かっぱのあしあと

日本人でなければ 



先ほどノーベル文学賞が発表されました。
そのとたんに各メディアは「カズオ・イシグロ」氏を讃えます。
しかしその論調は「長崎県出身の元日本人」というもの。
そして街頭インタビューも同様に「日本人として嬉しい」。
でもイシグロ氏は既に英国に帰化しており日本人ではない。
長崎出身といっても5歳で渡英しており、
日本での経験や記憶はごくわずかといえるもの。

そして昨日は、「自然科学系で日本人が4年連続の受賞を逃す」
ここでも「日本人は」「日本人が」の連続に嫌気が差します。
さらに海外の受賞者の功績や受賞内容についてはほとんど触れません。
最近の報道で目にするのも「このままでは日本から受賞者が無くなる」
といった、科学を始めとした学問への関心や予算の減退を嘆くもの。

確かに日本から受賞者が出るのは喜ばしいことですが、
日本人でなければ報道も関心も寄せられないのは悲しいことです。
素晴らしい研究成果や文学作品が生まれるのは
国籍や人種を問わず世界共通のはずなのだし、
どの国の人が受賞しようと、その功績を讃える心の広さ(?)が
多くの日本人に失われているとしたら、もっと悲しいことです。



久留女木
2017/9/24 14:55 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
158mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/400秒 -0.3EV) WB:6800K ISO:200 Natural 久留女木



久留女木
2017/9/24 15:11 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
300mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/1000秒 -1.0EV) WB:5300K ISO:200 Natural 久留女木



久留女木
2017/9/24 16:12 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
300mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/250秒 -0.7EV) WB:6000K ISO:250 ToyPhoto 久留女木



久留女木
2017/9/24 16:36 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
300mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/250秒 -0.3EV) WB:6000K ISO:400 Natural 久留女木



久留女木
2017/9/24 16:39 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
230mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/200秒 -1.7EV) WB:5300K ISO:1600 Natural 久留女木



ただ、これを機会に海外文学に触れる人が増えればいいですね。
日本人にしか分からない感情や経験もあるかと思いますが、
そうではない共通の感情だってあるはずです。





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ももいろな秋 




いよいよ10月に入って紅葉シーズンがやってきました。
今週末の三連休辺りから、見頃を迎えた標高の高い場所を
始めとして、毎週のように見所が変わっていくでしょう。
今年は夏の日照不足で色付きが気になりますが、
何もせずに座していては勿体ないしね。

これから来月、そして12月初旬にかけてポイントを
追いながらしばらくは紅葉メインでの活動になりそうです。
昨年初めて行ってみた場所も含めて、観光協会などのHPで
見頃情報をチェックしながら毎週末の行き先を考えます。
紅葉には小雨模様が一番だけどそうも言っていられないし。



浜名湖ガーデンパーク
2017/9/24 9:58 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
300mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/400秒 +0.0EV) WB:5300K ISO:200 Natural 浜名湖ガーデンパーク



浜名湖ガーデンパーク
2017/9/24 11:56 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
300mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/250秒 +0.3EV) WB:4000K ISO:320 Vintage 浜名湖ガーデンパーク

コルチカム(イヌサフラン)に舞うチヤバネセセリですが、
花びらが細長いので蜜を吸うにも中に入れません。
そこで花の先端に一旦とまり、花びらのすき間に口ばしを入れます。
そのまま花の根元の方まで降りてきて蜜を吸います。
誰に教わったわけでもないのに面白い習性です。



浜名湖ガーデンパーク
2017/9/24 10:26 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
300mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/250秒 +0.7EV) WB:4500K ISO:320 Vintage 浜名湖ガーデンパーク



浜名湖ガーデンパーク
2017/9/24 13:00 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
80mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/320秒 +0.7EV) WB:5000K ISO:200 Natural 浜名湖ガーデンパーク

途中でパラついた雨に急いで動き出すデンデンムシ。



浜名湖ガーデンパーク
2017/9/24 13:11 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
300mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/500秒 -1.0EV) WB:5000K ISO:200 BleachBypass 浜名湖ガーデンパーク



今月末の28日AM10~29日PM3にかけて、
長野県小海町で「星と自然のフェスタ」が開催されます。
小海リエックスホテルを主な会場に自然と星空に親しみます。
飯島裕先生を始めとするたくさんの講座、カメラや望遠鏡などの
各メーカーのデモや即売会といったプログラムが用意されます。
参加は原則無料、詳しくは小海町観光協会のHPからご覧ください。
一応私も休みを取って参加を予定しています。
晴れるといいな(^^♪




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あかいノートリ 



私が主にデジタル一眼レフで撮影を始めた頃、
まだファインダーの視野率は100%ありませんでした。
ニコンD100やD200で95%、D300になってようやく100%です。
しかしフルサイズに転向したD700では再び95%に。
大した問題はなさそうですが意外とあります。

