かっぱのあしあと

色の無いレッドリスト 




富士フイルム(「フィルム」ではなく「フイルム」なんですね)は
白黒フィルムと印画紙の販売を終了すると今日発表しました。
まだカラーフィルムは残っているものの、フィルムカメラを
今でも愛用する人たちはモノクロ写真も好みます。
これからは海外からの輸入品でしか楽しめなくなります。
「需要がなくなったから」というのが理由です。

これほどデジカメやスマホ全盛となれば仕方ないでしょう。
むしろ今まで製造を続けていたのが不思議なくらいです。
「銀塩文化が途絶える」「モノクロ写真が死んでしまう」
やや大袈裟な声も聞こえますが、デジタルでも
技術次第で十分再現できるし、そのデジタルカメラも
存続の危機を感じつつあるところなのです。

以前ここでも触れましたが、写真も映画もテレビも最初は
モノクロから始まり、特に写真に関しては今でも新聞などで
目にするせいか特殊なイメージが希薄だと思われます。
でも人間の目はモノが白黒に見えるわけではなく、
「白黒写真万歳」的な声には若干の違和感を覚えます。

とはいえあくまで表現や映像効果のひとつとして捉える限り
白黒写真も意義はあるし、絶えてしまうべきものではないでしょう。
レコードやカセットテープなどのように生き残る、あるいは
復活する余地はあるのか、期待せずに見守ることかと。



身延町
2018/4/1 11:23 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 7-14mm F2.8 PRO
14mm相当 絞り優先AE(f/6.3 1/1000秒 +0.3EV) WB:5300K ISO:200 Natural 身延町



身延町
2018/4/1 10:16 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
170mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/1000秒 -0.3EV) WB:5000K ISO:200 Natural 身延町



身延町
2018/4/1 8:44 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
158mm相当 絞り優先AE(f/5.6 1/400秒 -0.3EV) WB:5000K ISO:200 Natural 身延町



身延町
2018/3/26 9:59 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
270mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/320秒 +1.0EV) WB:4000K ISO:200 Vintage 身延町



身延町
2018/3/26 9:37 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
34mm相当 絞り優先AE(f/5.6 1/400秒 -0.3EV) WB:5300K ISO:200 Natural 身延町



自然界における「絶滅危惧種」は、人類が必死で遺そうとします。
しかしフィルムや印画紙は工業製品です。
需要が無ければ製造されることは無く、流通も絶えます。
写真フィルムはこうみえて「生もの」です。
冷蔵庫に保管してもいつかは使えなくなります。
つまりいつかは「そのとき」が来るわけです。

写真フィルムの需要が減ると、富士フイルムは医療用の
レントゲン向けフィルムの製造にシフトしました。
しかしレントゲンも今やデジタルの時代です。
患者が撮影室から診察室へ移動する間には、
既に医師のデスク上に映像が用意されています。

写真と言うものに人々が抱く感情がこれまで
モノクロ写真や銀塩写真の存続を支えてきたと思います。
しかし物理的な存続が無理となれば、別の方法
(デジタルで写真画質の再現など)を探るしかありません。
フィルムを失ったフィルムカメラも存在意義をなくします。
博物館やコレクターの所蔵品として遺されるのでしょうか。

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売り手の働き方 




新年度が始まりましたね。
入社式の映像とともに伝えられたのが様々な値上げ。
その理由に「物流コスト」が登場してきました。
これまで原材料高騰や為替の影響などはありましたが、
原料や製品を運ぶトラックの運転手が確保できないらしいです。
人手不足がこのような影響を及ぼすとは驚きです。

近年まれに見る人材の「売り手市場」であるようです。
入社式にはパーティーを催す映像も見られました。
30年ほど前のバブル景気の時にも似た光景がありました。
当時はとにかく有り余ったお金を使うためのもの。
しかし今日のパーティ入社式はワケが違います。

ウチの会社もそうですが、会社のイメージを上げるために
莫大な予算を使い広告やPR戦略を続けています。
こうまでしないと新卒就活者を確保できないのだそうです。
さらに「働き方改革」で実労働時間の短縮が進められています。
それも人材不足がもたらす影響のひとつでしょう。

これまでは会社が主導権を持っていたビジネスが、
「売り手市場」と「働き方改革」でどう変わってゆくのでしょう。
かれこれ10年ほど前からも団塊世代の大量退職が
企業に大きな損失をもたらす予測は立てられていました。
しかし抜本的な手も打てないまま手遅れの状態に瀕しています。

AIとかロボットとかが担うにはまだ時間がかかりすぎます。
既に宅配料金の値上げなどに見られるように、
利用者や消費者にとってはサービスの低下は避けられません。
これからも相次ぐ値上げやコスト上昇に悩まされるのでしょうか。


