サクラヨブ
しかしあちこちで梅の便りも聞かれるし、貴重な一日をどうしようか。
櫻は、少しでも時期を逃すと一気に葉が出てきてしまいます。
それならやはりというわけで、昨年より1週間遅れで
南伊豆の「河津町」へ行くことにしました。
平日でも大変な混雑になるのを重々承知しているので、
朝まだ暗い午前5時に自宅を出発、比較的ゆっくりとしたペースで
新東名高速から伊豆縦貫道を経て下田街道を南下します。
(この途中、一瞬見かけたのは星景写真の師匠『飯島裕』先生、
OM-D E-M5 MarkIIの試写のために下田へ行かれていたそうです)
現地に着いたのは午前8時前、まだ観光客はほとんどなく、
地元の散歩客や露天の支度をする人たちぐらい。
まだ空は雲が覆っていたので、弱い光での撮影をとカメラを持ち出します。
例年ここではD4とD600のフルサイズがメインですが、今回は
せっかくなので入手したばかりのE-M5 MarkIIを主に使いました。

2015/3/2 12:36 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
180mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/800秒 +0.0EV) WB:5800K ISO:200 Natural

2015/3/2 11:59 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO + MC-14
220mm相当 絞り優先AE(f/4 1/250秒 +0.3EV) WB:6000K ISO:320 ToyPhotoIII
事前に河津町観光協会などの開花状況をHPで調べると、満開の少し手前。
蕾も残るちょうどいい塩梅だろうと現地を訪れてみると、
前日の冷たい雨にもかかわらずほぼ100%の満開状態でした。
木によっては葉が出始めており、むしろ蕾はほとんど見かけないほど。
どうやらこの一週間で一気に開花が進んだようでした。

2015/3/2 12:02 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO + MC-14
204mm相当 絞り優先AE(f/4 1/200秒 -0.7EV) WB:6000K ISO:320 Natural 石垣にも!
午前9時頃になると、一気に観光客がバスやクルマで流入し、
河津川沿いの遊歩道はあっという間に満杯になりました。
露天の元気な声も響きます「3月2日は『肉の日』だよ!」もうハチャメチャ。
幸い強い風もないのですが、陽射しが弱いので小鳥の出現が少ない。
やたらと騒がしいヒヨドリや、花をむしってしまうスズメぐらい。
いつもならメジロが群生で回遊するのに残念だなぁと。

2015/3/2 12:23 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO + MC-14
280mm相当 絞り優先AE(f/4 1/320秒 +0.7EV) WB:6000K ISO:640 Natural
平日のためか、来客の多くはシニアと中華系の観光客ばかりです。
子供連れはほとんどが赤ちゃんで、子供はというと近所の幼稚園児のお散歩。
とにかく染井吉野よりずっと色の濃い大輪の花を咲かせる河津桜には
櫻を見慣れた日本人でも感嘆せざるを得ない様子でした。

2015/3/2 11:11 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
300mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/500秒 -0.3EV) WB:6000K ISO:200 Natural
今年は菜の花がいまひとつ元気がなかったけど、櫻そのものは見事でした。
この日は手短に撮影を終えて下田などへ回るつもりでしたが、
結局午後4時ごろまで何度も川沿いを往復し河津櫻オンリーでした。
で、帰路は渋滞にハマりながら帰宅は午後9時ごろ。
じゃ満腹、完全燃焼だったかというと、毎年7分目ぐらいなんですよね。
河津櫻は華やかな一方で、身延の枝垂桜のような幽玄さはなく、
尚更今回のような満開ではどう工夫すればいいのか分からなくなります。
それでもお祭りだからと恒例の河津詣でなのでした。
作品はしばらく続きます。
【フォトマスター検定 準1級:共通問題】より 第34問
次の文章を読んで、( )に入る正しい言葉を(1)~(3)の中から選べ。
「ストロボ(スピードライト、フラッシュなどともいう)には、カメラに内蔵されている
もの、クリップオンタイプなどといわれてカメラ上部のアクセサリーシュー
(ホットシュー)に装着するもの、あるいは大型のものでカメラとケーブルで
接続するものなどがあるが、それらのストロボ光の色温度は、( )。」
※ただし、ストロボ用のアクセサリー類を使わずに発光させるものとします。
また、最近のものとして古いものは含まないものとします。
(1)いずれのストロボも5500K前後である
(2)メーカーや機種によっても異なり、4000~7000K程度である
(3)カメラに内蔵のものやクリップオンタイプのものは5500K前後であるが、
大型のものは4000~7000Kで可変できるようになっている。
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