かっぱのあしあと

ニコン70-200mmF/4試写 

さて先日手にしたニコンAF-S 70-200mm F/4ですが、
実際にどの程度の近接撮影能力を持っているのか実験です。
まずは今まで愛用してきたAF-S 70-200mm F/2.8です。
ズームリングを200mmに設定し、絞り開放でどこまで近づけるか。

2013080401.jpg
D600 + Nikon AF-S 70-200mm F/2.8

最短撮影距離は1.4m 最大撮影倍率は1/8.6倍
この画像は1.4mで撮影しましたが、AFで1.36m、MFで1.3mまで寄れました。
やはり撮影倍率が低いので大きく写すのは難しいです。
ちなみに「被写体」の高さは55mmあります。

2013080402.jpg
D600 + Nikon AF-S 70-200mm F/4

そしてこちらがF/4レンズ200mmで最短撮影距離1mでの画像です。
最大撮影倍率は1/3.6倍 これだけ大きく写せるんですね。
鼻の先っちょにピントを合わせているので顔がボケてます。
ちなみにこちらもAF・MFともに96cmまで寄れました。

2013080403.jpg
D600 + Tamron 70-300mm F/4-5.6

お次はタムロンのSP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USDの
焦点距離300mmでの最短撮影距離1.5mでの撮影です。
最大撮影倍率は1/4倍ですからニコンのF/4よりわずかに小さいです。

実際の画像でも被写体の大きさが少しだけ小さくなります。
ニコン200mm F/4の方が焦点距離が短いものの、40cmも近寄れるために
大きく写すことができるので、近接撮影に関してはデメリットになりません。
ちなみにこちらのレンズでは、最短1.45mまで寄れました。

2013080404.jpg
D600 + Tamron 70-300mm F/4-5.6

ちなみにこちらは同レンズの200mmでの1.5mからの撮影です。
さて今度はボケ具合を試してみました。

2013080405.jpg
D600 + Nikon AF-S 70-200mm F/2.8 (F/2.8)

手前の被写体と向こうの被写体の距離は50cm
AF-S 70-200mm F/2.8にて距離1.4m、絞り開放F/2.8での撮影です。

2013080406.jpg
D600 + Nikon AF-S 70-200mm F/2.8 (F/4)

そしてこちらは一段絞ってF/4です。
F/2.8とF/4では、こうして比べると違いははっきりありますね。

2013080407.jpg
D600 + Nikon AF-S 70-200mm F/4 (F/4)

これはAF-S 70-200mm F/4での距離1m、絞り開放F/4です。
同じF/4でも上の画像より、さらにF/2.8開放よりさらに
向こうの被写体が大きくボケているのが分かります。

つまりF/2.8レンズでは1.4m(カメラと手前間)対0.5mなので2.8:1
一方F/4レンズの場合は1m対0.5mで2:1となります。
相対的に手前と向こうの被写体の距離を離せるため
より大きなボケを得られやすくなります。

これらは近接撮影での場合で、無限遠では200mm同士なら同じように写ります。
それでもこれほど写せる大きさが違うのですから撮影対象によっては
表現の幅が大きく広がる可能性があります。

それにしても掃除したばかりなのにもうセンサーゴミだらけ(^^ゞ


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細腕繁盛記? 

届き始めた「オモチャ」その1
ニコン 「AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR」
ついにポチりました。

しかし手元には同社の「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」
そしてタムロンの「SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD」があります。
ちなみに現在はほとんど稼動していませんが
「AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED」
もお蔵入り状態で保有しています。

なのになぜカブリまくる焦点域のズームレンズをまた増やすか?

2013080201.jpg
左からニコン 70-200mm F2.8、同 F4、タムロン 79-300mm

理由の一つはよくあることです。
F2.8は重い、大きい、だからより軽いF4を求めたと。
F2.8の描写能力やAFの早さなどは圧倒的で、ボケも素晴らしいです。
しかし三脚に固定したままならいざ知らず、手に持ったり
バッグに入れて移動しながらの撮影は堪えます。

ちなみに各レンズのスペックをおさらいしましょう。
《》内は、今日現在のGANREFでの「持っている機材」登録者数です。

Nikon 70-200mm F2.8:最大径87mm 全長205.5mm 重量1540g
 最短撮影距離1.4m 最大撮影倍率1/8.6 実売価格22万円前後 《718》

