かっぱのあしあと

あかりに集まる 




照明装置にLEDが普及してだいぶ経ちました。
LEDは消費電力が非常に小さいので、
数多く点灯しても電気を食わず
電源の確保などでも有利です。
また「玉切れ」も起きにくく、最近では様々な
色や点灯の仕方をするLEDランプが手に入ります。

そのせいか、最近ではライトアップやイルミネーションを
売り物にした観光イベントが大変増えてきました。
昼間だけでなく、夜間の集客を図るとか、
観光繁忙期以外の時期の集客を狙うものです。
そのイベントも年々規模を増したり新たなライトアップ
イベントが行われる動きも盛んになっています。


久能山東照宮
2018/6/3 20:49 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 12-100mm F4 PRO
36mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/1.5秒 -0.3EV) WB:5300 ISO:200 HDR 久能山東照宮



久能山東照宮
2018/6/3 19:29 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 12-100mm F4 PRO
24mm相当 絞り優先AE(f/5.6 1/1.5秒 -2.5EV) WB:5000 ISO:200 HDR 久能山東照宮



久能山東照宮
2018/6/3 20:38 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 12-100mm F4 PRO
24mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1.5秒 +0.7EV) WB:5000 ISO:200 HDR 久能山東照宮



久能山東照宮
2018/6/3 20:19 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 12-100mm F4 PRO
24mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1.3秒 -0.3EV) WB:4000 ISO:200 HDR 久能山東照宮
<社殿内には田辺市長御一向>


久能山東照宮
2018/6/3 20:11 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 12-100mm F4 PRO
24mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/3秒 -2.5EV) WB:5800 ISO:200 HDR 久能山東照宮



ここ久能山東照宮では、「天下泰平の竹あかり」と称する
夜間のライトアップが今年から行われています。
静岡で取れた竹に穴をあけて中にLED電球を仕込んだ
「竹あかり」を配し、拝殿などをライトアップしています。
普段参拝できない時間帯に特別のロープウェイ便を
用意して、毎週末に夜間特別拝観を行っています。

日曜日の夜にもかかわらず、大勢の予約客が並んで
ロープウェイで次々と東照宮へ向かいました。
午後6時から9時までの3時間はあっという間です。
終盤になるとお客はほとんどいなくなって撮影は進みますが
ロープウェイの最終便までの時間ばかりが気になります。

想像していたよりは竹あかりの規模はそれほどではなく
週末限定ならもう少し照明の数が欲しいところでした。
とはいえ生まれ変わろうとしている日本平とともに、
新たな魅力の提供には頷けるものはありました。







スポンサーサイト

[edit]

心を亡くす繁忙 



毎年恒例のカメラ・光学機器製品ショー「CP+」が開幕しました。
例年2月下旬でしたが、今年は3月始めに。
実際最も酷い繁忙でもある決算期に変わりはなく、
日程を多少ずらしても個人的にはあんまり影響ありません。
むしろ4月とかにやってくれた方が都合いいのですが。
そんなわけで今年も行けずに終わりそうです。
オリンパスの出展がショボイのでまぁいいか。

久々に昨年はカメラの出荷台数が回復したといいます。
しかしその原動力は高級クラスのミラーレスカメラ。
シグマなどレンズメーカーもミラーレスむけにシフトしつつあります。
ニコンのD850やペンタックスなど一眼レフ機の新機種は
それなりに話題にはなるものの、やはり注目を浴びるのは
ソニーやキヤノン、フジフィルムのミラーレスカメラです。

広範囲をカバーできるAFエリアやミラー駆動を伴わない
非常に早い連写機能、ミスを防ぐのに有効なEVFの活用、
広角レンズを小型化できるバックフォーカスなど、
ミラーレスカメラには様々なメリットがあります。
今後さらにEVFの高性能化が進めば確実に主流になるでしょう。

しかし撮影スポットなどで目にするのはまだレフ機が多いです。
ミラーレスの佳さは使ってみないと分かりにくいのもありますけどね。



起雲閣
2018/2/18 16:09 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 12-100mm F4 PRO
100mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/100秒 -0.7EV) WB:5800K ISO:800 BleachBypass 起雲閣

オリンパスの新機種はE-PL9しかない代わりに、
既存の機種向けの新ファームウェアが公開されました。
正式に「ブリーチバイパス」が実装されたり、E-M5 MarkIIで
深度合成撮影が可能になる、プロキャプチャーの対応レンズの拡大、
スモールAFターゲットの追加など多彩にのぼります。



起雲閣
2018/2/18 16:45 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 12-100mm F4 PRO
24mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/25秒 -0.3EV) WB:4500K ISO:3200 BleachBypass 起雲閣

