かっぱのあしあと

伝統と変革 



今日訪れたお寺が、夕方のローカル番組で採り上げられていました。
急速な少子高齢化の波は、檀家や氏子に支えられてきた
全国の神社や寺院の維持・経営に大きく影響しています。
そのため、県内の神社・寺院では参拝客を増やす様々な
催しなどの対策を打ち出しているとのことです。

ここ袋井市の「可睡斉」は家康公命名の古刹で、
東海道随一の修行寺として知られる大変有名なお寺です。
しかし檀家の減少もあって、数年前から「ひなまつり」を催します。
日本最大級の32段1200体あまりのお雛様をはじめ、
境内には数え切れないほどの雛人形が飾られます。

掛川市にある「龍尾神社」も氏子の高齢化・減少を見越して
20年ほど前に茶畑を開いて500本もの枝垂れ梅を植え、
今では桜に先立つ花見スポットとして県内外からも
多くの見物客を集めています。

やはり袋井市の「法多山 尊永寺」はもともと檀家が少なく、
有名な厄除け団子や様々なイベントでの集客が収入源でした。
寺社の衰えは参道沿いの商店などにも影響します。
そこで新たな参拝客集めとして「ごりやくカフェ」と称して
精進料理などを振舞う食事会を行ったり、参道にも
コーヒーショップを開くなどの対策を行っています。



可睡斉
2017/2/27 14:13 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 7-14mm F2.8 PRO
14mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/60秒 -0.7EV) WB:4000K ISO:1000 Natural 可睡斉



可睡斉
2017/2/27 14:43 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 12-100mm F2.8 PRO
82mm相当 絞り優先AE(f/5.6 1/40秒 -0.3EV) WB:4800K ISO:3200 Natural 可睡斉



可睡斉
2017/2/27 13:31 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 12-100mm F2.8 PRO
56mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/60秒 +1.7EV) WB:4500K ISO:800 Natural 可睡斉



可睡斉
2017/2/27 13:05 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 12-100mm F2.8 PRO
200mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/125秒 -1.0EV) WB:4800K ISO:3200 Natural 可睡斉



可睡斉
2017/2/27 14:06 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 7-14mm F2.8 PRO
14mm相当 絞り優先AE(f/5.6 1/60秒 -0.7EV) WB:4000K ISO:1600 Natural 可睡斉


こういったイベントは数週間からせいぜい数ヶ月程度の短期間なので
年中通しての集客にはなりませんが、どうしても地方の多くの
観光スポットは同じ事情で、先日訪れた河津町も桜まつりの期間中で
年間の観光収入の2/3以上を稼ぎ出しています。
何もしないよりは、こうして訪れる人がいてくれれば神社寺院の
維持経営には大きく寄与するし、知名度や親しみを覚えてもらう
だけでも大きな意味があるといわれています。

本来地域の信仰だけでなく集会や催しなど様々な機会で
拠点となってきた神社や寺院は、地方の商店街や学校などと同様に
少子高齢化の影響を強く受け存続すら危機的な状況です。
特に寺院では葬祭業者の増加でお寺を利用する檀家も減り
さらに後継者不足もあって廃業を余儀なくされる寺もあります。

寺院・神社は私も頻繁に撮影で訪れることが多いのですが、
もともとは信仰の場所であり観光スポットではないとはいえ
今後は伝統だけでなく変革を求められる時代になったのでしょうね。


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