かっぱのあしあと

惜別の春 



今月9日に身延へ行った頃は、まだ私の住む近隣の
染井吉野は咲き掛けで、花見の対象にもなりませんでした。
しかしその後毎日のように20度を超える日が続きました。
実は会社のすぐ裏には土手があり、桜がたくさんあります。
毎日仕事をしながら開花の様子を眺められます。

11日の休みは暴風雨だったので出かけず、
翌12日の朝、チラホラと咲いているのを見つけます。
しかしその日は汗ばむ陽気で、夕方気が付くと
ほぼ五分咲きまで一気に開花が進んでいたのです。
その日静岡で「満開宣言」が出されます。

こうなると見ている間にも花が開くような気もして、
なんと金曜日には葉が出始めてしまいます。
そして日曜には桜吹雪、勿論この間は仕事で何も出来ません。
あっという間の変化にどうしようもない毎日。
こんな悲しい春は久しぶりでした。



冨士霊園
2017/4/17 10:22 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
200mm相当 絞り優先A(f/5.6 1/500秒 +0.0EV) WB:5300K ISO:200 Natural 冨士霊園



冨士霊園
2017/4/17 9:32 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
300mm相当 絞り優先A(f/2.8 1/500秒 +0.3EV) WB:5000K ISO:200 Natural 冨士霊園



冨士霊園
2017/4/17 14:16 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
200mm相当 絞り優先A(f/2.8 1/800秒 +0.0EV) WB:4000K ISO:200 Vintage 冨士霊園



冨士霊園
2017/4/17 12:32 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
230mm相当 絞り優先A(f/2.8 1/640秒 +0.0EV) WB:5300K ISO:200 Natural 冨士霊園



冨士霊園
2017/4/17 11:22 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
300mm相当 絞り優先A(f/2.8 1/1000秒 -0.3EV) WB:5000K ISO:200 Natural 冨士霊園



せめて一度だけでもと小山町まで出かけてようやくの桜三昧。
平日でも大勢の見物客が殺到していましたが、
そろそろ帰ろうかとクルマに戻った午後3時頃から雨が。
その後は再びの暴風雨で、恐らく大半が散ってしまうでしょう。
例年桜撮影の最後の方に訪れる場所ではあるものの、
ここでも平年より一週間ほど遅い満開だから
何とか間に合ったということなのでしょうか。

今年はあまりにも遅い開花宣言だったので、その後の
天候次第では一気に咲いて散ってしまうかも知れないという
嫌な予感が見事に当たってしまったわけです。
たった一度の染井吉野撮影に飽き足らなければ
長野方面まで足を延ばさざるを得ず、その時間もありません。

さっさと諦めてGWの予定でも考えましょうかね。







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自然との付き合い方 



熊本の大地震から1年、今日は朝から中継続きです。
まだ解体の済んでいない家屋や、今でもテント生活の方もいます。
一方で地震とその後の豪雨で壊滅した温泉が再開しています。
地震も豪雨も自然の災いなら、温泉も自然の恵みです。
私たちは大きな自然の中で辛うじて生きています。
自然を制した幻想に溺れ、罪のない多くの人が被災します。
被災と復興の繰り返しの中で、どうしたら被災を防げるのか。
美しい自然豊かなこの国で、私たちはどう自然と共存すべきか。
東日本と熊本の震災を通じて、自然に対する謙虚さを学ばなかったのか。
今年もどれほどの災害が私たちを襲うのでしょうか。
来年の今日にはみんなが笑顔でありますように。



身延町
2017/4/9 10:13 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
60mm相当 絞り優先AE(f/4.5 1/60秒 -0.3EV) WB:5300K ISO:250 Natural 身延町



身延町
2017/4/9 10:39 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
110mm相当 絞り優先AE(f/4.5 1/125秒 -0.7EV) WB:5000K ISO:200 Natural 身延町



身延町
2017/4/9 9:37 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
180mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/250秒 -0.7EV) WB:4500K ISO:200 ToyPhoto 身延町



身延町
2017/4/9 10:07 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
80mm相当 絞り優先AE(f/5.6 1/80秒 -0.3EV) WB:5000K ISO:640 Natural 身延町



身延町
2017/4/9 8:48 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
120mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/125秒 -1.0EV) WB:5000K ISO:1600 Natural 身延町


今週に入って連日の高温で、一気に桜の開花が進みました。
次の休みは月曜日、要所では「散り始め」なんていう表示も。
もう今年の桜は諦めてしまおうかとも思う一週間。
今頃になってやってきた鼻炎と仕事の繁忙もあって、
何だかワケの分からないストレスでイライラしてしまう毎日。
何か買ってしまえば少し和らぐのかな、後悔するかな。




