かっぱのあしあと

世代を超えて 

静岡県の静岡市と岡部町(現藤枝市)を結ぶ宇津ノ谷峠は、昔から東海道の要所でした。
そこで明治9年に人海戦術でトンネルを掘り木造の骨組みで支える「明治トンネル」を作ります。
しかしカンテラの火が燃え移り消失。
その後明治36年に現在も残るレンガ造りの「新明治トンネル」が完成します。

その中は真夏でもひんやりとして涼しく、趣のある電灯に照らされています。
剃刀も入る隙間のないほど緻密に積み上げられたレンガの壁。
地下水が染み出して濡れる壁に向こうからの光が反射します。
明治トンネル1
2090/5/31 12:22
Nikon D90 & AF-S VR 16-85mm F3.5-5.6G
24mm相当 ISO400 1/4秒 F8.0 -1.0補正 WB:晴天

このトンネルは人や馬しか通れなかったため、大正時代に「大正トンネル」が建造されます。
しかし幅が7mしかないので、クルマがすれ違うのもやっとです。
その後モータリゼーションに伴って増える交通量に対応する「昭和トンネル」が昭和34年に開通。
今では昭和トンネルに平行して「平成トンネル」が開通し、片道2車線になりました。
ここは明治、大正、昭和、平成という4世代に渡るトンネルが並行して走る希少な場所です。

周囲には趣のある集落などが残り、散策にも最適。
今度時間があったら改めて訪れてみたいです。
明治トンネル2
2090/5/31 12:42
Nikon D90 & AF-S VR 16-85mm F3.5-5.6G
24mm相当 ISO400 1/2.5秒 F11.0 -0.3補正 WB:晴天

写真は昨年5月31日撮影時のもの。
一枚のRAW画像から露出補正機能で明暗を変えた3枚のJPEG画像を
「Photomatics Pro」でHDR合成しました。
週刊誌のグラビアで見た景色を再現したくて挑戦しました。
昼間なのでお気楽ですが、夜訪れると全力疾走してしまう怖い場所らしい。
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