視野率が100%未満だと、注意していても「余計なモノ」が
写野の端に写りこんだりして気になります。
富士山を撮っていたころは特に問題で、撮影ポイントの
多くには写りこみやすい「余計なモノ」が多々あります。
95%のD700を使うときは、一旦構図を決めた後で
わずかにズームリングを操作しテレ側に調整します。

「トリミングすればいいだろ」と思いがちですが、
当時のデジイチはまだ1200万画素程度だったので
わずかなトリミングでも微妙に解像感が落ちる気がしていました。
一方中判カメラに単焦点レンズを使っての作品を拝見すると、
ズームでの微調整が出来ないこともあって、不自然に
空が広くなるなど構図に難を感じることもありました。

ノートリミング(ノートリ)を心がけ、ズームで構図をギリギリまで
切り詰めて「無駄な空間」を除去するクセがいつの間にか付いていました。
そうやって撮影した写真には、一見すると「隙」のない完成度の
高い構図に見えそうですが、ここにどうも問題が潜んでいたようです。



浜名湖ガーデンパーク
2017/9/24 12:11 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
300mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/400秒 -0.3EV) WB:5000K ISO:200 Natural 浜名湖ガーデンパーク



浜名湖ガーデンパーク
2017/9/24 12:08 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
300mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/400秒 +2.0EV) WB:4000K ISO:200 Vintage 浜名湖ガーデンパーク



浜名湖ガーデンパーク
2017/9/24 11:15 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
300mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/320秒 +0.7EV) WB:4500K ISO:200 Vintage 浜名湖ガーデンパーク



浜名湖ガーデンパーク
2017/9/24 10:57 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
300mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/1250秒 +0.3EV) WB:4500K ISO:200 Natural 浜名湖ガーデンパーク



浜名湖ガーデンパーク
2017/9/24 11:01 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
120mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/1000秒 +1.0EV) WB:4500K ISO:200 FantasicFocus 浜名湖ガーデンパーク



富士山を撮らなくなって随分経ち、ネイチャーやスナップなどに
手を広げてきた中で、撮った画像を後から見た時に
漠然とした違和感を覚えることがありました。
どうもなにか「息苦しい」印象を受けることがあるのです。

富士山撮影時代にはあれほど「空間」を忌み嫌ってしまったために
それ以外の撮影でもゆとりのない構図になっていた気がします。
写真において構図とは「切り取る」ことを求められます。
ズームレンズで撮影する際、テレ側にズームしながら
何カットも撮影し、最後のカットが活かされました。

しかし必ずしも小さく切り取るばかりではなく、
逆に思い切ってワイド側に画角を広げてみることも必要です。
画素数が増えてきた今日、必ずしもノートリ前提でなくていい。
むしろ少しだけ「余白」を入れておけば傾きの修正も可能です。
以前は構図を決めた後でテレ側にわずかにズームしていたのを、
逆にワイド側にちょっとズームして撮るのもいいかと思い始めました。

一般にはノートリは写真上達の秘訣とされています。
その場で構図を決定付けるのは確かにいいことだと思うのですが、
過剰でない程度のトリミングで完成度が高まることもあります。
ノートリ絶対主義はそれ自体が「息苦しい」場合もありえますね。



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愚かな兎になるな 



11月1日午前10時から、静岡県内の新東名高速道路内、
「新静岡IC」から「森掛川IC」までの区間(約50.5キロ)で、
国内初の速度制限110km/hへの変更が行われます。
今回は1年間に渡る試行期間で完全移行ではありません。
しかしこういった高速道路の速度制限緩和はかなり以前から
論じられていたものの、主に警察側の強い反対にあいました。

今回この区間で試行されるのは、比較的カーブや起伏が緩やかで
見通しがよい、一部3車線区間もあり事故率が低いため。
この試行の結果次第では、将来120km/hへの移行も
検討される可能性が伝えられています。
現実には130km/h以上で走行するクルマもありますけどね。

さて今回試行される距離はおよそ50kmで、時速100キロで走れば
計算上は30分、そこを110キロの場合は約27分あまり。
つまり50キロもの距離を走ってたったの3分足らずしか短縮しません。
仮に120キロでも約25分ですから5分の短縮です。
こんな短い時間のために速度を上げる必要があるのか疑問です。



葉梨川
2017/9/25 9:00 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
124mm相当 絞り優先AE(f/5.6 1/400秒 -1.3EV) WB:4800K ISO:200 Natural 葉梨川



葉梨川
2017/9/25 9:36 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
220mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/400秒 -0.3EV) WB:5000K ISO:200 Natural 葉梨川