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撤退か縮小か 



今日はリコーで大きなニュースがありました。
まず発端は日本経済新聞がリコーが個人向けカメラ事業からの
「撤退」を予定している旨報道したのですが、リコーが否定。
しかしその後リコーからはPENTAXなどの高付加価値商品に注力し
デジタルカメラ事業の「縮小」は行うと発表しました。
これは何を意味するのか。

「撤退」という刺激の強い言葉を日経にリークしておいて、
公式には「縮小」というやや柔らかい言葉で軟着陸を試みる。
本来ならかなり厳しいので出来ることなら止めてしまいたいけど
ブランドの影響力や株価などを考慮してのシナリオなのかな。
「撤退」は困るけど「縮小」なら仕方ないかと思わせるわけです。

先ごろはニコンがDLシリーズの発売中止を発表しました。
どのメーカーも個人向けのデジタルカメラ事業は苦難を抱えています。
リコー(PENTAX)も既にコンデジはタフ系とGRのみ、あとは
VR向けに人気のあるTHETAシリーズを残すだけです。
レンズ交換式はコンパクトミラーレスのQシリーズ、
APS-Cとフルサイズに中判と多彩なフォーマットを持ちます。

その中ではQシリーズは消滅を待つでしょうが、メーカー全体の
販売規模からしてフルサイズや中判を維持するのは相当大変です。
しかしフルサイズのK-1は発売間もないし中判はPENTAXの
アイデンティティでもあるのでおいそれと止められません。
そのことがかえってリコーの首を絞めることにならないか。

PENTAXには熱心なファンが多くいるだけに、
今後の展開が気になるところではあります。


身延町
2017/4/9 10:38 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
134mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/250秒 -0.7EV) WB:5800K ISO:200 Natural 身延町



身延町
2017/4/9 9:40 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
56mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/60秒 -0.7EV) WB:5300K ISO:500 Natural 身延町



身延町
2017/4/9 7:05 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
200mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/200秒 -1.0EV) WB:5300K ISO:3200 Natural 身延町



身延町
2017/4/9 8:40 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
134mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/125秒 -1.0EV) WB:5300K ISO:200 Natural 身延町



身延町
2017/4/9 8:55 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
76mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/320秒 +0.3EV) WB:5300K ISO:200 Natural 身延町



昨日は休みでしたが、出かけようとすると暴風雨でした。
雨はともかく、風は如何ともし難いので撮影を諦めました。
私の近隣では染井吉野がほぼ満開です。
今週末には散り始めるでしょう。
もうどうしようもない今年の春。
焦っても仕方ないのは分かっているけど焦ってしまう。
一ヶ月咲き続ける桜を作ってくださいな。



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ヘビロテのワケ 



三度目です。
同じ場所へ何度も行くのは非効率です。
その時間を使って他の場所へ行けばバリエーションが増えます。
でも何度も通ってしまう理由があるわけです。
ちなみに昨年は四回も行きました。

この身延町久遠寺界隈は5年前に初めて訪れました。
それまではどちらかというと富士山周辺や近隣が多く、
身延は比較的近いにも関わらず混雑を嫌って避けていました。
しかしGANREFのワークショップで初めて行ってみて、
そのスケールと美しい光景に魅せられることになったのです。

桜というと一般には染井吉野が多いのですが、ここでは
ほとんどが枝垂桜で、しかも樹齢が非常に古いです。
平均樹齢が60年程度とされる染井吉野に比べ、
身延の枝垂桜は200年以上、中には400年前のものもあります。
しかも枝ぶりは同じものが二つとなく、芸術的ですらあります。

久遠寺は高台にあるので、「西谷」と呼ばれる参道は
急斜面でその回りにたくさんの宿坊を従えています。
だからたくさんの巨大な枝垂桜を上からも下からも様々な
アングルから狙えるし、狭い場所に集中しているので
重ねたり並べるなどのフレーミングも楽しめます。

そして小雨交じりの天候では、霧にけむる日本画のような
心を奪われる美しい光景を目の当たりに出来ます。



身延町
2017/4/9 6:53 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
124mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/125秒 +0.3EV) WB:5800K ISO:2500 Natural 身延町



身延町
2017/4/9 9:55 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
92mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/100秒 -0.7EV) WB:5800K ISO:400 Natural 身延町



身延町
2017/4/9 10:51 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
164mm相当 絞り優先AE(f/5.6 1/160秒 -0.3EV) WB:5800K ISO:1250 Natural 身延町



身延町
2017/4/9 8:00 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 60mm F2.8 Macro
120mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/125秒 -0.3EV) WB:5600K ISO:250 Natural 身延町