Nikon 70-200mm F4:最大径78mm 全長178.5mm 重量850g
 最短撮影距離1m 最大撮影倍率1/3.6 実売価格15万円前後 《72》

Tamron 70-300mm F4-5.6:最大径81.5mm 全長142.7mm 重量765g
 最短撮影距離1.5m 最大撮影倍率1/4 実売価格3.5万円前後 《834》

【参考】Canon 70-200mm F4:最大径76mm 全長172mm 重量760g
 最短撮影距離1.2m 最大撮影倍率1/4.7 実売価格12万円前後 《1498》

F4はF2.8に比べ長さで27mm、重さで690gも小型軽量です。
長さはともかく、その軽さは比べようがないほどで、また鏡胴の細さも
実際の9mm以上に細く、軽い手ごたえを感じます。
別売りで三脚座も用意されていますが、フルサイズのD600ぐらいなら
三脚座を使わなくても十分バランスが取れます。

惜しいのはフードが花型ではなく筒状のものなことぐらいかな。
ただ細い鏡胴は口径食を生みやすく、フィルター径も67mmと中途半端。
AF-S 24-85mm F/3.5-4.5と同じ72mmなら共用できたのにね。
ナノクリスタルコートや強力な手振れ補正に期待が高まります。

2013080202.jpg

さてそれでも軽いだけで14万円以上もするレンズを買うのか?
導入に踏み切った一番の理由は最短撮影距離と最大撮影倍率です。
上記のスペックに見るように、F2.8は1.4mまでしか近づけず、
その際でも撮影倍率は1/8.6倍と、旧型よりさらに下がっています。
それがF4なら1mまで寄れて1/3.6倍の大きさで写すことができます。
つまり同じ200mmでも、どの程度の大きさに写るかがレンズによって違うわけです。

ネイチャー撮影などでは望遠レンズでの近接撮影が非常に多いです。
その場合、より大きく、より近づける方がずっと表現の範囲が広がります。
70-200mm F2.8やタムロン70-300mmではいつも撮りたい距離から
1~2歩下がらなければならず、特に70-200mm F2.8では
狙った被写体が十分大きく写らないので物足りなさを感じていました。

今回導入したF4は、単純計算でもF2.8より倍以上に大きく写ります。
また撮影倍率を比べた場合、タムロン70-300mmよりわずかに大きく写せるのです。
さらに、被写体に40cm近づけるということは、
「カメラ」対「被写体」対「背景」の比率を広げてより大きく暈せる可能性があります。
F2.8より一段暗くても、それを上回るメリットを得られるかもしれません。
近日中に実験を行って、どの程度大きく写せるのかを試したいと思います。

2013080203.jpg

では既存のタムロン70-300mmから代替できるかというと、
テレ端の焦点距離が200mmと300mmの違いが気になります。
「200mmまでしかない」と割り切れるか、やはり300mmが欲しいか、
いざとなれば純正の2倍テレコン「TC-20E Ⅲ」があるので、
140-400mm F8レンズとして使うことも可能です。
その際には、最短撮影距離は1mのままなので、さらに撮影倍率が高まります。

とりあえず色々と試しながら使い心地や画質などを探ってみます。
でも純正の70-200mm F2.8は絶対に手放すことはありません。
これだけはまさに「お宝」、特にD4との組み合わせでの
強力なAF駆動と切れ味のいい画像はほかに代えるものがありません。


他には、手持ちのAPS-C機材を処分した資金で
レンズレビューを楽しませてもらったシグマの30mmと60mmDNレンズを追加しました。
それにしても天候不順でスッキリしませんね。
早くカメラの風通しがしたいです。

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レクイエム for APS-C 

私がデジイチを使い始めたのは2003年8月、ニコンD100からでした。
そうもうじき10年を迎えるわけですね。
当時はAPS-CのD100ですら高嶺の花でしたから、
その後D200、D300と代替していってもAPS-Cオンリーです。

しかし夜間撮影をD300で行ってみて限界を感じ、
初めてのフルサイズ機D700へ移行しました。
確かにD700は素晴らしい画質で、懐の深いダイナミックレンジや
ノイズ耐性の高さ、それでいて高速連写にも対応し
マルチに使える本格派そのものでもあったのです。

そんな時でも、機動性を重視した撮影の時にはD90を携行し
APS-C(DXフォーマット)も並行して愛用していたわけです。
そこへ登場したのがマイクロフォーサーズ(MFT)です。
徒歩やチャリ移動しながらの撮影用にと導入したMFTでしたが、
予想を大きく上回る解像度と使い勝手の良さから
すっかりD90の出番がなくなってしまいました。