身延町
2018/4/1 8:51 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
140mm相当 絞り優先AE(f/4.5 1/500秒 +0.0EV) WB:5000K ISO:200 Natural 身延町



身延町
2018/3/26 9:44 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
140mm相当 絞り優先AE(f/5.6 1/250秒 +0.0EV) WB:5000K ISO:200 Natural 身延町



身延町
2018/4/1 9:17 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
24mm相当 絞り優先AE(f/5.6 1/100秒 -0.3EV) WB:5800K ISO:200 HDR 身延町



身延町
2018/4/1 11:59 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
54mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/500秒 -1.0EV) WB:5000K ISO:200 Natural 身延町



身延町
2018/4/1 10:57 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
128mm相当 絞り優先AE(f/6.3 1/125秒 -0.3EV) WB:5300K ISO:200 Natural 身延町


これほど諸手を挙げて迎えられた新人社員はどうなるのか。
せっかく確保した人材を手放したくない企業は、なんとしても
離職率を下げようとあの手この手で「ご機嫌取り(?)」に走るかも。
しかし入る前はPR作戦でいいイメージを持っていた会社なのに、
実際に入ってみたら厳しい現実に直面し悩みを抱えます。
また一旦会社を辞めてもすぐに仕事が見つかるだろうと
安易な離職を選ぶ若者が増えているとも聞きます。

「働き方改革」の名の下に残業を減らしましょうと会社が働きかけています。
その表向きの理由は「健康管理」「家族サービス」などなど。
でも本音は最も負担になっている人件費の圧縮が目的なわけです。
人材は簡単に作りだせるものではありません。
しかしその人材を巡る状況は大きな変化を遂げています。



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美しい生命力 




繰り返すようですが、今年の桜は本当に早い。
咲くのも早かったけど、散り始めも早い。
一週間の間に景色が一変してしまいます。
今週も見頃を期待した場所で、何度も桜吹雪を見ました。
目の前で花びらが舞う光景に、どうしようもない焦燥感と
切ない気持ちで春が行過ぎるのを見送るだけです。

植物は葉に陽を受けて光合成を行って養分を作ります。
しかし染井吉野などの植物は、葉を出す前に花を咲かせます。
しかも視界を白く染めるほどの大量の花で埋め尽くします。
これほど多くの花を開かせるエネルギーはどこから来るのでしょう。
チューリップなどのような球根はなく、冬の間は枯れたような
幹と枝だけなのに、どうして桜は葉より先に花を咲かせるのでしょう。
そして短い花の命を散らせてから葉を出して夏を迎えます。

桜の多くは受粉で実を付けて種で繁殖することはありません。
枝を接木して出来た苗を植えて増えてゆきます。
ならば、どうしてそこまでして花を咲かせるのか。
そのためのエネルギーをどこかに溜めておいて、
一気に放出させる理由は何なのか、桜に聞いてみたい気もします。



身延町
2018/3/26 10:19 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
104mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/400秒 +0.3EV) WB:5300K ISO:200 Natural 身延町



身延町
2018/3/26 10:13 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 7-14mm F2.8 PRO
14mm相当 絞り優先AE(f/8.0 1/1000秒 +0.0EV) WB:6000K ISO:200 Natural 身延町



身延町
2018/3/26 8:24 OLYMPUS E-M5 MarkII + M.ZUIKO 7-14mm F2.8 PRO
14mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/5000秒 +0.0EV) WB:5300K ISO:200 Natural 身延町



身延町
2018/3/26 8:34 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
300mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/2000秒 +0.7EV) WB:5300K ISO:200 Natural 身延町



身延町
2018/3/26 9:53 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
114mm相当 絞り優先AE(f/5.6 1/250秒 +0.0EV) WB:5300K ISO:200 Natural 身延町



この身延町久遠寺界隈には、樹齢200年から400年と言う
古い枝垂桜がたくさん花を咲かせています。
400年前といえば日本は江戸時代初頭です。
それから約400回も花を咲かせ続けているわけです。

毎年花を咲かせ、散ったら葉を出し、来年の開花に備えます。
自然は黙々とそれを繰り返し、人類より遥かに永く
生長しつつ生きながらえることができてきました。
でも人類は毎年違うものを求めてはいるものの
欲望や感情に突き動かされては一向に進歩しません。
自然に学ぶ姿勢と心を捨てた人類に未来は無いでしょう。



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休むための仕事 



いったいいつまで櫻だよ、て感じですが、
なかなか撮影に出られなくて在庫からしか上げられません。
29日からの9日連続黄金週間の方なら既に
連休中盤といったところなのでしょうが、
今日から5連休のはずの私でもまだ仕事が片付きません。
明日中には片を付けないと黄金どころか銅にもならず。

