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かっぱのあしあと

枝っ子の休日 その2 

東京生まれ、東京育ちの人を「江戸っ子」なんて言いますね。
「枝っ子」は、同様に藤枝生まれで藤枝育ちの小説家
小川国夫氏が自らを呼んだ呼称です。

氏は幼少の頃病弱で、療養時に読んだ大量の本から文学に目覚め、
焼津の造船所での戦時経験や学生時代のヨーロッパ旅行の経験から
後に数々の小説・随筆などを残され、多数の文学賞も受賞されています。
ここ蓮華寺池公園にも足を運び、目にした光景を膨らませて
作品を書かれることもあったそうです。

公園に併設される郷土博物館・文学館には、氏の書斎を復元した一室や
詳細な生い立ち、作品の世界などが豊富な資料とともに展示されています。
藤まつり期間中(4/20~5/6)は入館無料とのことで(駐車場は有料)、初めて入館しました。
小川国夫氏の企画展も開催中で、実に興味深い内容に心が揺さぶられます。

藤枝市役所のHPでは、「枝っ子検定」が楽しめます。
地元の人でないと分からない問題も多いのですが、
興味がありましたら挑戦してみてください。

2013042201.jpg
【画像クリックで拡大】 2013/4/21 9:33 Nikon D600 + Tamron 70-300mm F/4-5.6 VC
220mm 絞り優先AE(f/5.3 1/60秒 -0.7EV) WB:4500K ISO:400

昨晩からの雨がまだ残る朝、雫を葉先に溜めるカエデの新緑が眩しい。
花が次第に実に姿を変えつつあり、その暖かな色合と形が美しいです。
藤を見る前からこの場所で釘付けになってしまいました。

2013042202.jpg
【画像クリックで拡大】 2013/4/21 9:33 Nikon D600 + Tamron 70-300mm F/4-5.6 VC
300mm 絞り優先AE(f/5.6 1/60秒 -1.3EV) WB:4500K ISO:200

白藤は先に咲いて先に散ることが多いのですが、今年は同じ時期に
盛りを迎えてくれて、実に見応えのある光景を楽しめます。
いつもは右側の方から眺める藤棚を、違う方向から見たら
こんな風に彩りの帯を発見して嬉しくなりました。

2013042203.jpg
【画像クリックで拡大】 2013/4/21 10:31 Nikon D600 + Tamron 70-300mm F/4-5.6 VC
260mm 絞り優先AE(f/5.6 1/125秒 -1.0EV) WB:4500K ISO:200

この色合こそ雨天下での藤を狙っていた目的です。
しっとりと落ち着いた、それでいて優雅さを持つ紫の濃淡。
開いた花弁の上に沢山の水滴を乗せているので、
房が重くなりフラフラと揺れる事もありません。
緑色の背景は主にツツジの畝ですが、これらも雨に濡れて
美しい緑色をかもし出していました。

2013042204.jpg
【画像クリックで拡大】 2013/4/21 10:49 Nikon D600 + AF-S 60mm F/2.8 Micro
60mm 絞り優先AE(f/3.3 1/640秒 -0.3EV) WB:4500K ISO:100

園内の数箇所に散在する唯一八重咲きとなる藤「八重黒竜」。
香りが強く、美しい花びらは見事な色彩と形状です。
一旦止んだと思った雨が、少しだけ降って潤いを足してくれました。

2013042205.jpg
【画像クリックで拡大】 2013/4/21 11:47 Nikon D600 + Tamron 70-300mm F/4-5.6 VC
300mm 絞り優先AE(f/5.6 1/80秒 -1.0EV) WB:4500K ISO:400

ほとんどの桜は終わりました。
一部では数え切れないほど多くの実を付けて大きな葉を広げています。
目を凝らした先に見つけた、老夫婦のように寄り添う八重桜。
散り際は見届けないで、幸せを祈ります。

2013042206.jpg
【画像クリックで拡大】 2013/4/21 13:05 Nikon D600 + Tamron 70-300mm F/4-5.6 VC
190mm 絞り優先AE(f/5.3 1/250秒 -1.7EV) WB:4200K ISO:800

目には180度以上の広い視界が入ります。
ファインダーを通すと、魔法のようにその景色が変わります。
ぼんやりと差し込む光に浮かび上がる花房の美しさ。
この光景にめぐり合えた喜びに感謝です。


明日は晴れのち曇りの予報。
蓮華寺池公園はちょっとだけ覗いて、あとは市内の山藤を探してみるつもり。
藤の作品がしばらく続きます。
よろしくお付き合いください。

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