かっぱのあしあと

遥かなる友人 



「ハビタブル」とは、生命居住可能を意味します。
地球からおよそ39光年の距離にある「トラピスト-1」という
極めて小さな赤色矮星の回りに、NASAが7個の惑星を発見、
そのうち3個は液体の水が表面に存在する「ハビタブル惑星」
である可能性が高いと発表されました。

私たちのこの地球に無数の生命が存在する最も大きな要因は、
液体の状態の水が大量に存在することだとされています。
水が氷だったり水蒸気の状態では、生命活動すなわち
栄養の獲得や処理、体の隅々まで伝達することができず、
物質を変化させてエネルギーを得ることが困難です。

このトラピスト-1は、恒星としては非常に小さく質量も
太陽の8%程度に留まるため放出するエネルギーもわずかです。
しかし惑星がかなり太陽に近い軌道を回るため、
液体で水が存在しうる環境が得られていると考えられます。
となると地球のような生命に溢れた惑星を期待したいところです。


河津町
2017/2/13 13:14 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
190mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/800秒 +0.0EV) WB:5800K ISO:200 Natural 河津町



河津町
2017/2/14 10:44 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
150mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/160秒 +0.0EV) WB:5800K ISO:200 Natural 河津町



河津町
2017/2/13 13:28 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
300mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/2000秒 +1.0EV) WB:5000K ISO:200 Vintage 河津町



河津町
2017/2/13 19:18 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 12-100mm F4 PRO
200mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/25秒 +0.3EV) WB:4000K ISO:2500 Natural 河津町



河津町
2017/2/14 9:38 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO + MC-14
360mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/800秒 -1.0EV) WB:5800K ISO:200 Natural 河津町



ただし問題もあります。
赤色矮星の特徴として、極めて強い太陽フレアの発生があります。
太陽表面から大きな炎を上げる映像を見たこともあると思いますが、
赤色矮星のそれは星全体が短い時間強烈な光を発します(閃光星)。
さらにそのとき、強い電磁波を発生するため地球型の生命では
よほど強力な電離層でもない限り生存できません。

それでも地下や海底などで暮らす生命の可能性も否定できず、
今後の観測でさらに詳しい状況が分かるといいですね。

ところで39光年なら比較的近そうに思えますが、
時速300キロの新幹線では47万年、時速700キロの飛行機でも
およそ20万年かかるという途方も無い距離です。
ちなみに20万年前の地球では、ようやくアフリカでホモサピエンスが
誕生した時代で、その頃に地球を発った飛行機が今になって
トラピスト-1に到着するほどの長い時間が必要なのです。

しかも、仮にトラピスト-1の惑星に生命が存在したとしても、
地球のものとは全く異なる可能性の方が遥かに高いです。
現在地球に存在する生命体は「無数の偶然と奇跡の賜物」であり、
それとほぼ同じプロセスを辿るのはそれ以上の奇跡だからです。
SF映画や地球人の全ての目撃談に登場する宇宙人が
如何に想像や勘違いの生んだものであるかがよく分かるでしょう。

それほどまでに地球は掛け替えの無いものであり、
人間ごときに汚されてはいけないのです。
遥かなる友人は地球をどんな風に思うでしょうか。


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