でも近隣の会社はどうやら今日明日仕事やってますね。
でもって3~5日の3連休か、せいぜい7日までを使っての
5連休がやっとなのでしょうか。
とはいえその間も働く皆さんだって少なくないわけだし。

私の場合も3~5日辺りに時間が出来ても遠出は無理そうです。
中央道の渋滞は嫌だし、さすがに櫻もほとんど残っていません。
人混みは嫌いなので人のいない場所へ行きたい、
でもこの時期はどこへ行っても人がいる。
仕事してた方がいいかな、こりゃ。。。



身延町
2017/4/9 7:25 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
96mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/100秒 +0.0EV) WB:6000K ISO:1600 Natural 身延町



身延町
2017/4/2 13:16 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
190mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/640秒 +0.7EV) WB:4000K ISO:200 Vintage 身延町



身延町
2017/4/9 11:17 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
128mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/250秒 -0.3EV) WB:5000K ISO:200 Natural 身延町



身延町
2017/4/9 10:39 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
124mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/320秒 -0.7EV) WB:5000K ISO:200 Natural 身延町



身延町
2017/4/9 8:24 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
190mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/160秒 -0.7EV) WB:5800K ISO:400 Natural 身延町



今月は中頃に会社の行事で海外へ行きます。
まぁ、大した旅行でもないし、景色を撮ってる暇もなさそうだし。
別に欲しいものもあるので出来るだけ金を使わずに帰ります。
海外なんかより、自由な連休をもらった方がずっと嬉しいんだけどね。
今どき「ご褒美に海外旅行」って発想がダサいよなぁ。





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食べるか遺すか 



先日山本幸三地方創生相は「一番のガンは学芸員」と発言し
後に陳謝したものの強い反発を食らっています。
山本大臣は文化財をもっと観光資源として活かせないか、
それには保護を重視する学芸員を「一掃しないとダメ」らしいです。
インバウンド需要が上向いている最中のためか、
観光振興を急ぐあまりつい暴走してしまったのかもしれません。

まぁ、学芸員の仕事や現場を知らないであろうことは明らかだし、
人を癌呼ばわりするのはあまりにも節操がなさ過ぎます。
しかし文化財と観光が果たして相反するものなのか、
多くのヨーロッパで見られるように共存できないのか、
あらためて考えさせられる機会を得たともいえます。

文化財の保護にはお金がかかります。
それを税金やわずかな観覧収入でまかなうのは至難の業です。
かといって料金を上げれば来場者が激減してしまう、
財政の厳しい地方では文化財保護の予算は真っ先に削減です。

だからやはり観光などで収入を得て、それを保護に活かすのが
理想なのですが、そのバランスが掴みにくいところです。
また外国人観光客を増やそうと躍起になってはいるものの、
まだまだ関係者の頑張りに依存する傾向は強く、
国を挙げて日本全国規模での観光振興は出来ていません。
しかも東京五輪を目処にしている限り、地方の観光振興は
後回し、というかほとんど気にかけられていないでしょう。



身延町
2017/4/9 8:42 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
180mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/200秒 -1.0EV) WB:3000K ISO:200 Natural 身延町



身延町
2017/4/9 9:09 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
220mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/250秒 -0.7EV) WB:6000K ISO:640 Natural 身延町



身延町
2017/4/9 9:54 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
104mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/100秒 -0.7EV) WB:5500K ISO:640 Natural 身延町



身延町
2017/4/9 10:29 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
80mm相当 絞り優先AE(f/4.0 1/100秒 -1.0EV) WB:5800K ISO:200 Natural 身延町



身延町
2017/4/9 10:46 OLYMPUS E-M1 MarkII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
110mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/250秒 -0.7EV) WB:5300K ISO:200 Natural 身延町



「世界遺産」というのは、本来は未来へ遺すもののはず。
しかし登録されると、道路が出来る、店が出来る、予算が付く。
まるで地下鉱脈を見つけたかのように地域に金が降って湧く。
だから必死で登録を目指すし、そのためなら人々の暮らしも犠牲になる。
それでも世界遺産登録の「経済効果」は人々を惑わせる。

こちらも保護と観光のバランスが問われる光景を目の当たりにします。
観光地化された様々な世界遺産では傷みや劣化が進んでいるものの
あまり報道されない、というか「忖度」が働いて報道していないのだろう。

文化財というのは、人間が未来へ遺すものだから、
未来の人々は過去の人が遺した文化財に学ばなければならない。
ただ観光として見せるだけではその意義は半減以下になる。
やはり正しく豊かな知識を得ながら見ることで学べるはず。
そのためにも研究者や学芸員は必要不可欠なのだと思うのです。



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