それでもAPS-Cのメリットは残されており、D5100に代えた後も
しばらくの間はフルサイズ・APS-C・MFTと三種類のフォーマットの
カメラを使い分けるという日々が続いていました。

そして今日はどうかというと、すっかりメインはフルサイズの
D4とD600となり、軽快な撮影にはMFTのE-M5を使っています。
つまりは再びD5100はほとんど出番もなく防湿庫で眠っています。

2013071101.jpg

実際にフルサイズを使うと、たとえ多少カメラが大きく重くても
その画質やボケ味、ファインダーの見易さなどから逃れられません。
D7100を店頭で見てみて、APS-Cでもここまで良ければいいなと
思わせるものはあったものの、D600を持つ立場からすれば不要です。

確かにD7100はマクロにも耐えうる見やすいファインダーだし、
コンパクトで操作性・デザインもD600似で好感触です。
でもちょっと無理しちゃった2400万画素は高感度にも
高速連写にも物足りなさを残してしまいました。

一方でスナップ用途などに持ち出しやすいミラーレスでも、
最近はソニーや富士フィルムを初めコンデジにまでAPS-Cセンサーを
搭載したモデルが続々と登場しています。
ただ、私の個人的な感触からすればソニーのNEXも富士フィルムの
Xシリーズも、レンズ込みでのサイズや重さはやや苦痛です。
しかもレンズのラインナップはまだまだ足りません。

そうなるとMFTの「ちょうどいい」コンパクトさに惹かれます。
それでいて十分鑑賞に堪える画質だし、撮影機能も本格的です。
そんなわけで、私の利用環境ではすっかりAPS-Cは存在意義がなくなりました。
手元にあるD5100やDX専用のレンズ2本は徐々に手放すことにします。

10年前始めて手にしたD100以来使用し続けてきたAPS-Cデジイチには
ここで当分の間、あるいはほぼ永久に別れを告げることになります。
自分がもし再びAPS-Cデジイチを手にするとしたらどんな理由だろうと
想像してみたものの、今のところは全く思いつきません。

望遠に強い? それだけでAPS-Cを選ぶことはなくテレコン併用でも
FXレンズとカメラを使い続けるでしょう。
D300後継機が出れば連写にも強い? D4の方がおそらくAFも含め有利です。
APS-Cを否定するつもりはありません。
今年はD300や7D後継機などAPS-Cデジイチの年になりそうですし。

軽量なフルサイズD600と本格派MFTのE-M5はその中間を不要にしました。
それでもなおいつかはまた手にする日が来るのかな。
ただ正直なところ欲しいと思わせるカメラがないんですよね...


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セルフクリーニングの巻 

ニコンD600に関して、センサーのごみの問題となると
ネット上の掲示板などでも異常にホットになるほど
どうもD600はセンサーダスト問題は鬼門のようです。
私もこれまでD100、D200、D300、D80、D90、D700、D5100と
ニコンのデジイチを使ってきましたが、D600はやはり
ダストが着きやすく目立ちやすい印象が強いです。

一説によると、解像度を高めるためにセンサーとローパスの隙間を
極限まで狭めた結果、ローパス上のゴミが写りやすくなったとか。
一方でオリンパスはSSWF(スーパーソニックウェイブフィルター)と
センサーの間が比較的開いているために写りにくいらしいです。

2ヶ月ほど前に販売店からメーカーへ送ってクリーニングを依頼、
何をされたのかわかりませんが、2週間もかかって戻りました。
しかしもう現状でもかなりのゴミが目立ってきました。
レンズ交換が雑だとか、埃の多い場所で扱うからだとか、
部屋が埃だらけだろうなんていう余計なお世話はともかく、
あまり頻繁にメーカーへ送る訳にもいきません。

しかし我が家にはこれがあります。

2013050201.jpg
【画像クリックで拡大】 アルコールは別です

ニコン純正の「クリーニングキットプロ
8190円(ニコンダイレクト)もする高価なクリーニングセットです。
中身は、ハンドラップ、シルボン紙、ブラシ、ブロワ、スティック、
説明用CD-ROMなどで、文字通り専門家も使う本格的な用具です。

実はセンサークリーニング機構を持たないD100を使っていた際に購入し
これまで数回しか使ったことがなかったものです。
今更ペンタックスのペッタン棒を入手する前に、これで一度D600を
クリーニングしてみようかと思った次第です。

