かっぱのあしあと

補正面倒さ 

手振れ補正には、大きく分けてセンサーシフト方式と
レンズシフト方式があります(電子式はこの際無視します)。
私が使うニコンはレンズシフト式、オリンパスはセンサーシフト式です。
どちらがいいといった議論はありましたが、補正方式で
レンズやカメラメーカーを選ぶことは少ないでしょうね。

手振れ補正と言えば、その効果の高さやファインダー像がぶれない点でも
キヤノンやニコンのレンズシフト方式にアドバンテージがありました。
しかし今日では、決してセンサーシフト方式が劣ることもなくなりました。
その代表格がオリンパスのE-M5 MarkIIの5軸手振れ補正でしょうか。
露出補正やアートフィルターなどが反映するEVFとの組み合わせでは
望遠レンズを使っていても視野がブレず露出補正も一発で決まります。

そしてオリンパスを使っていて、センサーシフトのメリットを実感したのは
レンズに補正機構を組み込む必要がないため、レンズが非常に
コンパクトで軽くなること、価格も抑えられること、補正光学系が
画質に影響を与えることがないこと、AF機構との兼ね合いでも
有利などが数え上げられます。

特に補正光学系の影響との戦いはレンズメーカーの悩みの種です。
高度でレスポンスの優れた補正を行うには、補正光学系を
小型軽量化し強力な機構で動かす必要があります。
そのためにあえて手振れ補正を持たないレンズも少なくありません。
それはニコンで言えばAF-S 24-70mm F2.8でしたが、
先ごろこのレンズが手振れ補正を組み込んでモデルチェンジしました。
やはり一回り大きく、価格も一回り高くなったわけです。


2015082801.jpg
2015/8/15 12:20 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 14-150mm F4-5.6 II
40mm相当 絞り優先AE(f/4.5 1/40秒 -1.0EV) WB:5300 ISO:250 ToyPhoto


2015082802.jpg
2015/8/15 12:52 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 14-150mm F4-5.6 II
300mm相当 絞り優先AE(f/5.6 1/640秒 -1.0EV) WB:5000 ISO:200 Natural


2015082803.jpg
2015/8/15 11:05 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 14-150mm F4-5.6 II
28mm相当 絞り優先AE(f/6.3 1/500秒 -1.3EV) WB:5300 ISO:400 Vintage


2015082804.jpg
2015/8/15 11:58 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 14-150mm F4-5.6 II
300mm相当 絞り優先AE(f/5.6 1/500秒 +0.0EV) WB:5800 ISO:400 Natural


2015082805.jpg
2015/8/15 10:38 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 14-150mm F4-5.6 II
200mm相当 絞り優先AE(f/5.6 1/250秒 +0.0EV) WB:5800 ISO:800 Natural


ニコンやキヤノンはフィルムカメラ時代から手振れ補正を持っており、
フィルムを動かせないためにレンズシフト方式を採ってきました。
デジタルカメラへの参入、それもAPS-Cセンサーをメインにしてきた
各メーカーは、高度なレンズ補正技術よりもセンサーシフトを採ることで
比較的簡単に手振れ補正を組み込むことができました。

とはいえセンサーシフト方式も特許や技術的な障壁も少なくありません。
富士フィルムやパナソニックがレンズシフト方式を採るのは、
そういった兼ね合いもあったのではないかと推測します。
同じマイクロフォーサーズでも補正方式が違うのは都合が悪いですね。
また画質を重視するために補正を持たない富士フィルムのレンズでは、
手振れのために成功率が下がることもあり得るわけです。

またセンサーシフト方式でも、オリンパスのようにセンサーが
小型軽量なものと、ソニーのように重く大きなものとでも差がありそうです。
手振れ補正によって、夜景も手持ちで撮影できる時代になりました。
それでもまだ、「人間の眼」には及ばないようですね。


8月は晴天が少なく、日照時間が足りなくて野菜が高いとか。
残暑もままならないまま、秋雨前線がやってきていて
9月以降もスッキリしないらしいのですが、もっと星景を撮りたいです。
夜が長くなってきて楽しみが増えてきますしね。


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[edit]

お久しぶりです。

はんべさん、こんばんわ。
お久しぶりのコメントで失礼します。
何時も、素敵な写真!拝見してます。

さて、今日は質問があって訪問しました。
オリンパスの「ドットサイト照準器 EE-1」なんですが、
これって、D600にもピッタリくるのでしょうか?
また、使い勝手はどんなものなんでしょうか?

照準器が欲しくて、いろいろ見ていたら、
やはりこの照準器が気になってしまって、
使えるのなら、すぐにでも購入しようかと...。

わかる範囲で結構ですので、また教えてください。
質問コメントで失礼しました。
今度は、写真コメントさせて頂きます。

kenek #auNsPbtE | URL | 2015/08/29 23:21 * edit *

使えますが...

ネット上には、ニコン・キヤノン・ペンタックスなどの
一眼レフのホットシューに取り付けて使う画像が見られますね。
また、こんなのも出ています。
http://www.etsumi.co.jp/html/products/detail.php?product_id=2020

ただしこれはあくまで照準器で、フレーミングや
ピントの確認はできない点は注意が必要です。
できることならばカメラ本体のAF性能が高いほうが
合焦の確立が高まるので、ニコンならD7200が向いていそうです。
D600はAFエリアが狭いので、中央に捉え続けないと
ピンボケを量産する可能性が高いですね。

ちなみに、予想外の好評なのか、それとも生産数が少ないのか、
注文しても3週間以上かかるようです。

はんべ #jsBW8FAg | URL | 2015/08/30 00:22 * edit *

うむ、僕ら下手な人間にとっては手ブレ補正はありがたいです。
パナもオリも使っているので、たまに持ち出すときに悩む時もあります。
まぁ望遠系はレンズシフト、広角系はボディシフトが
なんとなくいいような気がしてます(^^;)

monopod #mQop/nM. | URL | 2015/08/30 01:59 * edit *

Re: タイトルなし

> うむ、僕ら下手な人間にとっては手ブレ補正はありがたいです。
手振れ補正を初めて手にしたのは、2003年にニコンD100で
使っていた初代の24-120mmVRでしたが、それは便利で手振れ補正が
手放せなくなるきっかけになりました。
今では強力な手振れ補正と、高感度画質の向上によるISO感度自動制御
のおかげで、手振れの不安や三脚の必要性も激減しましたね。
個人的な考えですが、将来的にはセンサーシフト方式が主流になる気がします。
レンズ設計の自由度が広く、シフト機構を利用した新機能も可能です。



はんべ #- | URL | 2015/08/30 23:28 * edit *
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