葉梨川
2017/9/25 10:26 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
180mm相当 絞り優先AE(f/5.6 1/160秒 -0.7EV) WB:5300K ISO:200 ToyPhoto 葉梨川



葉梨川
2017/9/25 9:11 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
240mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/8000秒 -0.3EV) WB:4500K ISO:80 Vintage 葉梨川



葉梨川
2017/9/25 8:24 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 60mm F2.8 Macro
120mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/1000秒 -0.3EV) WB:5000K ISO:200 Natural 葉梨川




警察が事故率の増加を訴える一方で、経済効果を唱える向きもあります。
しかしたった数分の時間稼ぎでどれほどの経済効果が見込めるのでしょう。
一般に高速域でのわずかな速度上昇は、空気抵抗の急増を招きます。
それを押しのけるために大量のエネルギーを無駄遣いします。
当然クルマの故障率も上がるし耐久性も低下します。
タイヤなどの消耗も早まり逆に路面の傷みは増加します。

高速道路の速度を上げろと訴える声には、冷静に聞くと
説得力の乏しいものばかり、中には専門家にもかかわらず
ただ早く走りたいだけの稚拙な欲求を満たすだけの理由も。
少しぐらい速度を上げたところで、短縮できる(手に入れられる)
時間はごくわずかしかないこと、そのためのデメリットがあることを
むしろロジカルに論ずべき人たちがそれですから困ったものです。

110km/hに制限速度を上げたぐらいで事故率が目に見えて
増加するとは思えない一方、経済効果とかメリットも
ほとんど無いに等しいというのが結論になりそうです。
それでも速度を上げる動きにはノーブレーキでしょうね。
ちなみに顔に泥を塗られた格好の警察は、この区間で
血眼になって取締りをするであろうことも確実です。




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30年前に見た今日 


今から30年前に公開された映画「バトルランナー」をBSで視聴しました。
あからさまにB級なストーリーや見栄えに終始するのは有名です。
そもそもシュワルツェネッガーのアクション映画だから仕方ありません。
面白いのは舞台となったのは2017年つまり今年であることです。
公開された1987年はまだインターネットが一般に普及する前で、
ストーリーの中心はTV番組に毒された世界でした。

資源は枯渇し自然は破壊され経済が破綻、
強大な警察権力が支配し、人々の関心を逸らすため
過激な殺人番組を繰り返し放送するTVメディア。
30年前に予想した30年後にしてはちょっとイキ過ぎな面もあります。
今日のように世界を席巻するのがネットであり、
TVはすっかりその立場を奪われてしまっている現実と比べると
SF映画と言うものの存在自体が滑稽に見えてしまいます。

権力の都合の悪いことが報道されない点は共通するものの、
現実のTV番組は忖度と権力支配にひれ伏しネットの批判に晒され
殺人ゲームどころか、ちょっとした洒落でも集中砲火を浴びます。
では元々地下メディア的な存在だったインターネットはどうか。
こちらは建設的な議論は無く、単なる言いたい放題の掃き溜め。
こんな世界を30年前に誰が想像していたでしょうか。



久留女木の棚田
2017/9/24 14:20 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
134mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/320秒 -0.3EV) WB:6000K ISO:200 Natural 久留女木



久留女木の棚田
2017/9/24 16:32 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
250mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/250秒 -0.3EV) WB:6000K ISO:640 Natural 久留女木



久留女木の棚田
2017/9/24 16:22 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
40mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/80秒 -0.3EV) WB:6000K ISO:200 Natural 久留女木



久留女木の棚田
2017/9/24 15:22 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
300mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/500秒 -0.3EV) WB:6000K ISO:200 Natural 久留女木



久留女木の棚田
2017/9/24 16:06 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
284mm相当 絞り優先AE(f/4.5 1/250秒 -0.7EV) WB:6000K ISO:400 Natural 久留女木


現実の世界の未来を扱ったSF映画にありがちですが、
インターネットやスマホ、地球温暖化と言った最近の話題が
取り扱われないのはある意味で仕方ありません。
その辺はTVドラマの方がフレキシブルに対応します。
でも日本のTVドラマじゃ、予算云々言う以前に、
権力批判のような内容では放送どころか製作も無理かな。

一方で映画界でも、近未来を扱うSF映画が激減しています。
ひとつはCG技術が進歩して大規模な描写がしやすくなった、
劇画やTVドラマ原作のアクションモノが席巻している、
最近の科学界などの変化の激しさから未来を予想しづらい。
そもそもSF映画は制作費がかさむので避けられる傾向があります。

人が見る「夢」や、想像する「未来」を描くのは本来楽しいこと。
もっとじっくりとストーリーなどを語り合えるような
素晴らしいSF映画の登場を心待ちにしています。



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