かっぱのあしあと

イは大きく 

6月24日付の東洋経済オンラインでの記事です。
何とあの「チェキ」って、デジカメより売れているんだそうです!
チェキはポラロイド無き後のインスタントカメラの代名詞ですね。
私もイベントで来場者を撮っては渡したりしたことがあって、
ほんの一時期ですが使ったことがありました。

ちなみに「チェキ」は通称名で、正式には「instax mini8」シリーズとか。
1998年発売後、しばらく売れていたもののデジカメの普及に伴い10分の1まで低迷。
しかし2007年に韓国ドラマで登場し、中国でも有名人のブログで紹介されて再ブレイク。
2012年には100万台を売り上げ、今年2014年は300万台を見込んでいるそうです。

一方でデジカメは2013年460万台(コンパクト・レンズ交換式含む)
販売したものの、これは対前年で47%ものマイナス。
さらに2014年の見込みは200万台で対前年57%マイナス。
300万台のチェキに対しデジカメが200万台と下回ってしまいます。

ローエンドモデルなどを整理し、Xシリーズといった高級機路線へ
転換しつつあるのは他社と同じ傾向ではあるのですが、
さすがの「富士フイルム」(「イ」は「ィ」ではなく大きな「イ」)でも
デジカメへの風当たりの強さは変わらないということでしょう。

ニコンやキヤノンも同様の厳しさを受けているものの、
富士フイルムはオリンパスやペンタックス、ソニーとともに
デジカメ市場ではマイナーであり、小さなパイを奪い合う立場にあります。
さらに厳しさに拍車をかけるのが、比較的利益率がいいはずの
レンズ交換式カメラが後発組でもありシェアも相当低い点です。

現在レンズ交換式ではAPS-Cタイプのミラーレスしかありません。
しかもレンズのラインナップもまだまだ不十分で、用途も限定されます。
このところ盛んにレンズのレンタルサービスなどを打ち出しているのも、
レンズ交換式のXシリーズを売ってレンズで利益を出したい意向です。


2014062901.jpg
2014/6/22 14:13 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
80mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/100秒 +0.0EV) WB:6000K ISO:200 ToyPhotoII 極楽寺


2014062902.jpg
2014/6/22 14:15 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
80mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/80秒 -0.7EV) WB:4500K ISO:200 ToyPhoto 極楽寺


2014062903.jpg
2014/6/22 13:36 OLYMPUS E-M1 + ZUIKO 50-200mm F2.8-3.5 SWD
294mm相当 絞り優先AE(f/3.4 1/250秒 +0.0EV) WB:4500K ISO:2500 ToyPhotoIII 極楽寺


2014062904.jpg
2014/6/22 12:56 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
80mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/250秒 +0.0EV) WB:4500K ISO:200 FantasicFocus 極楽寺


2014062905.jpg
2014/6/22 13:56 OLYMPUS E-M1 + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
80mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/100秒 -0.7EV) WB:5000K ISO:1250 ToyPhoto 極楽寺


「写ルンです」も一時は何処へ行っても「カシャ、ジージー」という音が
代名詞になるほど流行りましたが、やはりデジカメブームで次第に低迷する中で
今回の「チェキ」の再ブームはいつまで持続できるのか気になります。
フィルムカメラを知らない若い世代にとっては、目の前でじわじわと画像が現れたり
その場で交換し合えるなど新たな刺激になっているようです。

しかしそういったものはすぐに飽きられる運命にあり、「3年後に500万台」という
富士フイルム側の目論みはちょっと過大な気もしますね。
最近ではスマホからWiFi転送してチェキのフィルムにプリントする
「スマホ de チェキ」の新発売とか、アイドルなどがファンとツーショットする
「チェキ会」なるイベントも密かに流行りつつあるらしいです。

チェキが売れれば専用フィルムも売れる、プリンターとインクの関係に似ています。
でもそれほど利用頻度も多くはなさそうだし、ブームと言うのは
話題になった時点で転換期と言う定説もあるので今がピークなのかも。

いずれにしろチェキとの比較で改めてデジカメの不振が
浮き彫りになったこともちょっと寂しい気がします。
富士フイルムは長い歴史があるだけでなく、今日に至るまで
写真フィルムを製造し続けたり、社名から「フイルム」を外さない辺りも
多くの根強いファンを裏切ることなく頑張って欲しいと思います。

私個人も初めて手にしたデジカメは「FinePix500」でした。
100万画素を超えた「メガピクセル」が出始めた頃で、
縦型フォルムで話題になった「同700」の廉価版でもありました。
起動に9秒、撮影間隔7秒と言う超鈍足とはいえ愛着があり今でも手元に置いています。

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