2013050202.jpg
【画像クリックで拡大】 汚い手ですみません

ハンドラップに無水アルコールを入れ、スティックに巻きつけたシルボン紙に
アルコールを含ませてセンサーを拭き上げます。
シルボン紙の巻き方や拭き方などは説明CDの動画をよく見ます。
中心から円を描くように拭き、センサーの周辺へ行ったら
シルボン紙の角でセンサーの隅まで擦るというもの。

2013050203.jpg
【画像クリックで拡大】

一見しただけではちゃんと拭けたのか分かりません。
何度かレンズを取り付けての試写を行い、ゴミの残り具合を確認します。

2013050204.jpg
【画像クリックで拡大】 クリーニング前

こちらがクリーニングを行う前のセンサーダストの状態。
全体にかなりの数の、大小さまざまなゴミが付着しています。
ちなみに画像とセンサーの状態は上下左右が逆になります。

一回クリーニングしたところ、かなりの数のゴミが消えました。
それでも周辺部に大きなゴミが残っていたので2回目を実施。
まだ右下や左上に残っていたため3回目を行いました。

2013050205.jpg
【画像クリックで拡大】 クリーニング後

まだよく見ると小さなものが残っていますが、この程度なら十分許容範囲です。
何度かカメラのダストクリーニング機能やブロワを使ったところ、
ほぼ完璧にゴミが見えなくなりました。


なぁんだ、自分でできるじゃん。
てわけで、D600のダスト問題は自己解決(^^♪
もっとも、さすがにD4にこの手は怖くて使えなかったりします。

フルサイズセンサーは大きく、ミラーボックスの中でギリギリの
隙間しか周囲に残されていません。
D100はセンサーがAPS-Cなのにミラーボックスは
フルサイズ用を流用していたため比較的やりやすかったんですね。
それでもスティック捌きが慣れてくれば問題なさそうです。

一台いくらで商売始めようかしら(^^ゞ
明日はどうしようもないほどの晴天らしいので、
またお花畑にでも行くしかなさそうです。

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D600ダストを出すと 

今日、ニコンはD600ユーザー向けの「お知らせ」を発表しました。
D600で撮影した画像に、ローパスフィルターに付いたダストが
多く写りこむ現象が多発したと思われることから、
ニコンとして正式にダストクリーニングサービスを開始しました。

------------以下引用---------------------------------
この度、デジタル一眼レフカメラ D600において、撮影した画像に
複数の黒い粒状の像が写りこむ現象について、
一部のお客様からご指摘をいただいております。
この黒い粒状の像は、カメラの作動によりカメラ内部の細粉や
外部から侵入したゴミがローパスフィルター上に付着して写り込んだものです。

この現象はデジタル一眼レフカメラの機構上避けられず、
完全に無くすことは困難と考えておりますが、まれに粒状の像が多く
写り込んで目立つ場合もありましたので、
これを軽減するための対応につきましてご案内申し上げます。
------------以上引用----------------------------------

とりあえずブロワーなどで吹き飛ばしてみて、それでも目立つようなら
ニコンへ送付、または持ち込めば「対策」するとのこと。
はっきりと「無料で」とは書いていませんが、恐らく無料でしょう。
送付する場合もピックアップサービスを利用すれば送料無料です。

発売からおよそ5ヶ月経って、ようやくダストの発生を認めたようです。
しかし今回はD600のみで、他のD4やD800などは含まれません。
特別にD600だけがダストの発生や写り込みが多く指摘されたのでしょう。
私も先日D600を販売店を通じてセンサークリーニングに出したばかり。
その際は修理扱いだったので有料でした。金返せ!

ちなみにこのお知らせには期限が示されていません。
今後ダストの写り込みが発生した場合、何度でも無料で対応してもらえるのか
あるいは突然打ち切られるのかは不明です。

ちなみにAF-S VR 28-300mm F/3.5-5.6をセットにしたレンズキットを追加しました。
これ一本で大抵の撮影をカバーする、レンズ交換を極力避けられるので
ダストの侵入も少なく、手軽にフルサイズカメラを楽しめます。
ただ逆に広角側が24mm程度は欲しいとか、もう少し撮影倍率が欲しいとか、
もっと明るいレンズがいいななどと中途半端に不満を覚える可能性も。

さらにフルサイズデジイチD4、D800(E)、D600やレンズを購入すると
オリジナルカメラバッグやストラップのプレゼントも開始。
昨年はそれなりにフルサイズデジイチが売れたものの、
エントリークラスであるD3200やD5200(とそれらの前モデル)の
価格下落が激しく、一眼レフの収益が激減したニコン。
今年は中堅どころのD7100やD300の後継機(?)で面目躍如となるか。

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