FC2ブログ

かっぱのあしあと

師走の宙 





突然ですが、今月は天文関係のイベントが盛りだくさんです。
まずは現在進行中の「はやぶさ2」が地球へ接近します。
小惑星「リュウグウ」へのタッチダウンを成功させ、
その構成物質を収めたカプセルを地球に向け投下します。
今日現在地球まで100万キロを切り、12月5日にはカプセルを切り離して
6日未明にはカプセルがオーストラリアのウーメラ管理空域に着地予定です。

初号機とは比べ物にならないほどの順調なフライトで、
前回を遥かに上回る成果をもたらしてくれると期待しています。
ちなみにカプセルを投下した「はやぶさ2」は、地球と火星の間を
回る別の小惑星へ向けて再び旅立ちます(2031年7月到着予定)。


そして12月13日から14日未明にかけて見られるのが「ふたご座流星群
年間三大流星群のひとつで、今年は月明かりもなく好条件です。
空の暗い場所なら1時間に50個以上は見られそうです。
ふたご座そのものよりも、離れた場所に見えやすいので
空全体を広く見渡すように眺めるのがおススメ。
ただしこの時期の深夜は冷えるので防寒もしっかりと。


次は木星と土星の大接近です。
接近と言っても実際に両惑星が近づくわけではなく、
地球からみての見かけの位置が重なるように近づくものです。
天気のいい日に西の空を見ると、ひときわ明るい木星がわかります。
そのすぐ近くにやや暗い土星が寄り添っています。
日に日に近づいていて、12月21日には角度にして0.1度ほどになります。

0.1度というと、見かけ上はひとつの星に見えてしまうほどで、
月のみかけの直径の1/5ほどの範囲に収まってしまいます。
大きめの望遠鏡で300倍程度の高倍率でみても同じ視野に入りそうです。
ここまで近づいたのは、前回は400年近く前のことで、次回は約60年後になります。
近隣の天文台で観望会などがあるかも知れません。


小國神社
2020/11/24 9:39 OLYMPUS E-M5 MarkIII + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
38mm相当 絞り優先AE(f/4.5 1/200秒 -1.0EV) WB:5300K ISO:200 Natural 小國神社



小國神社
2020/11/24 9:34 OLYMPUS E-M1 MarkIII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
300mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/320秒 +0.7EV) WB:5300K ISO:1600 Natural 小國神社



大洞院
2020/11/24 11:02 OLYMPUS E-M5 MarkIII + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
24mm相当 絞り優先AE(f/4.5 1/160秒 -1.0EV) WB:5600K ISO:200 Natural 大洞院



小國神社
2020/11/24 9:37 OLYMPUS E-M1 MarkIII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
270mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/2000秒 -1.3EV) WB:5000K ISO:200 ToyPhoto 小國神社



小國神社
2020/11/24 9:23 OLYMPUS E-M5 MarkIII + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
56mm相当 絞り優先AE(f/4.5 1/60秒 -1.3EV) WB:6000K ISO:400 Natural 小國神社



今年はコロナ禍もあって、天文関係の活動がほとんどできていません。
いつもなら宙の暗い場所へ出かける夏休みも近隣で済ませました。
来年はペルセウス座流星群が好条件など楽しみもあります。
5月に移った新たな勤務地は御前崎の近くなので、その気になれば
仕事の後に観望・撮影もできそうですが、今のところは繁忙と疲労で
帰宅するだけが精一杯のため実現できずにいます。
こちらもお手軽観望程度ならできそうなので、それ用の望遠鏡を物色中です。




スポンサーサイト



[edit]

時代は回るのか 




ドイツのケルンで開催されている世界最大の映像機器ショー
「フォトキナ」ですが、2020年はやはりコロナの影響で中止し、
出展社の負担軽減のために次回を2022年に予定を変更、
しかしライカなど相次ぐ出展社の辞退表明もあり、
先日フォトキナの無期限開催中止を発表しました。

一方日本で毎年開催されている「CP+」は、今年コロナ禍で中止。
来年は従来どおりの展示とオンライン展示のハイブリッド開催とのことですが
来年2月の時点での感染状況は全く読めずどうなるか分かりません。
何よりフォトキナ中止の主因は、コロナというよりもカメラ市場の
劇的な縮小であり、CP+においても無関係ではありません。

カメラといっても様々あって、リモートワークの広がりによる需要がある一方、
外出が減っての一般カメラの売上げ激減という側面もあります。
またドライブレコーダーや防犯カメラの数は増え続けています。
スマホが一般的なカメラ用途のメインになって久しいのですが、
カメラや写真そのものを楽しむ文化は変化しつつあります。


昇仙峡
2020/11/16 8:51 OLYMPUS E-M5 MarkIII + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
42mm相当 絞り優先AE(f/5.6 1/60秒 -1.0EV) WB:6000K ISO:800 Natural 昇仙峡



