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かっぱのあしあと

星へのみちびき 



天体望遠鏡で見たい天体を視野に入れるのは至難の業です。
双眼鏡ですらどこだどこだと探す有様ですから、
より倍率の高い視野の狭い望遠鏡では尚更です。

しかし最近では望遠鏡架台の自動導入が流行です。
リモコンやスマホなどで見たい天体を指示すると、
自動的に望遠鏡をその方向へ向けてくれます。
これのどこがいいのかというと、時間の節約です。
見たい天体を視野に入れるだけで時間を費やすところを、
十数秒間架台が動く間待つだけで済んでしまいます。

自動導入架台には経緯台と赤道儀があります。
赤道儀は星の日周運動を追尾する機械で、
構造もやや複雑だしセッティングも面倒です。
一方水平垂直方向だけ動く経緯台は簡単です。
このスカイウォッチャー(Sky-Watcher)社の新型経緯台
「AZ-GTi」は、非常に小型軽量な上ほとんどの操作を
WiFi接続したスマホから行える画期的なアイテムです。

先月末発売以来各所で話題になっており、
その機能性と驚くほどの安価な価格で大人気です。
私も早速望遠鏡と一緒に購入してみました。


2018073001.jpg


予想したよりも大きな箱でしたが、
実は中に2つの空箱がクッション代わりに入れられていました。
内容は三脚、延長チューブ、経緯台本体のセットです。
これでわずか37584円(共栄産業にて)。


2018073002.jpg


一式を組み立てるとこうなります。
三脚は二段式で大変軽いものの案外しっかりしています。
延長チューブは長めの望遠鏡を上に向けた際に
三脚に当たらないようにするには必要となります。

経緯台の底面には3/8インチネジがありカメラ三脚などで
使うことも可能ですが、この三脚が思いのほか使いやすいので
経緯台と三脚のセットで購入しました。


2018073003.jpg


経緯台は粗動も可能で、高度と方位のクラッチノブを
緩めれば手動にて望遠鏡を動かすことができます。
また補助エンコーダーを内蔵していて、一旦アライメントで
セッティングした後に手動で望遠鏡を動かしても、
望遠鏡が向く方向を検知して再度自動導入が可能です。


2018073004.jpg


電源は基本的に単3アルカリ電池8本(12V)。
7.5V~14Vに対応するので、エネループも使えるかも。
また昇圧ケーブルを利用すれば5Vバッテリーから
USB接続し12Vに変換して外部入力も可能でしょう。


2018073005.jpg


操作は専用アプリ「SynScan」からWiFi経由で行います。
勿論日本語にも対応していて、大変使いやすいです。
ただし望遠鏡を覗きながら方向キーをタップするのは
慣れが必要(?)で、スマホのバッテリー消費も気になります。

自動導入するには「アライメント」が必要です。
まだ実際に体験していませんが、アプリの指示に従って
星が視野に入るよう動かして記憶させて終わりです。
既にお使いの方の話では、自動導入の精度はなかなか高く
低倍率で楽しむ分には十分だとか。

搭載可能重量は5kgまでなので、あまり大きな鏡筒は無理です。
かといって6cm程度の小さな鏡筒では見応えがありません。
口径9cmまたは12.7cmのマクストフカセグレン鏡筒との
セット商品もありますが、あまり焦点距離が長いと
低倍率でのリッチフィールドを楽しむのが困難です。

このAZ-GTiに搭載できる恐らく最も大口径で軽量な
ニュートン反射望遠鏡を別に用意して利用することにしました
そちらの詳細は次回にて。




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