7-14mm F2.8 PRO(LEE Soft No.3)
14mm相当 マニュアル露出(f/2.8 75秒) WB:3800K ISO:1600

ずっと白濁する波頭と遠くで走り回る漁船の灯りを眺めながら
気がつくと天文薄明まで2時間ほどに迫ります。
星景撮影と言うのはことごとく時間がかかるし、かといって
カメラ任せにしてノンビリすることもできないのでこの時も
結局7時間ほど立ちっぱなしでカメラの操作に追われました。
寒くなくて幸いでしたが、体には堪えます。


2015101904.jpg
2015/10/19 3:32 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 7-14mm F2.8 PRO(LEE Soft No.3)
14mm相当 マニュアル露出(f/2.8 75秒) WB:4200K ISO:1600
※灯台の上は金星、左上には木星と火星

着いた時はまだオリオン座も灯台の向こうだったのに、あっという間に洋上へ。
星空は止まっているものでもなく、目くるめく回り舞台を追い続けるように
常に景色が変化してゆくし、ワンショットの時間が長いので結構忙しいです。
だからちょっとした構図の変更なども容易いE-M5 MarkIIは重宝します。
まだ極大まで早かったとはいえ、少しばかり期待していた流星は撮れませんでしたが。

薄明が始まる頃撤収し、新聞配達を横目に1時間あまりで帰宅。
その直後からお昼前に再び目覚めるまでの記憶は無し。
起きてからまたカメラを持って出かけ、午後帰宅後数時間も同様。
夜通しの活動が必要な星景撮影はホントに体力勝負なのでした。

とはいえ、かつてはもっと大きくて重い赤道儀を抱え、今のような
自動ガイドではなく撮影中ずっとガイド望遠鏡を覗きながら手動で
ハンドルを10分間で一回転させ、しかも露出時間は1カットで
十数分に及び、現像してみたら片っ端から失敗だらけなんてザラでしたので、
デジタルカメラやコンパクトな赤道儀の普及は「革新的」なはずなのですが。


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精力的に廻られてますね。夜の撮影は楽しいもの、寒さも何も
忘れて気がくと東の空が白んできている、私もそんな経験あり
ますので、はんべさんの夢中さが良く分かります。
どれも美しい星景作品ですが、なかもでもアンドロメダには驚きです。
40-150mmf2.8proでここまで写るんですね。ポラリエもそこそこの
重量物も回せるんですね。ところでE-M1はグルグル専用になって
いますがやはり星撮影には厳しいですか。と言うかE-M5Ⅱが優秀
過ぎるのかな。

GONさん #HKJnITgI | URL | 2015/10/22 00:05 * edit *

Re: タイトルなし

> 精力的に廻られてますね。夜の撮影は楽しいもの
夏の銀河も冬の一等星も全てに魅了されます。
宇宙は知れば知るほど面白くもっと知りたくなります。
また頻繁に新しい発見(最近では冥王星の探査画像など)や
新しい理論が交わされて常識が覆されます。
そして櫻や紅葉と違って、毎年同じ日の同じ時間に楽しめます。
時々あるイベントも楽しみだし、天気やカレンダーとの絡みなど
思い通りにならないことだってそれはそれで星との「付き合い」ですね。

> 40-150mmf2.8proでここまで写るんですね。
本来ならクローズアップにはボーグなどの望遠鏡が向いているのですが
(レンズ構成が少なく損失も減るため)それだけのために持ち歩いたり
そもそも購入する余裕もないので望遠レンズを使います。
でもこのレンズもかなりよく写るし、MFT用なので軽いしね。
ポラリエのポテンシャルは案外高いのですが、
ある程度以上引き出すにはちょっと面倒なのも確かです。
今ならケンコーのスカイメモSの方が使いやすいと思います。

> ところでE-M1はグルグル専用になっていますが
E-M1をグルグル用にしているのは、赤道儀に固定して使うには
どうしてもバリアングルモニターが必要なこと、
ライブコンポジットが非常に簡単で使いやすいためです。
撮影前にノイズ除去用のワンショットを撮るので、
E-M1で比較明合成しても画質は上々です。
是非お試しくださいな。

※今もコスモス畑での星景撮影から帰ったところです(AM4:13)
 今から少し寝て仕事に行きます^^;

はんべ #- | URL | 2015/10/22 04:13 * edit *
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