昇仙峡
2020/11/16 12:31 OLYMPUS E-M5 MarkIII + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
60mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/1250秒 -1.7EV) WB:4500K ISO:200 Natural 昇仙峡



昇仙峡
2020/11/16 12:56 OLYMPUS E-M1 MarkIII + M.ZUIKO 7-14mm F2.8 PRO LiveND
14mm相当 マニュアル露出(f/20 1/5秒 +0.0EV) WB:5300K ISO:64 Natural 昇仙峡



昇仙峡
2020/11/16 10:24 OLYMPUS E-M1 MarkIII + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO LiveND
24mm相当 絞り優先AE(f/10 1/1.3秒 -0.7EV) WB:6000K ISO:160 Natural 昇仙峡



昇仙峡
2020/11/16 12:06 OLYMPUS E-M1 MarkIII + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO HDR
46mm相当 絞り優先AE(f/16 1/45秒 -1.5EV) WB:4500K ISO:200 Natural 昇仙峡



ただ、フィルムカメラ時代の末期にはかなりの数のカメラがありました。
いわゆるレンズ付きフィルムやインスタントカメラもあって、
作品作りのカメラファンが圧倒的に少数派だったのは今と変わりません。
その後コンパクトデジカメが普及し、それらがスマホに代わる過程の中で
デジイチやミラーレスが出たわけで、そういった高級機が減るのは
ある意味で「変遷」であり必然とも言えます。

デジタルカメラの次は何が来るのか、スマホの次はどうなるのか、
そのときカメラを使ってきた人たちはどうするのか、
「写真」はいつまでも存在するのか、今存在する莫大な写真は
未来にとってどんな意義を持つのか、考えることもなく
今日もシャッターを切るわけです。




[edit]

褪せる季節色 




春には櫻、秋は紅葉が日本を彩ります。
でもここ数年、その彩に異変を感じることが増えました。
ここへ来て紅葉が地元へ降りてきたのですが、
例年見事な色彩を楽しめる場所で、立て続けで
今までに見たことも無いような光景でした。

今年の夏も猛暑と少雨で紅葉の色づきが心配だったのですが
紅葉が始まった頃の長野では十分見応えがありました。
しかし次第に標高が下がってくる山梨では若干違和感を感じ、
いよいよ静岡まで来たところで落胆というパターンです。
これがここ数年来繰り返している気がするのです。

こういったことを異常気象とか地球温暖化に結びつけていいものか。
でも少なからず影響があるのは明らかだと思われます。
このまま毎年季節の景色に逢えなくなるのでしょうか。
開花情報や紅葉情報の「見頃」という言葉が空しく感じます。


身延町
2020/11/23 8:52 OLYMPUS E-M5 MarkIII + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
80mm相当 絞り優先AE(f/2.8 1/200秒 +0.3EV) WB:4000K ISO:200 Vintage 身延町



こんなはずじゃない、まだこれから色づくに違いない。
そんな希望すら持てなくなるような状況ばかりでした。
赤く色づくはずのモミジは茶色く焦げてしまい
葉が縮んでほとんどが落葉してしまっています。
あるいはまだ青々とした葉に覆われた木がたくさんあります。
でもそれらも赤くなることなく枯れ落ちてしまうでしょう。

櫻は追いかける余裕もなく一気に咲いて散ってしまいますが、
紅葉はせめて週末ごとに場所を変えて追いかけられます。
しかしそれも叶わなくなってしまうでしょうか。
早い時期に長野を十分回るしか楽しむことができなくなるのかも。



[edit]

E-M1Xの献身 




オリンパスがやってくれました。
最上位機E-M1Xの販売価格を大幅に下げてきたのです。
先に発表した「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO」を
はじめ各望遠レンズのパフォーマンスを楽しめるようにとの理由らしいです。
E-M1Xには「インテリジェント被写体認識AF」が搭載されており
鉄道や航空機などに加え鳥に対応するファームを提供予定。

発売時はボディの店頭価格が37万円ほどだったため手が出せませんでしたが、
今は主なショップサイトで20万円を大きく切り、17万円台前半で買えます。
そのためなんと下位機種であるE-M1 MarkIII(店頭価格19万円台後半)より
安く買えてしまうというから驚きです。

それならこの機会にE-M1Xを買ってしまおうかと食指が動きかけますが、
冷静に両機の機能などを比較してみます。
E-M1Xの方が優れた点は、インテリジェント被写体認識AFのほか、
ファインダーの倍率、GPS等のフィールドセンサーなどがあります。
一方でE-M1 MarkIIIのアドバンテージは、星空AFの搭載、
三脚ハイレゾショットの最高画素数が8000万画素相当、
ライブコンポジットの最長時間が6時間に伸長などです。

