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かっぱのあしあと

文化と私たち 




今だに「アサヒカメラ」誌休刊の余波が続いているようです。
Twitterでも多くの人々が「残念」とツイートしています。
「カメラマン」「アサヒカメラ」の休刊に続きオリンパスの身売りが
報道され、いよいよ写真文化は終焉に向かっているのかといった
悲観的な話が出るなど先行きは暗くなる一方です。

コロナ禍においてはどの業種でも同じように大きな損失を
被っているものの旧来からのカメラメーカーや写真誌は
コロナに関係なく業績は良くありませんでした。
そこへ来てのコロナ禍で持ち堪えられなかったのだと。
しかしこれらのことが「写真文化の凋落」を意味するのでしょうか。

一部の写真家やカメラファンらの考える「写真文化」とは
どちらかといえばやや狭隘で、芸術性や経済性を
伴ったものだけを指しているように思われます。
しかし「文化」とはそのようなものなのでしょうか。

今や誰もが「カメラ」を持ち歩き、いつでも好きな時に写真を撮り
すぐその場で見られるし、世界中の人と見せ合うことができます。
こんなに幸せな環境は人類史上なかったと私は思います。
今こそ最も写真文化が花開き盛り上がっている時代だとも。
旧態依然としたカメラ誌がなくなったとか従来の形態の
カメラメーカーがたとえ無くなったとしても、文化の中で見られる
「変化」とか「変遷」の一場面でしかないのではないでしょうか。

音楽だってステレオセットの前に行き、レコードに恭しく針を落として
耳を傾けていた時代は終わり、いつでもどこでもスマホへ
ダウンロードして購入できる楽しみ方が主流となっています。
書籍も紙からネットへ、写真だって同様に楽しみ方は変化します。
また「写ルンです」やスマホでの撮影も写真によっては価値が高まります。
過去の写真が捨てられなくてガラケーごと保管していたり、
友人との思い出を残したくてプリクラ帳を大切にしまっている人もいます。
それらだって立派な「写真文化」であるはずだと思うのです。



浜名湖ガーデンパーク
2020/6/23 10:51 OLYMPUS E-M1 MarkIII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
300mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/1250秒 -0.3EV) WB:5200K ISO:200 Natural 浜名湖ガーデンパーク



浜名湖ガーデンパーク
2020/6/23 11:15 OLYMPUS E-M5 MarkIII + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
52mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/400秒 +0.3EV) WB:5800K ISO:200 Natural 浜名湖ガーデンパーク



浜名湖ガーデンパーク
2020/6/23 11:04 OLYMPUS E-M5 MarkIII + M.ZUIKO 60mm F2.8 Macro
120mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/200秒 +0.7EV) WB:4500K ISO:200 Vintage 浜名湖ガーデンパーク



浜名湖ガーデンパーク
2020/6/23 13:40 OLYMPUS E-M1 MarkIII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
170mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/160秒 -0.3EV) WB:5600K ISO:640 Natural 浜名湖ガーデンパーク



浜名湖ガーデンパーク
2020/6/23 13:30 OLYMPUS E-M1 MarkIII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
250mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/250秒 -0.3EV) WB:5600K ISO:200 Vintage 浜名湖ガーデンパーク



本格的な一眼カメラがビジネスとして成立しなくなれば
それほど遠くない将来にはカメラメーカー自体も無くなるでしょう。
そうなった時に私たちはどうしたらいいのか。
でも焦る必要もなければ悲観的になる必要もありません。
今あるカメラをずっと大切に使い続ければいいだけです。
幸いフィルムカメラのようにフィルムや現像液が無くなって
カメラが使い物にならなくなることはなく、電池さえ入れれば
いくらでもいつまでも使い続けることができます。

これまでデジタルカメラは毎年のように新型が登場し、
その度に画素数が増えるとかAFが進化するとかで
私たちに「次への期待」を抱かせてくれたことは確かです。
しかし今日カメラに求められているのはスマホそのものです。
次第に一眼カメラの新型投入が長引きレンズが減ってゆけば
ますます旧来の写真家やカメラファンは特殊な存在になります。

スマホではないカメラでスマホ写真でない写真を撮りたい。
その欲求がなくならない限りデジタルカメラもなくならないでしょう。
でももうそろそろ「次への期待」は横へ置いて、手にしているカメラを
目一杯使い込んで楽しむのが当面は良さそうです。







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