身延町
2017/4/9 11:29 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
80mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/200秒 -1.0EV) WB:5000K ISO:200 Natural 身延町


前回訪れた際にはまだ5分咲き程度だったものが、一気に満開です。
例年より一週間ほど遅れたためか、混雑はそれほど酷くはなく、
通行規制を行わないので楽にクルマで上の駐車場まで行けました。

ここに限りませんが、今年の桜の咲き方は同じ場所でもムラがあって
一本の木の上の方は満開でも下の方はまだツボミなんていうことも。
幸いここではそれほどのムラはありませんでしたが、
タイミングのずれはスケジュールを狂わせてくれます。


この後、ここ2~3日の間に近所の染井吉野が一気に咲いてきました。
この分では今週末では散り始めてしまいます。
今日出勤したので明日休みになったとはいえ予報は荒れ模様。
さて近隣では最後になるかもしれない桜をどこへ求めようか迷います。
強力な防塵防滴のOM-Dに頼るしかなさそうです。



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萎縮する都市 


今日静岡市に関する衝撃的なニュースがありました。
4月1日現在、静岡市の人口は69万9421人となり、
「政令指定都市で初の人口70万人割れ」というものです。
70万人を下回っても直ちに政令市でなくなるわけではりません。
しかし予想以上に早い人口の減少に驚くばかりです。

その主な原因は、全国的にも見られる少子高齢化。
しかしそれだけではなく、静岡市ならではの理由もありそうです。
年齢別の人口統計を見ると、全国平均と比べて際立って
少ない年齢層があります。それは20~30代です。
なぜこの年齢層が少ないのか、理由のひとつが進学先です。

高校までは豊富にあるのですが、県内には大学が非常に少ないです。
また同じ政令市の浜松市と比べると大企業が少ないので
同様に就職先も少なく、高校を卒業すると県外へ流出します。
しかも静岡県には東京、神奈川、愛知といった大都市が隣接していて、
比較的簡単に移動・移住できてしまうのも拍車をかけています。

とりわけその傾向の強いのが女性です。
女性が活躍できる幅広い就職先が乏しく、活気あるキャンパスを
持つ大学などの進学先も少ない、さらに「街がおしゃれじゃない」
という声もあって、新幹線で1時間半ほどで行ける首都圏や
中京圏へ流れてしまうようです。

これは大変深刻な問題で、若年層の女性が少ないということは
出産で次世代の静岡県民を残す人たちが足りないことを意味します。
すると少子高齢化が他地域と比べても急激な勢いで進み
経済や文化など都市活動の衰退を加速してしまいます。



身延町
2017/4/2 11:10 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 7-14mm F2.8 PRO
14mm相当 絞り優先AE(f/11 1/640秒 +0.3EV) WB:5000K ISO:200 Natural 身延町



身延町
2017/4/2 12:26 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
170mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/1250秒 -1.0EV) WB:5600K ISO:200 ToyPhoto 身延町



身延町
2017/4/2 13:36 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
300mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/320秒 +0.7EV) WB:6000K ISO:200 Vintage 身延町



身延町
2017/4/2 11:21 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
150mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/640秒 -0.7EV) WB:5600K ISO:200 Natural 身延町



身延町
2017/4/2 9:20 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
240mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/1250秒 -0.3EV) WB:5300K ISO:200 Natural 身延町


こういった人口減少に対して、行政の対応はどうでしょう。
ところが静岡では他県民に見せられないほど酷い現状があります。
それは静岡県知事と静岡市長の対立です。
とりわけ現職の川勝平太知事は、ことあるごとに田辺信宏市長を批判、
対談の場ではしばしば誹謗しあうこともあり、常に平行線です。

こういった現状に市民は相当辟易しており、お互いの考えに固執する
ばかりで歩み寄りや伸展が見られず、行政の停滞にもつながります。
また大阪など他の政令市でも見られるような二重行政の問題も抱えており、
それに対する解決策でも両者が食い違っていて亀裂は深刻です。

個人的には川勝知事が交代しない限り静岡市はよくならないと思います。
川勝知事は典型的な保守系で、維新の会に近い思想を持ちます。
二重行政を批判し、静岡市を「県都」化して支配を目論見ます。
人口減少対策においても県全体の減少を棚に載せておきながら
静岡市の70万人割れを行政の怠慢だと批判するだけです。

「そこそこ都市っぽい」「交通の便がいい」「食べ物も悪くない」
「温暖で過ごしやすい」「自然が豊かで子育てもしやすい」
静岡市は比較的暮らしやすいいいところなはずです。
もう少し若者に魅力ある街にすることと、大企業の誘致に
力を入れれば人口の流出を抑えられるのでしょうが。

[edit]