両者のアドバンテージを比較すると、むしろE-M1 MarkIIIの方が
私個人には欲しい機能だし、ボディの大きさ重さでも大幅に違います。
バッテリーグリップ無しのE-M1 MarkIIIならずっと軽く小さい上に、
AFや連写性能などはE-M1Xと同等だから機動性も上がります。
もし今追加購入するなら、中古品でもE-M1 MarkIIIを狙うでしょう。



山中湖
2020/11/9 10:56 OLYMPUS E-M5 MarkIII + M.ZUIKO 12-200mm F3.5-6.3
100mm相当 絞り優先AE(f/6.3 1/200秒 -0.7EV) WB:4800K ISO:200 Natural 山中湖



山中湖
2020/11/9 14:17 OLYMPUS E-M5 MarkIII + M.ZUIKO 12-200mm F3.5-6.3
24mm相当 絞り優先AE(f/5.6 1/125秒 +0.0EV) WB:5800K ISO:200 Natural 山中湖



山中湖
2020/11/9 14:21 OLYMPUS E-M5 MarkIII + M.ZUIKO 12-200mm F3.5-6.3
140mm相当 絞り優先AE(f/6.1 1/125秒 -0.3EV) WB:5300K ISO:400 Natural 山中湖



山中湖
2020/11/9 11:01 OLYMPUS E-M5 MarkIII + M.ZUIKO 12-200mm F3.5-6.3
400mm相当 絞り優先AE(f/6.3 1/400秒 -0.7EV) WB:4500K ISO:800 Natural 山中湖



山中湖
2020/11/9 14:39 OLYMPUS E-M5 MarkIII + M.ZUIKO 12-200mm F3.5-6.3
24mm相当 絞り優先AE(f/3.5 1/160秒 +0.0EV) WB:5300K ISO:200 Natural 山中湖



主だった撮影の時は、E-M1 MarkIII と E-M5 MarkIII にそれぞれ
望遠ズームと標準ズームを付けた2台を持ち替えて使っています。
レンズ交換の時間短縮やレンズの落下事故防止、カメラ内への
ゴミの混入防止などが2台持ちの理由です。

ここでE-M1 MarkIIIを追加購入し、E-M5 MarkIIIから置き換えようと考えました。
前回の記事で紹介した「ライブND」が使えるのはE-M1 MarkIIIと
E-M1Xのみなことや操作系を統一する方が現場で迷わないためです。
E-M5 MarkIII はコンパクトな単焦点レンズや高倍率ズーム1本での
散策撮影などにまわしてもいいだろうと。

今回のE-M1Xの価格下落はある意味で衝撃でしたが、
まず一旦冷静になって考えるのが得策です。



[edit]

スローな武技にしてくれ 




オリンパスの上級機種(E-M1X・E-M1 MarkIII)には、
「ライブND」という機能が搭載されています。
電子シャッターで数コマの画像を連写し、その画像を
合成することで擬似的にスローシャッターの効果を得られます。
スローシャッターの効果はEVF上でリアルタイムに
確認することができるため、水の流れ具合などもシミュレーションできます。

この機能は、滝や渓流の水の流れや街の人々の動きなどを
これまでNDフィルターでスローシャッター撮影していたたものが、
フィルターも要らず簡単に撮影できるという画期的な機能です。
さらにオリンパスの強力な手ぶれ補正機能を併せれば、
三脚で固定することなく手持ちのままスローシャッター撮影が可能です。

例年重いカメラバッグに加え三脚を抱えて散策していた紅葉撮影でしたが、
今回は三脚を持たず、この「ライブND」を活用してみました。


昇仙峡
2020/11/16 8:35 OLYMPUS E-M1 MarkIII + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
80mm相当 マニュアル露出(f/8.0 1/1.3秒 -0.7EV) WB:6800K ISO:64 Natural 昇仙峡


昨年までは、撮影ポイントを見つけるとまず三脚をセットします。
カメラを取り付けて、NDフィルターを装着しケーブルレリーズを繋げます。
撮影が終わるとそれらを撤収、しかし少し歩いたところで再び撮影となると
また同じ作業の繰り返しで非常に面倒でタイムロスでもありました。

しかしライブNDなら、カメラの撮影モードをマニュアルかシャッター優先にし
メニューで機能を「on」にするだけ、しかも三脚要らずなので
手持ちのまま構えて数ショット撮ればすぐ移動できます。
それだけでなく、複数コマを合成するためノイズがならされて画像が滑らかになる、
また通常のNDフィルターと併用してさらにスローな撮影も可能です。

陽射しの当たるような明るい場所では使いにくい問題もありますが、
そんな場所ではNDフィルターでのスロー撮影自体もしないし、
特性をわきまえれば大変有効な機能であるのは確かです。
さらに1秒を超えるようなスローシャッターでも、
手持ちで撮れる手ぶれ補正との協調はオリンパスならでは。

昨今のミラーレスデジイチの手ぶれ補正をもってすれば、
ほとんどのシーンで三脚が必要でなくなるかもしれません。



[edit]