レンズに関しても、12-100mm F4 PROで手ぶれ補正の安定向上。
こういった薄暗い場所でも簡単に手持ちで撮れるのはいいことです。



起雲閣
2018/2/18 16:14 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 12-100mm F4 PRO
24mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/60秒 -0.3EV) WB:5800K ISO:800 Natural 起雲閣



起雲閣
2018/2/18 15:59 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 12-100mm F4 PRO
40mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/60秒 -1.0EV) WB:4500K ISO:1000 BleachBypass 起雲閣



起雲閣
2018/2/18 16:47 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 12-100mm F4 PRO
68mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/60秒 -0.3EV) WB:5800K ISO:1600 NeoNostalgie 起雲閣

さらにE-PL9で追加されたアートフィルター「ネオノスタルジー」が、
同じ画像エンジンを持つE-M1 MarkIIのRAW画像に
専用ソフトOLYMPUS Viewer3上でかけることが出来ます。
暗部にグリーンを乗せた独特な風合いが特徴です。


今週になって一気に暖かい日が続いています。
花の開花も進みそうで、私も週末にはお出かけです。
幸い今年は今のところ花粉の症状が軽いので
新ファームを実装したカメラに働いてもらいます。




[edit]

木に宿る神 




自然にある石や木などに神が宿るとする、
いわゆる「キノミヤ信仰」を祀る神社が
伊豆方面には数々あるとされています。
どれにも樹齢100年を超える御神木があることから
「木」に宿る神を祀る、「木の宮」を称える神社だそうです。

この「来宮(キノミヤ)神社」もそのひとつで、年々参拝者が
増え続ける人気のパワースポット(?)でもあります。
大きな神社ではありませんが、とてもキレイに
整備されていて参拝者の7割は若い女性だといわれます。

境内の奥には、樹齢2000年を超える「大楠」があり、
周りを一周すると一年寿命が延びるとか、
願い事を心に称えながら回ると叶うのだそうです。
この大楠は国内で2番目の長い樹齢を誇り
夜間はライトアップされるので夜も参拝者が絶えません。



来宮神社
2018/2/18 18:13 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 12-100mm F4 PRO
24mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/5秒 +0.7EV) WB:4500K ISO:3200 Natural 来宮神社



来宮神社
2018/2/18 18:12 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 12-100mm F4 PRO
30mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/6秒 +0.3EV) WB:4500K ISO:3200 Natural 来宮神社



来宮神社
2018/2/18 18:11 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 12-100mm F4 PRO
172mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/125秒 +0.3EV) WB:4500K ISO:3200 Natural 来宮神社



来宮神社
2018/2/18 18:08 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 12-100mm F4 PRO
24mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/1.3秒 +0.3EV) WB:5300K ISO:3200 Natural 来宮神社



来宮神社
2018/2/18 17:59 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 12-100mm F4 PRO
24mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/2秒 +0.3EV) WB:4500K ISO:3200 Natural 来宮神社


昼間もじっくり楽しめますが、今回は夜に訪れました。
薄暗い境内にそそり立つ巨大な大楠は圧巻です。
空一面を覆うほどに枝を広げ、この場所だけは
神々しい空気に満たされているように思えました。

日本には万物に神が宿るとする信仰が根強く存在します。
自然の恩恵に感謝しつつ、自然の猛威への畏怖を持ちます。
しかしいつからか人間は自然を律したかのような
勘違いに落ち入るものの、自然の力の前には太刀打ちできません。
この地上で最も支配的地位にあるのは、人間ではなく自然なのですね。




[edit]

再びあの頃に 




海岸から駅まで、さらにその西側に
最も交通の多い繁華街やホテルなどが多くあります。
しかしその土地はかなりの急傾斜地で、私もサンビーチから
来宮神社まで往復しただけでかなり疲れました。
さすがに起雲閣へはクルマを利用した次第です。

偶然にも東洋経済オンラインにこの地の記事がありました。
※「昭和の大観光地『熱海』 本当に元気になったか
2011年を境にV字回復する宿泊客、しかし実態はどうか。
かつての1970年代の賑わいと比較するのは無理ですが、
やはり一大観光地としては「くたびれた」印象が強いです。

そこかしこにバブルの遺産と言うべき廃墟やシャッターが降りた商店、
古めかしい施設や狭い道路に少ない駐車場など、
温泉情緒の街というには程遠い現実があります。
この街はそのまま死んでしまうのか、それとも息を吹き返すか。
どこから手を付けたらいいのかすらわからない状態でしょう。



熱海
2018/2/18 13:00 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 12-100mm F4 PRO
150mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/640秒 +0.0EV) WB:5800K ISO:200 Natural



熱海
2018/2/18 14:03 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 12-100mm F4 PRO
150mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/250秒 +0.7EV) WB:5800K ISO:200 Vintage



熱海
2018/2/18 14:50 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 12-100mm F4 PRO
24mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/80秒 -0.7EV) WB:5600K ISO:200 ToyPhoto



熱海
2018/2/18 18:39 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 12-100mm F4 PRO
24mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/10秒 +0.0EV) WB:5300K ISO:3200 BleachBypass



熱海
2018/2/18 18:59 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 12-100mm F4 PRO
26mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/13秒 -0.3EV) WB:AUTO ISO:3200 Natural



実際に訪れたことはなく映画などで見る限りですが、
ヨーロッパなどには傾斜地に息づく美しい街が数多くあります。
それらは統一されたイメージで形作られ、
全体としてひとつの「街並み」を形成しています。
恐らく建築に対する厳しい規制があるのでしょう。

一方でこの熱海には統一された「街並み」はありません。
温泉が出た、そこで思い思いに遊興施設や宿泊施設を乱立、
更に大都市からの資本が入って巨大なホテルや別荘が建った。
しかし観光の形態の変化に対応できず今に至ると。

再生を目指して模索するも、かつて「いい思い」をした人たちや
その頃から住む高齢世代などの強い抵抗にあっているようです。
それも仕方のないこととはいえ、やはり街が死んでしまいます。
少しずつでも廃墟を減らし、「街並み」を作り直すしかないでしょう。
豊かな温泉や素晴らしい海の景観を上手く活かして
居心地のいい熱海を取り戻して欲しいと思いました。



[edit]

時を止めた美 




豊かで良質な源泉を持つため古くから湯治場として知られたものの、
交通の便が悪くむしろ「奥座敷」的な場所として家康公も訪れました。

その後ようやく鉄道が開通し、主に関東圏から多くの
観光客が訪れて国内随一の観光地として栄えました。
その中には実業家や富裕層、そして文豪や文化人などが含まれ、
今日に至るまで「お別荘」と呼ばれる高級な別荘もありました。



起雲閣
2018/2/18 16:02 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 112-100mm F4 PRO
24mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/60秒 -1.3EV) WB:5800K ISO:250 Natural 起雲閣


この「起雲閣」は大正8年、海運王と称された内田信也氏の
母のため「だけ」に建てられた別荘だそうです。
足が悪かった母のために、車椅子での移動がしやすいよう
当時としては珍しい段差のないバリアフリーな造りです。
窓ガラスは今では手に入らない「大正ガラス」
向こうの景色が波打ったように歪むのが特徴です。



起雲閣
2018/2/18 16:16 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 12-100mm F4 PRO
24mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/25秒 -0.7EV) WB:4000K ISO:3200 Natural 起雲閣


その後大正14年に鉄道王と呼ばれた根津嘉一郎氏が増築し
純和風や西洋風など様々な様式の建物が混在します。
この食堂の床はなんと寄木細工で、劣化防止のために立ち入れません。
家具や調度品も美しい当時の状態を維持しているのは、
地元の女性らによるNPOの活動のおかげだそうです。



起雲閣
2018/2/18 16:07 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 12-100mm F4 PRO
24mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/60秒 +1.0EV) WB:5800K ISO:640 Natural 起雲閣


圧巻はこのステンドグラスに囲まれるサンルーム。
床には美しいタイルが敷かれ、見事な庭を眺めながら
暖かな陽射しを楽しんだと想像が膨らみます。



起雲閣
2018/2/18 16:41 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 12-100mm F4 PRO
24mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/60秒 -1.0EV) WB:6000K ISO:1250 Natural 起雲閣


この起雲閣は戦後旅館として改築され1999年まで営業しました。
惜しくも廃業したのですが、大切な歴史的建築を遺したいという
地元の人々の努力と熱意で今日まで一般に公開されています。
多くの家具は劣化のため取り除かれていますが、あらゆる造りが
贅を尽くされており、残された物からは当時の暮らしぶりが感じられます。



起雲閣
2018/2/18 15:55 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 12-100mm F4 PRO
32mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/60秒 -1.0EV) WB:5300K ISO:200 Natural 起雲閣


旅館時代には、山本有三、志賀直哉、谷崎潤一郎、太宰治のほか、
「金色夜叉」の尾崎紅葉や晩年を過ごした坪内逍遥など
数多くの文豪に愛され、館内では関連展示が楽しめます。

あまりの見事な建築に目を奪われて時間を忘れ、閉館時間の
知らせに促されて後半は駆け足になってしまいました。
特に根津の指揮による池泉回遊式庭園の中庭を
じっくり散策できなかったことが大変悔やまれます。



[edit]